伊藤リオンの現在は?死亡説の真相と沖縄乱闘事件・関東連合との関係

暴力団

市川海老蔵さん(現・十三代目市川團十郎白猿)を暴行した事件で、一躍その名が知れ渡った伊藤リオンさん。関東連合の元メンバーとして数々の事件に関わり、死亡説まで囁かれた人物ですよね。

あの事件からもう15年以上が経ちますが、伊藤リオンさんは今どこで何をしているのか、気になりますよね。

沖縄での乱闘事件や、ヤクザ組織への加入と破門など、出所後もアウトローな話題が絶えなかった伊藤リオンさんの現在に迫ります。

伊藤リオンの現在は?沖縄での目撃情報と死亡説の真相

市川海老蔵暴行事件で世間の注目を浴びた伊藤リオンさんですが、服役後の動向はどうなっているのでしょうか。死亡説の真相から現在の拠点、さらには家族の存在まで見ていきましょう。

  • 伊藤リオンさんの死亡説はデマ。2018年の沖縄乱闘事件の動画で生存が確認されている
  • 現在は東京を離れ、沖縄や札幌などを拠点に活動しているとされる
  • ヤクザ組織(6代目山口組大同会系)に加入後、破門→除籍となっている
  • 結婚しており、双子の子供がいる。妻は「家族思いで優しい」と語っている
  • サッカーの名門ヴェルディ・ジュニアユース出身で、50m5秒台の俊足だった

【2018年】沖縄乱闘事件の動画流出で生存が確定

伊藤リオンさんには、過去に何度か死亡説が流れています。

海老蔵暴行事件での逮捕・服役後、関東連合が事実上の壊滅状態に追い込まれたこともあり、しばらく伊藤リオンさんの名前が話題に上ることはなくなりました。この空白期間に「命を狙われて既に死亡している」という噂まで広まったのです。

しかし、2018年に伊藤リオンさんの生存を示す決定的な情報が出てきました。

2018年5月3日午前3時頃、沖縄県那覇市松山の路上で事件は起きています。飲食店を出た直後の伊藤リオンさんら男女6人が、沖縄の暴力団「旭琉會」系組員ら数人に襲撃されたのです。

この襲撃をきっかけに乱闘が発生し、スタンガンや金属バットなどが使用される激しいものとなりました。

乱闘の様子を捉えた動画では、伊藤リオンさん自身は大暴れしている様子ではなかったものの、迫ってくる相手を冷静にかわす身のこなしが確認できます。取り乱すことなく落ち着いた態度が、むしろ修羅場慣れした雰囲気を感じさせるものでした。

この乱闘の結果、伊藤リオンさん側の暴力団組員と思われる男が傷害の疑いで現行犯逮捕。旭琉會「二代目ナニワ一家」の組員3人も、凶器準備集合と傷害の疑いで逮捕されています。

さらに2017年7月にも、伊藤リオンさんのグループが沖縄の地元ヤクザとトラブルになり、乱闘していたことが判明しています。

こうした動画や目撃情報の流出により、伊藤リオンさんの死亡説は完全にデマだったと明らかになりました。

揉め事のいきさつの真相は不明ですが、沖縄での伊藤リオンさんらの振る舞いが、地元のヤクザたちにとって面白くなかったのではないかと見られています。自分たちのテリトリーに、よその人間が入ってきたことへの不満があったのでしょうね。

現在の拠点は沖縄と札幌?東京を離れて飛び回る日々

では、伊藤リオンさんは現在どこで暮らしているのでしょうか。

2018年の乱闘事件から沖縄在住と思われがちですが、実際には住んでいるわけではなく、度々訪れているだけのようです。

沖縄に来るようになった背景には、東京での元関東連合関係者への警察の監視が厳しくなり、思うような活動ができなくなったことがあると言われています。

そのため札幌の歓楽街・ススキノや沖縄の那覇市などを訪れ、派手に遊ぶようになったとのこと。

海老蔵暴行事件後の伊藤リオンさんは、シノギで収入を得ながら全国各地を飛び回っている生活を送っているものと考えられています。

なお、2014年に所属していたヤクザ組織を破門(のちに除籍に変更)となっているため、現在は特定の組織に属していない状態です。2026年現在、新たな逮捕や事件に関する報道はなく、表立った活動は確認されていません。

