関東連合に属する暴走族「千歳代ブラックエンペラー」の元総長だった石元太一さん。
2010年の海老蔵事件をきっかけに認知度が上がり有名になりましたよね。
そんな石元太一さんは現在、六本木クラブ襲撃事件に関与していたことから横浜刑務所にて収監されています。
本記事では、石元太一さんが逮捕されるに至った暴行事件の真相や、刑務所での石元太一さんの様子について徹底解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
石元太一は2024年現在も横浜刑務所に収監中
石元太一さんは2012年9月に起こった六本木クラブ襲撃事件に関与していたことにより逮捕され、11年間の実刑判決を受けました。
ただ、この第一審では関与していたことだけに焦点が当てられ、石元太一さんが巻き込まれただけの可能性が加味されていなかったようです。。。
石元太一さん本人も無罪を主張していたそうなので、当然判決に納得などしておらず、その結果第一審を控訴し、再審査を要求する運びとなりました。
しかし、2016年に行われた第二審で下ったのは15年間の実刑判決でした。
刑が重くなった要因について、裁判ライターは以下のように考察しています。
証人として出廷した関東連合OBが自分に不利な話をするとニラみつけたり、1審判決が出た際には警備員の制止を振り切り「絶対あきらめないからな!」と捨てゼリフを吐いた。
「こうした悪態を連発したことがマズかった。完全に凶悪犯扱いで、この日の法廷では1審より多くの警備員が投入されていた」
出典:日刊サイゾー
公平な判断が下される場で、態度云々でこうも判決が変わるのはちょっと意外でした・・・
もちろんそれだけで実刑が伸びたわけではないと思いますが、結果的に2016年〜2031年までの15年間を刑務所で過ごすことが確定したのでした。
ブログ「反証」を在所中も毎月更新
第一審の判決により2012年から横浜刑務所に収監されていた石元太一さんは、2014年7月にブログ「反証」を開設し、現在に至るまで毎月欠かさず更新しています。
とはいえ、服役中の身なので石元太一さん本人が直接執筆しているわけではありません。外部への手紙に内容を記して、投稿自体は代理の方が行なっているようです。
開設当初は月10件にも満たない投稿頻度でしたが、ここ数年は月20件以上の投稿をしています。
自身の想いを真面目に語る投稿もあれば、『東京リベンジャーズ』『六本木クラス』などの漫画レビューなどジャンルを絞ることなく自由に執筆しているみたいでした。
「東京リベンジャーズ」はこの31巻が最終巻。く~寂し過ぎるぜ、和久井先生これで楽しみが一つ消滅した(苦笑)。でもハッピーエンドだったのがせめても救い
出典:石元太一のブログ「反証」
中には、刑務所に入っている人しかわからないような刑務作業中の様子や囚人たちの評価表のような写真まで公開していました。
物珍しさも相まって、ついつい読み老けてしまう内容が多かったですw
フリーライターの久田将義と手紙でやり取り
石元太一さんはフリーライターの久田将義さんと手紙でやり取りをしていることでも有名です。
しかし、2人がどうやって出会ったのかまでは突き止めることができませんでした。。。
おそらく、久田さんが元編集長を務めていた「実話ナックルズ」にて六本木クラブ襲撃事件を特集したことで接点ができたのではないかと予測しています。
現在、久田将義さんは「TABLO」というニュースサイトを運営しています。
TABLOとは”人に優しいニュースサイト”をモットーに掲げ、フェイクニュースに対抗するべく真実性に重きをおいて情報発信を行なっています。
こちらニュースサイトでは、石元太一さんとの手紙の内容が度々記事にされているようです。
(石元氏は)事件の主犯格として刑務所に服役中です。その心中を綴った手紙を本サイトでは発信してきました。
出典:TABLO
正当な判決が下されないと言う石元太一さんと、ニュースの真実性に目を向ける久田将義さん、言わずもがな相性の良さそうな感じはありますよね。
石元太一さんはブログと久田さんとの手紙のやり取りでしか世間に意思表示できない状況なので、彼にとってとても重要な人物であることがわかりますね。
襲撃事件の再審査請求の申立を行なっている
前述した通り、石元太一さんは今でも自身の無罪を主張し続けており、その結果2020年6月23日に東京高裁に再審請求を行ないました。
石元太一さんはこの再審請求について下記のようにコメントしています。
「ついにこの日を迎えることが出来ました。思ってた以上に時間はかかりましたが、それだけやるべきこと、調べることが残されていたということ。前向きに捉えています」
ブログでも再審請求について何件か投稿しており、2023年1月15日の記事には年明け早々に最終的な審理に入ることを綴っていました。
ちょうど今、最終審理が行われている最中ということですね。
石元太一さんは逮捕されてから現在に至るまで裁判の判決に納得できていないようでしたので、公平公正な判決が下ることを願うばかりです。。。
石元太一が逮捕された理由の2つの事件まとめ
石元太一さんの逮捕については、六本木クラブ襲撃事件によるものという印象が強いですが、厳密にいえば逮捕理由は2つあります。
- 六本木クラブ襲撃事件での凶器準備集合罪
- 他人名義でのマンション契約と振り込め詐欺罪
それぞれの理由について詳しく解説していきます。
六本木クラブ襲撃事件とは、その名の通り六本木にある共同ビル内に店を構えるクラブ”フラワー”にて関東連合のメンバーが来店客の男性を撲殺した事件です。
実行犯である関東連合と事件の関係性が疑われたのは、逃走用のワゴン車の名義が関東連合元メンバーが役員を務める都内の会社名義だったからだそうです。
この事件で、石元太一さんはターゲットが来店したことを仲間に伝えた事実から”凶器準備集合容疑”で逮捕されるに至ります。
しかし、石元太一さんはこの容疑について「襲撃があることは知らなかった。自分はただ男性客の来店を電話で伝えただけに過ぎない。」と無罪を主張しました。
この主張の真偽は現在行われている再審にて問われている最中ですので、実際のところはまだ何ともいえない状態です。
石元太一さんは六本木クラブ襲撃事件と同時期に詐欺罪でも逮捕状が出ていました。
働いた詐欺の内容は2種類あります。
一つは、他人名義でマンションの入居契約をしたことでの詐欺罪。
石元容疑者は、別人が住む様に装いマンションの入居契約をしたとして、詐欺容疑で既に逮捕されています。
パチンコ店で客を装った「さくら」をすれば収入が得られると嘘をつき、登録料などの名目で現金約140万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕されました。
もう一つは、パチンコで稼げると謳い、不当にお金を騙し取っていたことでの詐欺罪。
六本木クラブ襲撃事件のインパクトがあまりに大きいが故に取り上げられていないだけで、厳密には石元太一さんは襲撃事件と詐欺罪の2つの罪で逮捕されていたのですね。
まとめ
記事を簡単にまとめます。
- 石元太一さんは2031年まで横浜刑務所に収監予定。
- 2023年1月のブログにて、再審請求はまもなく最終判決を迎えるとのこと。
- 2017年から現在に至るまでブログ「反証」を毎月更新中。
- フリーライターの久田将義さんと手紙のやり取りをする仲である。
- 逮捕理由は2つ。襲撃事件への関与と詐欺罪によるもの。
現在も横浜刑務所に服役中の石元太一さん。
第一審の2012年から数えて11年も刑務所暮らしをしていますが、ブログや久田将義さんとの手紙を通して世間への意思表示を行なっています。
絶えず無実を主張してきた六本木クラブ襲撃事件の結末はどうなるのでしょうか?
今年は再審の最終判が下る年になりそうですし、今まで以上に彼の言動に注目が集まりそうですね。
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