NHKの大人気番組「チコちゃんに叱られる!」で、永遠の5歳として視聴者を魅了し続けるチコちゃん。あの自然すぎる動きを見ると「本当に中に人がいるの?」と気になりますよね。
実は、チコちゃんの着ぐるみを操演しているのは「ちょこグループ」という着ぐるみ専門の事務所に所属するプロのスーツアクトレスなんです。そして声を担当しているのは、キム兄こと木村祐一さん。
チコちゃんの中の人の正体や身長、CG技術を使った表情の仕組みまで、気になるポイントをまとめてお届けしますね。
ちょこグループ所属のチコちゃんの着ぐるみの中身はスーツアクトレス

- チコちゃんの中の人は「ちょこグループ」所属のスーツアクトレス
- 身長は140cm台の女性の可能性が高い
- 声優は木村祐一さんがボイスチェンジャーで担当
- 表情はCG技術で後から合成されている
- キョエちゃんの初代声優はいきものがかりの吉岡聖恵さん
「チコちゃんって本当にスタジオにいるの?」と気になっている方、安心してください。チコちゃんはしっかりスタジオで共演者と一緒に収録しています。
番組スタッフも「秘密事項で詳しいことは言えないんですけど、収録にチコちゃんはいます」とコメントしていました。
着ぐるみを被って中で演技する人のことを「スーツアクター」、女性の場合は「スーツアクトレス」と呼びます。ちなみに、俳優の唐沢寿明さんも若い頃にスーツアクターとして活動していた経歴があるんですよ。
そして肝心のチコちゃんの中の人ですが、企業秘密として正式には明かされていません。ただし、番組のエンディングテロップに「操演:ちょこグループ」と表示されることから、中の人の所属先だけは判明しています。
岡村隆史さんより小さい身長140cm台の女性
番組MCの岡村隆史さん(身長156cm)とチコちゃんが横に並んでいる場面を見ると、チコちゃんの方が明らかに小さいのがわかります。肩の位置がまったく違うため、中の人は140cm台の方である可能性がかなり高いと考えられています。
一般的に、着ぐるみに入る人は身長155cm以下の低身長が好まれるそうです。チコちゃんの仕草の繊細さや動きの柔らかさから見ても、女性が演じている可能性が高いのではないでしょうか。
さらに、番組のセットにも工夫が施されています。回答者であるゲストは台の上に立っていて、チコちゃんとの身長差がより強調されるように演出されているんです。椅子に座っていないのも、チコちゃんを小さく見せるための計算なんですね。
着ぐるみ養成所「ちょこグループ」の正体
チコちゃんの操演を担当している「ちょこグループ」は、プロのスーツアクターが多数所属する着ぐるみ専門の事務所です。番組エンディングのテロップに「操演:ちょこグループ」と表示されることで、ファンの間では広く知られています。
木村祐一さんの声にリアルタイムで合わせて動く技術は、まさにプロの仕事。本当にチコちゃん自身がしゃべっているように見えるのは、この操演技術があってこそです。
講談師・神田伯山さんがラジオで暴露した”伝説的”な中の人
チコちゃんの中身について、講談師の神田伯山さん(当時は神田松之丞名義)が、伊集院光さんのラジオ番組『伊集院光とらじおと』で衝撃的な暴露をしています。
神田伯山さんによると、チコちゃんの着ぐるみの中には「業界では伝説的」と評される超優秀なスーツアクターが入っているとのこと。木村祐一さんのセリフに合わせてスタジオを動き回る姿は、まさに職人技なのだそうです。
さらに、収録には1時間に1回ほど「チコちゃん用の休憩タイム」が設けられているといいます。スタジオの隅にはチコちゃん専用のソファが常設してあり、休憩になるとヘッドを外して「あ〜つかれた〜」と横になって体力を回復させるのだとか。着ぐるみの中での演技がどれだけ体力を使うか、伝わってきますよね。
チコちゃんの声優は木村祐一(キム兄)でボイスチェンジャーを使用
