テレビ東京系列の深夜枠で放送されていた『マスカットナイト』は、セクシー女優やグラビアアイドルで構成された恵比寿★マスカッツの冠番組として、コアなファンに支持されていました。ところが2017年3月、77回目の放送で突然の終了が告げられます。
しかもその後の後継番組も短命に終わり、同年末には地上波放送そのものが終了してしまいました。TV局から公式な理由は発表されておらず、ファンの間では今もさまざまな憶測が飛び交っています。
ここではマスカットナイトが打ち切りになった理由を、番組の歴史や視聴者の声とあわせて詳しく振り返っていきます。
マスカットナイトはテレビ東京系列で放送された深夜バラエティ番組

- マスカットナイトが打ち切られた最大の理由は、番組内容への不満による視聴者離れと考えられている
- 2015年10月〜2017年3月まで全77回放送され、最終回でナレーションにより突然の終了が告知された
- 後継番組2本も合計9カ月で終了し、2017年末に地上波放送が完全終了
- TV局からの公式な打ち切り理由の発表はされていない
『マスカットナイト』は、第2世代の恵比寿★マスカッツの初冠番組として2015年10月8日にスタートしました。番組の基本情報は以下のとおりです。
| 番組名 | マスカットナイト |
|---|---|
| ジャンル | バラエティ番組 |
| 放送期間 | 2015年10月8日〜2017年3月30日(全77回) |
| 放送時間 | 木曜 2:35〜3:05(水曜深夜 26:35〜27:05) |
| 放送局 | テレビ東京系列、V☆パラダイス(CS)、BSスカパー!(BS) |
| MC | おぎやはぎ、大久保佳代子、阿佐ヶ谷姉妹(サブMC) |
| 出演者 | 恵比寿★マスカッツ |
内容はいわゆる深夜のバラエティ番組で、恵比寿★マスカッツのメンバーに焦点をあてたさまざまな企画が放送されていました。テレビ東京系列で放送されている坂道グループの番組をイメージしてもらうと近いですが、もう少し大人向けのテイストです。
ちょっとしたエロ要素や女同士のドロドロした展開も含まれており、深夜帯ならではの攻めた内容が特徴でした。
セクシー女優やグラビアアイドルの意外な一面が見られる番組で、とんでもないおバカぶりやダサい私服、お笑いセンスの高さなど普段は見られない素の姿が垣間見えるのが魅力でした。
恵比寿マスカッツの歴史とマスカットナイトのキャスト
恵比寿マスカッツは2008年に結成されたグループで、テレビ番組『おねがい!マスカット』から誕生しました。2022年8月13日の解散まで、休止期間を含めて約14年の活動歴があります。
グループは大きく3つの世代に分かれています。
- 第1世代 恵比寿マスカッツ:2008年4月7日〜2013年4月7日(解散)
- 第2世代 恵比寿★マスカッツ:2015年9月26日〜2017年10月5日(解散)
- 1.5世代 恵比寿マスカッツ1.5(後に恵比寿マスカッツに改名):2017年10月5日〜2022年8月13日(全員卒業)
マスカットナイトに出演していたのは第2世代のメンバーです。当時の人気セクシー女優やグラビアアイドルが多数在籍しており、明日花キララさん、上原亜衣さん、あやみ旬果さん、葵つかささんといった面々が名を連ねていました。
後期に加入したメンバーでは、セクシー女優の枠を超えて一般的な知名度も高い三上悠亜さんや桃乃木かなさんも参加しています。地上波のTV番組に出演する機会が限られるセクシー女優さんたちの素が垣間見られる貴重な番組だったと言えます。
ただし放送時間が木曜 2:35〜3:05(水曜深夜 26:35〜27:05)と非常に遅く、普通の会社勤めや学生にはリアルタイム視聴がほぼ不可能な時間帯でした。主に録画での視聴が中心だったと見られます。
一部DMMでの見逃し配信はあったものの、当時はネット配信の仕組みもまだ整っていませんでした。
マスカットナイトが77回目の放送で突然打ち切りになった経緯
2015年10月8日に始まった『マスカットナイト』は、77回目の放送となる2017年3月30日に突然の終了を迎えます。最終回の放送自体は通常回と変わらない内容でしたが、番組の最後の最後でナレーションによる番組終了の告知がありました。
MCやメンバーからきちんと報告する形ではなく、視聴者にとっては突然番組が終了した印象が強かったはずです。アダルト系の情報サイトでは事前に情報が出ていたようですが、知らなかったファンも多かったと思われます。
後継番組も短命に終わり2017年末で地上波放送終了
翌週からは同じ時間帯で『マスカットナイト・フィーバー!!!』がスタートしました。MCや出演メンバーはほぼ変わらず、番組内の企画やコーナーが変わった程度のリニューアルです。
ただしこのタイミングでグループにも変化がありました。卒業・脱退したメンバーがいた一方、第1世代のみひろさんが再加入したことで、グループ名が「恵比寿マスカッツ1.5」に改名されています。また上原亜衣さんはセクシー女優を引退していたため、リニューアル後の番組には出演していませんでした。
