芸能界のスキャンダルは今も昔も様々な騒動が起こっているのは日々のニュースで皆さんもご存じかと思います。
今回紹介する内容は芸能界のスキャンダルの中でも、警察沙汰になり当事者が刑務所に収監される事になった「押尾学事件」で亡くなられた田中香織さんについて紹介します。
「押尾学事件」とはどんな事件だったのか振り返る
既に事件から10年以上経過していて解決済みの事件ですが、当時名前も顔も広く知れ渡っていた芸能人が起こした事件だったので当時も相当騒がれました。
その影響なのか現在でもネットに情報が沢山残っており、簡単に確認する事が出来ます。
押尾学さんについては芸能人としての経歴や、女優:矢田亜希子さんとの結婚、離婚等もあるのですが、それらまで紹介すると、情報量が多すぎるので、ここでは割愛します。
問題の事件についても詳細に記載すると相当のボリュームがありますので、簡単に説明したいと思います。
事件の経緯と裁判まで&事件後囁かれる噂
事件が発生したのは2009年(平成21年)の8月2日の事です。
当時俳優だった押尾学さんが合成麻薬MDMAを使用した疑いで、翌8月3日に逮捕されました。
その際、現場となった六本木ヒルズの高級マンションの一室で押尾学さんと一緒にMDMAを使用したホステスの女性が全裸で死亡していました。
さらにこの事件が発生したマンションの部屋の名義は押尾学さんの知人であったピーチ・ジョン代表取締役社長の野口美佳さんであった事もあり、様々な憶測を呼びスキャンダラスに報道されました。
その後、この死亡した女性に対する適切な処置を行わなかったとして、保護責任者遺棄致死の疑いでも再逮捕されました。
裁判はMDMAを服用した罪(麻薬及び向精神薬取締法違反)と保護責任者遺棄致死罪の二つの裁判が行われました。
まず2009年10月23日にMDMAを服用した罪の裁判が行われて、懲役1年6カ月、執行猶予5年の判決が言い渡されました。
続いて2010年9月3日に麻薬譲渡、保護責任者遺棄致死罪の裁判が行われました。
この時の裁判は芸能人が被告となる裁判では初の裁判員裁判で行われました。
この裁判では懲役2年6月の実刑判決が言い渡されました。
その後、高裁に控訴、最高裁に上告を行うもいずれも棄却されて、2012年2月28日に刑が確定しました。
この結果、先に判決が確定していたMDMAの使用の罪での執行猶予処分が取り消されて、刑務所に収監される事が決定しました。
刑期は双方の刑期を合わせて3年6カ月と言われていました。
その後2014年12月に静岡刑務所を仮釈放されました。
現在は実業家としてかなり裕福な生活をされている様ですが、はっきりとした職業までは分かっておりません。
この様に既に出所されてから7年程経過しており、事件は完全に解決しています。
押尾学さんも芸能界からはすっかり引退しており、一般人として生活を送っておられます。
しかし、ネット上ではこの事件には裏が隠されているという噂があり、様々な事が言われる様になっています。
亡くなられた女性はホステスの田中香織(麗城あげは)
事件の概要や経緯は先ほど紹介しましたが、ここではこの事件で亡くなられたホステスの女性について紹介していきます。
亡くなられた事もあって、事件当時は名前も含めて詳細な情報はほとんど表向きには報道されなかった様な記憶があります。
ですが、亡くなった女性もMDMAを使用していた為に、裁判では関係者からの様々な証言があったようです。
そこで彼女の人となりが明らかになりました。
また事件発生当時にも様々なサイトやブログで事件の事について語られているものが残っていますので、それら等からも女性の情報などを伺い知る事が出来ます。
生い立ち
亡くなられたホステスの名前は田中香織さんで、亡くなられた時の年齢は30歳でした。
岐阜県飛騨市飛騨市の出身で1978年1月生まれだと言われています。
父親はトラック運転手だったと言われています。
事件が発生する1年半ほど前には新宿・歌舞伎町のキャバクラ「Z」で働いていたそうです。
当時の源氏名は「麗城あげは(れいじょうあげは)」という名前だったと言われています。
この源氏名の時にはブログも開設されていて「実録キャバ嬢日記」というブログが存在していました。(現在はプロバイダーのサービスが終了した事により削除されています。)
その中で元々看護師を目指していたが挫折した事や、高校を中退して16歳から年齢詐称して水商売を始めた事が判明しています。
押尾学と知り合う前から壮絶な人生を送っていた
2008年頃に、押尾学さんと知り合う事になる銀座のクラブ「ジュリア」のホステスになった様です。