| 名前 | 木村祐一(きむら ゆういち) |
|---|---|
| 愛称 | キム兄 |
| 生年月日 | 1963年2月9日 |
| 出身地 | 京都府 |
| 職業 | お笑いタレント・俳優・放送作家 |
| チコちゃんでの役割 | 声優(ボイスチェンジャー使用) |
永遠の5歳であるチコちゃんの声を演じているのは、キム兄こと木村祐一さんです。60代の男性が5歳の少女の声を担当しているのは驚きですが、ボイスチェンジャーという音色を変化させる機械を使うことで、あの可愛らしい声を作り出しているんです。
「チコちゃんに叱られる!」の口癖である「ボーッと生きてんじゃねーよ!」は、2018年の流行語大賞に選ばれるほどの社会現象になりました。
8割アドリブでスタッフ目線を持つキム兄の実力
番組の流れ以外は台本がなく、MCの岡村隆史さんとチコちゃんはほぼアドリブで会話しています。VTRを流すタイミングや問題の正解を言うタイミングなど、番組の進行もキム兄がコントロールしているというから驚きです。
番組の西ケ谷力哉エグゼクティブ・プロデューサーは、キム兄について「出演者のちょっとした情報を自分で調べて、その人のどこをつつけば”ハッ”とするのかを常に考えている」と証言。さらに「木村さんは作り手側の視点を持っている、スタッフマインドがある」と絶賛していました。
キム兄は放送作家としても活動しているため、番組制作者としての感覚が自然と身についているのでしょう。
2018年9月21日の放送では、「ボーッと生きてんじゃねーよ!」の後にゲストの中村倫也さんから拍手が起きた場面がありました。その際チコちゃん(キム兄)は「拍手がくるようになったら気をつけなくちゃあなんないんだよな〜」と発言。
本来は拍手ではなく笑いが起きるべきだと瞬時に判断できる、まさにスタッフ目線の持ち主です。
キョエちゃんの声優は吉岡聖恵(いきものがかり)
チコちゃんの声は木村祐一さんですが、番組に登場するカラスのキョエちゃんの声優は公式には非公開とされています。
しかし、キョエちゃんが歌う「大好きっていう意味だよ」という楽曲がNHKのサイトに掲載された際、「うた 吉岡聖恵」とクレジットされていたことから、初代キョエちゃんの声優は「いきものがかり」ボーカルの吉岡聖恵さんだと確実視されています。名前も「聖恵(キヨエ)→キョエ」と、かなりわかりやすいですよね。
なお、2022年10月以降はキョエちゃんが「旅に出た」という設定で、代わりに「ずん吉」という江戸川の黒い鳥が登場しました。吉岡聖恵さんが同時期に出産を報告していることから、産休が交代の理由ではないかとみられています。
チコちゃんの顔の仕組みはCG技術で表情を作成
チコちゃんはセリフに合わせてコロコロと表情が変わりますが、あの豊かな表情はCG技術によって後から合成されたものです。
CGWORLDの取材によると、番組収録時のチコちゃんは着ぐるみの状態で、木村祐一さんのボイスチェンジャーを通した声に合わせてスタジオを動き回ります。その様子を6台のカメラで収録し、45分番組として編集された映像に対して、チコちゃんの頭部をCGに置き換えているのだそうです。
CG制作は3班体制で行われており、1回あたりの制作期間は約3週間。1班の人数は7人ほどということで、かなりの人数と労力が注がれています。呆れ顔、怒り顔、可愛らしい笑顔と、あれだけ自在に表情を操れるのはCG技術班の実力あってこそですね。
ちなみに、収録時のチコちゃんの素顔は「本人NG」として非公開。CG合成しやすいように、収録時の顔はのっぺらぼうである可能性が高いと言われています。NHKは早くからCG技術に取り組んでおり、チコちゃんの表情に対しては視聴者からも絶賛の声が多数寄せられています。



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