実は結婚して嫁と双子の子供がいることが判明

意外かもしれませんが、伊藤リオンさんには家族がいます。

結婚しており、妻と双子の子供がいることが、2011年の海老蔵暴行事件の裁判で明らかになりました。

お相手の女性や子供の画像は流出していませんが、裁判への出廷によってその存在が世間に知られることに。

妻は法廷で暴行の理由について「理由がないことでは怒らない」と伊藤リオンさんをかばい、「家族思いで優しい」と語っています。当時、1歳3ヶ月の双子がおり、伊藤リオンさんは接見の際に「早く子供に会いたい」と話していたといいます。

2018年の沖縄乱闘事件の際にも、一緒に行動しているところが目撃されていました。全国を飛び回る生活をしながらも、生活の拠点は家族と共に沖縄方面に置いている可能性があります。

関東連合・石元太一と伊藤リオンの関係とヤクザ「破門」騒動

伊藤リオンさんの人生を語るうえで、関東連合や石元太一さんとの関係は欠かせません。海老蔵事件後のヤクザ加入から破門、そして事件の全貌を振り返ります。

海老蔵事件の出所後に山口組系組織へ加入

海老蔵暴行事件の後、服役していた伊藤リオンさんは2012年3月に出所しています。

先輩のために身体を張り服役したことから、出所後にはシノギが用意されていたといいます。そのシノギで成功し、都内で飲食店を経営するなど着実に経済力をつけていきました。

ところが、出所後に仙台市に拠点を置く「6代目山口組大同会」系傘下のヤクザ組織の構成員となっていたのです。

経済力があるならヤクザ組織に入らなくても生きていけそうなものですが、そこには事情がありました。

伊藤リオンさんが出所した頃、関東連合は事実上の壊滅状態に追い込まれていたのです。

元関東連合関係者たちは、警察や敵対勢力から強い圧力を受けていました。そのきっかけとなったのが、2012年9月2日未明に発生した「六本木クラブ襲撃事件」です。

クラブ「フラワー」で、飲食店経営の一般人・藤本亮介さんが集団リンチにより命を落としました。伊藤リオンさんと強い絆があった石元太一さんを含め、組織の主要メンバーのほとんどが逮捕されます。

さらに関東連合を恐怖で支配していた「残虐王子」こと見立真一さんが海外へ逃亡。石元太一さんは懲役15年の判決を受け、2026年現在も服役中です(2031年満期予定)。

このような経緯で後ろ盾を失った伊藤リオンさんは、極道の道に進んでいくことになったと言われています。

  • 石元太一さんの現在について気になる方はこちらの記事をご覧ください。
  • 見立真一さんの現在について気になる方はこちらの記事をご覧ください。

ネットに出回った「破門状」と除籍処分の理由

ヤクザ組織に加入した伊藤リオンさんですが、長くは続きませんでした。

2014年11月、わずか2年ほどで破門となっています。

破門の理由は正式には明かされていませんが、「行動が子供じみていて、言い訳や泣き言が多いため」という噂があります。自由奔放に生きてきた伊藤リオンさんには、規律を重んじるヤクザ組織の風土が合わなかったのかもしれません。

この破門状がネット上に流出したことで、伊藤リオンさんがヤクザになっていた事実が広く知られるようになりました。

破門状が出回る前は、ヤクザ組織に所属していることはあまり知られていなかったのです。2015年にネットに公開されたことで初めて世間に知れ渡りました。

ちなみに、2018年7月に破門は取り消され、「除籍」処分に切り替わっています。

ヤクザの世界で「破門」は造反や不手際により組から縁を切られることですが、反省の度合いにより復縁の余地があります。一方「除籍」は、本人の希望により組を抜ける形で、組との交際は可能とされています。

破門の取り消しは沖縄乱闘事件が関係していると言われています。ヤクザ社会では処分された人物との交友を禁じているため、破門状態の伊藤リオンさんがトラブルに関わると、対峙した組織側にも問題が生じるのです。

