世の中では日々様々な事件が発生していますが、一つの事件が多くのメディアで大々的に報じられるのは中々ありません。
特に報道系の番組だけでなく、ワイドショーや週刊誌等で長期間報じられると、我々の記憶にも残る事件となります。
今回の記事はそのワイドショーで盛んに報じられた『紀州のドン・ファン死亡事件』の容疑者として逮捕された須藤早貴被告について紹介する記事となります。
須藤早貴の2024年現在は拘置所に勾留中
出典:fnn.jp
2024年5月10日に行われた和歌山地裁で、詐欺罪の初公判が開かれました。※ドンファンの殺害疑惑ではなくて、その前の別の男性との間の詐欺の疑惑についてですね。
その内容とは、2016年に北海道札幌市内の当時61歳の男性から、海外留学に行くための準備金名という名目で、およそ3,000万円を騙し取った罪です。
出典:newsdig.tbs
須藤早貴被告は「お金を受け取ったことは事実で噓を付いたが、(男性は)それを分かった上で私の体を弄ぶためにお金を払った」と主張しており、今後も争いが続くと思われます。
本来であれば詐欺罪の拘留は最長でも20日間の様ですが、須藤さんの場合は20日が過ぎても拘留の状態が続いています。
この理由についてジャーナリストの浜田敬子さんは、
「ずっと否認してることもあって保釈されてない。日本で言うとある種の“人質司法”とよく言われるように、否認をしてると、なかなか保釈請求しても外に出られない。そういった捜査のあり方も、もしかしたら議論の焦点になるかもしれない」
引用元:fnnプライムオンライン
と語っています。今回の裁判の経緯を見ても、おそらく否認をし続けるでしょうから、須藤早紀さんが保釈されることは無いと思います。
さて、須藤早貴さんの現在の状況について紹介する前に、冒頭でも触れた『紀州のドン・ファン死亡事件』について紹介する必要があります。
といっても詳細に紹介するとこれだけで記事1本分以上の記事が書けるくらいのボリュームなので、極々簡単に概要を紹介しておきます。
そもそもは和歌山県田辺市の資産家で「紀州のドンファン」とも呼ばれた会社社長、野崎幸助さん(当時77歳)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件の事になります。
野崎さんが亡くなった時の死因が急性覚醒剤中毒とされており、自宅で亡くなるのですが、当時自宅に居たのが、お手伝いの女性と元妻である須藤早貴被告の二人だけでした。(2018年5月24日に死亡)
野崎さんが亡くなって約3年後の2021年4月28日、野崎さんを覚醒剤を使って殺害したとして、殺人容疑と覚醒剤取締法違反容疑で元妻の須藤早貴被告を逮捕しました。
現在は逮捕された容疑の2件で起訴されていますが、記事作成時の現在においてもどちらの裁判もはじまっていません。
起訴の報道があったのが逮捕から1月後の2021年5月でしたが、1年半以上が経過した現在も裁判は行われていません。
理由については様々報じられていますが、一説では弁護士が決まらなかった等と言われていますが、はっきりとした理由は分かりません。
上記の記事は逮捕後の須藤早貴被告の動向を追いかける記事で連載されていましたが、2022年4月の記事を最後に、連載が止まった状態となっています。
保釈の報道もありませんので、和歌山市内の拘置所に現在も勾留されていると思われますが、報道関係者が接見する事も禁止されているらしく状況は不明というのが正しい現状かも知れません。
また須藤早貴被告の逮捕も状況証拠の積み重ねでの逮捕で、逮捕された後も決定的な証拠が見つかったとの報道もありません。
さらに取り調べに対しては黙秘をしていると報道されたのみで、起訴されていますが裁判を行える程の取り調べが行われたのかも不明です。
その為、殺人の動機についても一切報道されていない状態になっています。
起訴内容では殺人と覚醒剤の容疑で起訴されていますが、もう一つ注目されている点があります。
それは野崎さんが残した遺産を須藤被告が相続する権利を有しており、もし殺人罪が有罪となった場合は、その権利が無くなる可能性があります。
まあ遺産についても当初は全額和歌山県の田辺市に寄付すると遺言されていた様ですが、兄弟から無効として提訴されている状態です。(兄弟は遺言を無効にしないと1銭も遺産を手に出来ない為)