この田中香織さんですが、押尾学さんの裁判の中で彼女に関する証言も近しい関係者から行われており、中々衝撃的な内容となっております。
当時押尾学さんの裁判記録は某新聞社のサイトに全文掲載されていました。(現在は削除されて閲覧できません。)
その内容を個人サイトに転載されている記事や考察系のブログ等を見つけましたので、そこから引用して簡単に紹介します。
- 田中香織さんの自宅には暴力団関係者の名刺が沢山確認されており、複数の組長クラスの人物と親密な関係があった(いわゆる愛人関係)
- 当時自宅から麻薬が押収されていた
- 古くから田中香織さんを知る関係者から、田中さんは一通りの麻薬を経験していると証言
- 「ジュリア」のママの証言でも勤務中に薬物を摂取していると思われる事が何度もあった
- 薬物依存であった可能性が高い
- 10代の時に結婚歴があり、結婚の相手は暴力団関係者で子供を中絶している
- 中絶した事への自戒の為に背中に大きな入れ墨をしている
- 死亡した女性にも入れ墨があった事や、裁判で証言した関係者が彼女の事を「アゲハ」と呼んでいたい事から田中香織さんが「麗城あげは」で有る事は間違いないと思われる
- 田中香織さんは水商売の世界でのし上がる野望を抱いており、その為の人脈を得る為に暴力団関係者の有力者と愛人関係を築いていた。(愛情があっての事では無い)
- 愛人関係を持った相手のほとんどは年上(年配)がほとんどだった
- 押尾学さんとの愛人関係も当時押尾学さんのタニマチであった人間とのパイプを持つための行動だった言われている
裁判で明かされた田中香織さんの素性は以上の様なものでした。
こうやって見てみるとかなり壮絶な人生を送っているのが分かるかと思います。
また押尾学さんとの関係も自分の野心の為に利用していた様です。
未確認情報ですが、整形や豊胸などもしていたとも言われています。
ご本人がお亡くなりになっているので、関係者の証言だけになってしまいますが、相当したたかな女性で有った事が伺えます。
さらには事件当時には婚約していた人物も存在していたと言われています。
「押尾学事件」で囁かれるヤバい噂とは?
事件の経緯の中で少し触れましたが、事件としては押尾学さんの裁判が結審した時点で解決しています。
ただ、ネットでは報道されているのは表の部分だけで、実は裏には様々な思惑や事実が隠されていると言われている様です。
ここではこの事件に関する噂を紹介していきます。
ただ、この噂も沢山のサイトに掲載されており、大体の噂は同じですが、細かい所まで含めると枝葉の様に噂が広がって、もはや収拾がつかない状態になっている感じにも見えます。
ですので、代表的な噂に絞って紹介したいと思います。
事件現場に有名人(北島康介と森祐喜)が居た
まず最初に紹介する噂は、事件の現場となった六本木のマンションに押尾学さん、亡くなったホステスの二人以外にも一緒にいた人物がいると言われています。
その人物は二人居ると言われており、「北島康介」「森祐喜」だと言われています。
事件当日のマンションの防犯カメラに映っているとも言われています。
北島康介さんは説明するまでも無く、元競泳の選手でオリンピックの金メダリストとして有名ですよね。
ただ、現役当時はかなりの遊び人だったとの噂もある様です。
遊び人仲間として押尾学さんと交流があったと言われています。
もう一人の森祐喜さんとは誰なのでしょう。
政治に詳しい人ならご存じかも知れませんが、一般の人は誰?と思う人物かも知れません。
ただ、この人の父親は日本国民全員が知っていると言っても良い位の超有名人です。
しかもつい最近も世界にその名を轟かせています。
不名誉な事で。
森という名前でピーンと来た人もいるかも知れませんが、口は禍の元で何度も話題になっている森喜朗元総理(オリンピック委員会元会長)が父親です。
森祐喜さんは地元の石川県の県議会議員でした。
当然ですがいずれは父の後を継いで中央政界に進出するとの噂もありました。
押尾学さんとの関係ですが、森祐喜さんもクラブ「ジュリア」の常連で田中香織さんを通じて知り合ったと言われています。
また当時の週刊誌の記事でこの2人の体液が田中香織さんの遺体から検出されているとも言われています。
当時からどこまで本当なのか分からない押尾学さんを中心とした人物相関図がありとあらゆるところで作られて推測記事も氾濫しておりました。
ただ、北島康介さんとの2ショット、森祐喜さんとの2ショットはどっちも都合のいい事に存在していない様です(笑)。
押尾学は身代わりで逮捕された
事件現場に当事者の二人以外にも別の二人が存在していたと書きましたが、ここからが噂の本体の紹介になります。