しかし、この後継番組はわずか25回で放送終了。マスカットナイトの全77回と比べると3分の1の短さです。さらにその後番組『恵比寿マスカッツ横丁!』もたった13回で終了となり、2017年12月28日をもって地上波での放送が完全に終了しました。
リニューアルされるごとに放送局も減少していきました。『マスカットナイト』のときは比較的広い地域で放送されていましたが、『恵比寿マスカッツ横丁!』では関東・大阪・滋賀・鹿児島・北海道・福島と一部地域のみの放送に。全国で視聴できるのはBS・CSの有料放送だけという状況でした。
2018年以降はBSスカパー!で冠番組『恵比寿マスカッツのすぽスポSPORTS』が始まりましたが、その後はAbemaTVでのネット配信へと移行しています。2022年に配信された『おねうち!!!マスカット』が最後の番組となり、全メンバーの卒業が発表されました。
なお、卒業時には「充電期間に入り、新たなメンバーで再結成される予定」とされていましたが、2026年3月時点で再結成の具体的な発表は確認されていません。
マスカットナイトが打ち切られた理由として考えられる原因
TV局からは公式な終了理由は発表されていません。ただし当時の匿名掲示板や個人ブログでは、さまざまな不満の声が上がっていました。主な指摘をまとめると以下のとおりです。
- 初代の恵比寿マスカッツメンバーが強力すぎて、第2世代では物足りない
- 企画自体が面白くない、過去のバラエティ番組の焼き直しばかり
- ダラダラ感やグダグダ感が目立つ
- 主要な人気メンバーの脱退・卒業で、視聴目当てのメンバーがいなくなった
- 30人を超える出演者が多すぎて、30分の放送内でほとんど注目されないメンバーもいた
- メンバー同士の不仲説も囁かれていた
- エロ要素がどんどんなくなっていった
- 演出を務めるマッコイ斎藤さんへの批判の声があった
これらは視聴者側の意見であり、制作側やTV局側の理由とは異なる可能性があります。とはいえ、こうした不満から視聴をやめていった人がいたのは間違いないでしょう。
総合的に見ると、番組内容のマンネリ化によって視聴者が離れ、視聴率が低下した結果の打ち切りだったと考えるのが自然です。
またエロ要素への規制も年々厳しくなっていたと言われています。番組はあくまでバラエティの位置づけでしたが、下着が見える演出や下ネタトークが多めだったため、地上波での放送が難しくなっていった面もあるようです。
2018年以降にBS放送やネット配信へ移行した原因の一つとも指摘されています。
放送時間の遅さも大きな要因でしょう。深夜2時30分という時間帯はさすがに厳しく、リアルタイム視聴のハードルが非常に高い状態でした。
さらに放送局の少なさも影響していたと考えられます。リニューアルのたびに放送局が減り、視聴できる地域が限られていった「尻すぼみ感」が打ち切りの印象をさらに強めていました。
マスカットナイトの打ち切り理由まとめ
第2世代・恵比寿★マスカッツの冠番組『マスカットナイト』が打ち切られた理由について振り返りました。
1年半にわたって放送された『マスカットナイト』でしたが、後継番組2本が合わせて約9カ月で終了し、地上波から姿を消す結果になりました。ポイントを整理します。
- 『マスカットナイト』は第2世代・恵比寿★マスカッツの冠番組として2015年10月〜2017年3月まで全77回放送された
- 放送時間は木曜 2:35〜3:05とかなり遅い時間帯だった
- 77回目の放送でナレーションにより突然の番組終了が告知された
- 後継番組『マスカットナイト・フィーバー!!!』(25回)、『恵比寿マスカッツ横丁!』(13回)と短命に終わり、2017年12月末で地上波放送が終了
- 視聴者からは番組内容のマンネリ化、企画の質の低下、エロ要素の減少など多くの不満の声が出ていた
- 公式な打ち切り理由は発表されていないが、視聴者離れによる視聴率低下が最大の原因と考えられている
- 2018年以降はBS・ネット配信に移行し、2022年8月に全メンバー卒業で番組も終了した
『マスカットナイト』に限らず、長寿バラエティ番組は最終的に視聴率の低迷で放送終了するケースが珍しくありません。昭和のおばけ番組と呼ばれた『8時だよ全員集合』も裏番組の『オレたちひょうきん族』に視聴率で負けて終了し、その『ひょうきん族』も視聴率低迷で幕を下ろしています。
バラエティ番組のマンネリ化は今も昔も避けられない課題です。個々の放送回では面白い内容もあったようですが、全体的に批判の声が大きくなり視聴者離れにつながったことが、打ち切りの最大の要因と考えられます。
現在ではサブスクや動画配信サービスでも視聴が可能になっています。セクシー女優やグラビアアイドルが体を張ってバラエティに挑む姿は貴重で、中には原型をとどめないほどのお笑いメイクや強烈なキャラクターを発揮したメンバーもいました。



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