問題の拡大を避けるため、伊藤リオンさんの破門は解かれ、自身の意思で脱退した扱いである「除籍」に変更されたと見られています。

すべての発端「市川海老蔵暴行事件」を振り返る

伊藤リオンさんの名前が世間に広く知られるきっかけとなった、あの事件を振り返ります。

2010年11月25日未明、東京都港区西麻布の雑居ビル「バルビゾン27」。11階の会員制カラオケバー「マーキス」で事件は起こりました。

暴走族グループ・関東連合の元リーダー格である石元太一さんと同席していた海老蔵さん(現・十三代目市川團十郎白猿)。何らかのトラブルがあり、石元太一さんの連れだった伊藤リオンさんから暴行を受けます。

左頬を陥没骨折、左目内出血、前歯の損傷、鼻の腫れなど、顔面全体に大ケガを負う重傷でした。

報道によれば、海老蔵さんがテキーラを灰皿に注いで飲ませようとしたり、髪を引っ張る、頭を叩くなどの挑発行為があったとされています。海老蔵さん本人はこれらを否定しましたが、会見では「日頃の自分のおごりが招いたことだと思います」とも語っていました。

日頃から酒癖の悪さが指摘されていた海老蔵さん。石元太一さんに質の悪い絡み方をしたことが、伊藤リオンさんを怒らせる引き金になったと見られています。

伊藤リオンさんには懲役1年4ヶ月の実刑判決が下されました。過去の傷害事件で前科があったため、執行猶予はつきませんでした。

なお、事件当時痛々しい姿で会見に臨んだ海老蔵さんは、2022年に十三代目市川團十郎白猿を襲名。後遺症の心配もありましたが、2026年現在も歌舞伎座をはじめ全国各地で精力的に公演を行っています。

「黒い狂犬」伊藤リオンの生い立ちと過去の犯罪歴

アウトローとして名を馳せた伊藤リオンさんですが、実はサッカーのエリートだった過去を持っています。その生い立ちから犯罪歴、そして意外な人物像まで見ていきましょう。

名前 伊藤リオン(いとうリオン)
愛称 黒い狂犬
生年 1983年
出身地 東京都杉並区
身長 175cm程度
家族 妻・双子の子供
経歴 ヴェルディ・ジュニアユース → 暴走族(宮前愚連隊→関東連合)→ 6代目山口組大同会系(破門→除籍)

米国籍を持つ中米パナマ人の父親と、日本人の母親の間に生まれたハーフです。両親は早くに離婚しており、母子家庭で育ちました。

幼い頃は母親との関係も良好だったそうですが、不良の道に進むにつれて折り合いは悪くなっていったようです。

ヴェルディジュニア所属のサッカーエリートだった少年時代

伊藤リオンさんの最大の特徴は、ずば抜けた身体能力です。特にサッカーの才能は群を抜いていました。

1994年、小学校5年生の頃にヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)の下部チーム「ヴェルディ・ジュニア」に入団しています。

1996年に東京都杉並区の富士見ヶ丘中学に進学すると、さらに上のカテゴリである「ヴェルディ・ジュニアユース」に昇格。50メートル5秒台の俊足を武器にFWのレギュラーを獲得し、将来を嘱望されていました。

しかし、その輝かしい未来は長くは続きません。この頃から次第に不良の道へ足を踏み入れていったのです。

暴走族入りと「トーヨーボール殺人事件」の悲劇

中学生にして身長175cm、肩幅が広く体格にも恵まれていた伊藤リオンさん。

人並み外れた身体能力からケンカにも異常に強く、「黒い狂犬」という異名で恐れられるようになっていきます。

そこに目をつけたのが、後に関東連合の元リーダーと呼ばれることになる石元太一さんでした。石元太一さんは正確には、関東連合に所属していた暴走族「千歳台ブラックエンペラー」の元総長です。