話としては頷ける内容もあったり、首をかしげるような内容もあったりですが、いずれも噂のピースを拾い集めて一本の仮説を組み立てた様なものなので、信憑性は二の次くらいのレベルかも知れません。
詳しく説明するとまた大量な情報となるので、かいつまんで紹介したいと思います。
大体の噂で言われているのは以下のような内容です。
上述した二人の人物の情報について重複する部分については省いています。
- 押尾学は森祐喜の身代わりとなって罪を被り、刑務所に収監されたらしい
- 出所後の押尾学の生活を支えるパトロンが存在するらしい
- 押尾学のパトロンは元議員秘書で森祐喜の秘書だったらしい
- 出所後の押尾学の生活が裕福なのは身代わりになった事の口止め料が支払われている為らしい
- 口止め料は元議員秘書だったパトロンの人物を通して押尾学に渡しているらしい
- 口止め料は2億円で複数回に分けて支払われているらしい
- 2億円の出所は森祐喜の父である、森元総理周辺らしい
簡単に書くと上記の噂があり、押尾学さんは身代わりで刑務所に入ったと言われています。
森祐喜さんが具体的な殺害までしたというような情報まであり、もう当時から収拾が付かない状況だったようです。
北島康介どこ行った~~(笑)。
出所後すぐに週刊誌が押尾学さんを取材した時に、無職である筈なのに生活ぶりが裕福で有った事が報じられました。
そういった事で裏で資金提供している人物の存在があると言われた事もこの話の信憑性を高めていると思われます。
森祐喜さんについては2010年8月7日に飲酒運転で事故を起こして逮捕される過去があります。
その時の酩酊ぶりと押尾学さんとの関係性から当時は酒ではなく、薬物摂取していたのではとの噂も出ています。
その後2011年7月25日に多臓器不全で亡くなられています。
この亡くなられた事についても一部では毒殺された等の暗殺説が存在しています。
こちらも死人に口なしの状態になってしまったので、田中香織さんと同様に真実はもはや明かされる事は無さそうな感じです。
噂だけが今後もどんどん増えていきそうな感じがします。
「押尾学事件」で言われている噂の信憑性は?
前述では押尾学事件に関わる様々な噂の一部をご紹介しました。
当時の考察系記事はもちろん、現在でも考察記事が作られる位に様々な噂が言われています。
これだけだと他のサイトの内容と変わらない記事となってしまいますので、噂についての信憑性について書いてみたいと思います。
もちろん、筆者も専門家ではありませんので、ネットで調べて分かった情報や、噂の矛盾点などから導き出した結論なので、信憑性は保証できません。
まあ言われている噂も信憑性については怪しい噂もあるのでお互い様という事で(笑)。
ひとつの意見として読んでもらえると幸いです。
噂の矛盾①:当時の裁判記録には噂される人物は登場しない
先ほども少し触れましたが、押尾学さんの裁判の記録を保管しているサイトが存在していますので、そこからの指摘となります。
まずこの裁判では関係がある二人の人物である、北島康介さんと森祐喜さんの名前は一切登場していません。
事件現場に居て無関係とは考えられないので、裁判で名前が出てこないのは無理があるかと思います。
噂の矛盾②:押尾学は元マネージャーに罪を着せようとした事実がある
押尾学事件では当事者の押尾学さん以外にも2人の人物が逮捕されています。
それは当時の現場マネージャーとMDMAを譲り渡した人物です。
当時の現場マネージャーは田中香織さんの携帯電話を処分した事による、証拠隠滅の容疑で逮捕されました。
そして裁判記録の中でも事件発生当初のやりとりで以下の様に証言されています。
- 元チーフマネージャーが押尾学さんからの連絡で現場に駆け付けた
- 押尾学さんに何故救急車を呼ばないのかと問い詰めると「自分が薬物摂取している事がバレるから出来ない」と答えた
- 元チーフマネージャーは再三救急車を呼ぶように説得するが連絡する事が無かった
- そのやり取りの後、押尾学さんから○○さんに罪を着せようと提案があった
- ○○さんは元マネージャーで現場に呼び出され押尾学さんから「押尾さんは懇願するような目で、今まで見たことがないような目で私の目を見て、『○○、お前のことを一生面倒見るから、第一発見者として名乗り出てくれないか』と頼まれました」 と証言
- その後も何とかして罪を被る様に懇願している事が裁判記録に残されている
上記のような記録が残っており、当時も上記画像の様に証言された事がニュースで報道されています。
自分自身が咄嗟の判断で罪を逃れようとして悪あがきをしていたのに、他人の身代わりになる事は到底考えられない気がします。
また仮に引き受けたとした場合、どのタイミングで関係者と接触して説得されたと言うのでしょうか?
噂の矛盾③:身代わりにしてもデメリットが圧倒的に大きい
最後は身代わりの人物が押尾学さんで有る事がデメリットになっていると考えます。
デメリットと考える理由は以下の2点が大きな理由と考えます。
- 元芸能人の押尾学さんが身代わりでは事件が何時まで経っても人々の話題から消えることなく風化しない
- 身代わりの押尾学さんの年齢が若く、常に暴露される危険性が付きまとう
身代わりを立てた側の立場になって考えた場合、事件は解決しているのだから、一刻も早く人々の記憶からこの事件の記憶は消えて欲しいと思うはずです。
ところが実際には元芸能人の押尾学さんが起こした事件として話題があった影響もあり、現在でも当ブログの記事も含めて様々なところで新たに考察記事が作られている現状になっています。
もはや押尾学さんが事件の広告塔になってるような状況です。
これではいつまで経っても人々の間からこの事件の記憶が消えていく事はありません。
逆に当時を知らない世代にまで知られる結果になっていて、完全に逆効果になっています。
次に理由の2としては身代わりにした人物が若すぎると言う事です。
これは例え秘密を棺桶まで持っていく密約が交わされていたとしても、常に暴露される危険性が付きまとう訳です。
2022年でもまだ押尾学さんの年齢は44歳で、平均寿命で考えてもまだ35年くらいあります。
その為の口止め料の2億円が支払われたとも言われていますが、事件発生当時の押尾学さんの年齢とその後の生活を保証込みで考えた場合に果して2億円で済むのかという疑問もあります。
仮に当時の事件が薬物関連だけだった場合、押尾学さんが芸能界に復帰している可能性も考えられます。
まあ事件発生当時は既に素行不良などで干されている様な状況ではありましたが。
もし芸能人として復帰できた場合、口止め料の2億円より遥かに多くの金額を稼ぐ可能性もあったはずです。
そういった可能性も放棄して身代わりになるには2億円は安すぎる様な気がします。
仮に暴露されない様に監視や脅迫材料を用意していたとしても、30年以上も警戒しないといけない危険はあまりにも依頼した側のリスクが高すぎるような気がします。
仮定の話ばかりですが、身代わりを用意するなら同じクラブの常連客でももっと年配で一般の人物を仕立て上げる方が遥かにリスクが低いと考えます。
そういった人物だった場合、現在ほど大きく扱われる事はまず無いだろうし、口止め料も監視する期間もずっと少なくて済むのではないでしょうか。
筆者だったらそうします(笑)。
まとめ
今回は押尾学事件で亡くなられた田中香織さんと事件の裏で言われている噂について紹介しました。
当時報道された内容ではやはり女性に関しては詳細に報道されなかったので、この記事を作成する為に、田中香織さんの情報を調べた結果は中々ショッキングな内容となりました。
押尾学事件についてのまとめです。
- 押尾学事件とは2009年8月2日に元俳優押尾学が起こした事件で、不倫相手とされるホステスの女性が亡くなっている
- ホステスの女性の名は田中香織さん
- 岐阜県飛騨市の出身で16歳から年齢を偽り、水商売を始めていた
- 10代の頃に暴力団関係者と結婚するが、離婚と中絶している
- 中絶した事への戒めとして、背中一面に大きな入れ墨が彫られている
- 裁判の記録では田中香織さんは数多くの暴力団関係者と愛人関係があった事が確認されている
- 関係者の証言によると愛人関係の目的はその人物の人脈が目当てであり、押尾学さんとの関係も彼の周りの人脈との繋がりを持つことが目的だった事が証言されている
- 田中香織さんの自宅からも薬物が見つかっており、関係者からの証言でも薬物の常習性があったと証言されている
- 事件そのものは既に解決に至っているが、様々な噂が出ており政治家、実業家、芸能人など数多くの人物が事件に関わっていると言われていて、もはや収拾がつかない状態
- 田中香織さんや、関係者と噂される人物で亡くなっている人もいる為、真実が判明する可能性も低いと思われる
今回、改めて事件当時の情報を見る事になりましたが、当時の押尾学さんの態度や証言はかなりひどいものでした。
まさに自分の保身の事しか考えていなかった事が良く分かる裁判の内容でした。
ひたすら罪を逃れようとしていたようですが、一緒に逮捕された元マネージャーや知人からの証言で外堀を埋められてしまった結果、観念するような結果で裁判は進んでいったようです。
これだけしっかりと裁判記録が残されているにも関わらず、噂が後を絶たないのですからよっぽど当時の人間関係が怪しかったようですね。
一般人として生活している押尾学さんですが、SNSではいろいろと仕事以外にも活動されているので、一般人にも関わらずニュースになる事が未だにあります。
これではまだまだ事件が人々の記憶から消える事はまずありませんね。
身代わりだったら目立たず大人しく平穏に生活して欲しいと思いますが、無理の様ですね(笑)。
噂する事を否定するつもりはありませんが、枝葉が伸びすぎて関連の無い人にまで影響が出ない様にお願いしたいものです。
考察でも触れましたが、当事者の押尾学さんがいつの日か暴露本を出すのではという噂もずっと言われていますので、いつか真実が明かされる?かも知れませんね。
密かに出版を期待しています(笑)。
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