中学生の伊藤リオンさんがノーヘルでバイクを乗り回していると聞きつけた石元太一さんが、「暴走族に興味があるのか?」と声をかけたのがきっかけでした。

その後、石元太一さんが所属していた世田谷を本拠地とする暴走族に加入。しばらくの間はサッカーと暴走族を両立していましたが、次第に暴走族の方にのめり込んでいきます。

1998年、公務執行妨害で逮捕されたことがきっかけで、ヴェルディ・ジュニアユースを解雇されてしまいました。

1999年に富士見ヶ丘中学を卒業後は高校に進学するも、間もなく退学。その後、関東連合の下部組織だった宮前愚連隊に加入し、たちまちトップに上り詰めます。

やがてその身体能力と度胸を買われ、宮前愚連隊から上部組織である関東連合へと引き上げられました。

そして2000年5月13日午前1時頃、東京都大田区池上のボウリング場「トーヨーボール」の駐車場で痛ましい事件が起きます。

友人とダンスの練習をしていた少年5人が、敵対する暴走族メンバーと間違えられ、23名の暴走族グループに襲撃されたのです。

伊藤リオンさんもこの襲撃メンバーの一人でした。被害者の少年たちは集団で暴行を受け、頭髪をライターで焼かれたり、舌をハサミで切られるなど壮絶な被害に遭っています。

当時18歳の少年が1時間以上に及ぶ暴行の末、脳挫傷とくも膜下出血により命を落としました。何の関係もない少年が、ただの勘違いから犠牲になったのです。

伊藤リオンさんはこの事件について「申し訳ないことをした」「亡くなった少年が毎晩夢に出てくる」と語り、深く反省している様子だったといいます。

犯人グループ23人には、1人あたり一律500万円の損害賠償が請求されました。

多くの加害者が「出所してから払う」と先延ばしにする中、伊藤リオンさんだけはすぐに賠償金を支払ったそうです。その後も毎年、亡くなった少年の墓前で手を合わせており、少年の父親は伊藤リオンさんについては許したという話があります。

なお、この事件では主犯格の石元太一さんをはじめとした関東連合の幹部連中が、特別少年院送りとなっています。

地元では「心優しきワル」?意外な評判と人物像

「黒い狂犬」と恐れられている伊藤リオンさんですが、意外な一面も持っています。

昔から近所では心優しい子として知られており、地元の人たちからの評判は良いのです。

近所の主婦が夜中に伊藤リオンさんと出会った際、野良猫を撫でている姿を見かけたというエピソードもあります。言葉遣いが丁寧で礼儀正しく、義理堅い性格だと周囲は口を揃えます。

海老蔵暴行事件についても、ネット上では伊藤リオンさんの「正当防衛説」や「無罪説」を唱える声が少なくありません。

「筋が通ったワル」と評され、周囲からも一目置かれる存在でした。一般人には決して理由なくケンカを売らず、その暴力は常に自分たちと同じアウトローたちに向けられていたそうです。

トーヨーボール殺人事件で息子さんを亡くされた父親も、伊藤リオンさんについては正直で筋が通っていると評しています。警察や検事の供述書類を見ても、他の22人と比べて伊藤リオンさんだけは事件のことを正直に振り返っていたといいます。

妻も法廷で「理由がないことでは怒らない」「家族思いで優しい」と証言しており、身近な人たちからは慕われている人物であることが伺えます。

「黒い狂犬」伊藤リオンはアウトロー界を抜け出せるのか

伊藤リオンさんは、ずば抜けた身体能力でヴェルディ・ジュニアユースに所属するほどのサッカーエリートでした。しかし石元太一さんの誘いで暴走族の世界に入り、その人生は大きく変わってしまいます。

トーヨーボール殺人事件、市川海老蔵暴行事件、そして沖縄での乱闘事件。数々のトラブルに関わりながらも、賠償金の即時支払いや墓参りを続ける姿からは、根っからの悪人とは言い切れない複雑な人物像が浮かび上がります。

ヤクザ組織も除籍となった今、家族と共に穏やかな暮らしを送っている可能性もあります。

一方で心配なのは、仲間意識の強さからアウトローの世界との関係を完全には断ち切れないのではないかという点です。サッカーで培った才能と優しい人柄を、これからは正しい方向に活かしてほしいと願わずにはいられません。

コメント

  1. 元杉並住民 より:

    生い立ちを見ると、蝶野みたいな人生を送る可能性もあったのかなと思う。

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