ただし、妻には『遺留分侵害請求権』というものがあり、遺言状が有効であったとしても請求すれば、「法定相続分の1/2」の遺産は受け取れるのだそうです。
野崎氏の遺産総額は13億円以上と言われており、元妻である須藤被告は5億円以上の遺産が手に入ると言われています。
ですが、もし裁判で殺人で有罪が確定してしまうと、その権利を失い1銭も遺産が手に入らなくなってしまいます。
野崎さんが須藤被告と結婚したのは亡くなる4カ月程前の2018年2月8日で、年齢差も55歳もあった事から、遺産目当ての結婚と怪しまれてた事も影響しています。
実際に結婚しても須藤被告はずっと東京住まいで、月のお小遣いに100万以上貰っていたとも言われています。
あまりにも和歌山に居ない事から野崎さんから離婚をちらつかされて、やむなく和歌山に戻った様な報道もあり、夫婦としての実態が無かった様にも思われます。
逮捕された時も東京の品川のマンションで逮捕されており、結婚して野崎姓になっていた筈ですが、姓を逮捕当時は結婚前の須崎姓に戻していた事も疑惑を強めています。
ちなみに配偶者が亡くなった場合に姓を戻す事は可能だそうですが、役所に手続きを行う必要があり、それをきちんと行っていたと思われます。(復氏届)
さらに配偶者が亡くなった事で姻族関係を終了する「姻族関係終了届」も提出していたと言われています。
逮捕時の報道で須藤被告の事を『元妻』と呼んでいたのはそういった事実からと言われています。
ただ、「姻族関係終了届」は厳密には離婚とは違うので、前述した野崎さんの遺産相続の権利を失う事が無いのだそうです。
とうことで、現在の状況だけでも随分と長くなりましたが、簡潔にいうと、『事件の裁判が始まらず宙ぶらりんの様な状態』という事になっています。
須藤早貴の経歴について(上京当初は美容師)
須藤早貴被告の経歴については逮捕直後にいろいろな媒体で報じられたようです。
報じられた経歴は以下のような内容となるようです。
- 名前:須藤早貴(野崎姓から旧姓に戻している)
- 生年月日:1996年2月 (一部ブログでは92年生まれと記載されているが、逮捕時に年齢も報道されており、逮捕時の2021年4月28日の年齢は25歳)
- 出身地:北海道札幌市
高校卒業後は美容専門学校に進学し、2016年に卒業しています。
その後は上京し、家族には不動産投資をしている友達の仕事を手伝っていると話していたそうです。
ただし、知人女性には株でもうけていると話していたとの説もあります。
上京当初は美容師として働いていた様ですが、手荒れが酷かった事ですぐに辞めている様です。
セクシー女優として活動していた事も判明
須藤早貴被告はセクシー女優として活動していた事も判明しています。
美容師を辞めた後に始めたと思われます。
野崎さんとは2017年末に知り合い、結婚は翌年の2月なので、結婚前までセクシー女優として活動していたと思われます。
ちなみに野崎さんとの出会いですが、友達からの紹介で、紹介してくれた男性の名前は知らなかったそうで、電話やLINEだけのやりとりだったと本人が告白しています。
そんな人が友達と言えるんでしょうかね・・・・。
出演作品は5本確認されていますが、いずれも女優さんの名前が違うので、ランク的には企画女優と言われる一番下のポジションで、出演作に女優さんの名前も出ない名もなきセクシー女優の一人でした。
また一方で野崎さんにセクシー女優として活動していた事がバレそうな危険があったので、弁護士に相談していたとの報道もあります。
須藤早貴被告のセクシー女優疑惑を報じたのは週刊誌だった様ですが、須藤被告本人はこの件については言及した様な事実は無い様です。
ですが、知人や関係者の証言もあるようなので、間違いはないようです。
さらに須藤被告が出演した作品で共演したセクシー男優のしみけんさんが後に自身のYouTubeチャンネルで須藤被告に言及しています。(2021年4月29日配信)
逮捕当初も複数の週刊誌から取材があったそうですが、その当時の取材は全て断っていたそうです。
動画の中では須藤早貴被告と共演した事を認めており、記憶に残っている人物だったと発言しています。
印象深かった事として、「スタイルが凄かった」「スキーのジャンプ台みたいな背中してるねって発言した」をあげています。
また共演した時期もはっきりと記憶しているそうで、2017年9月だったそうです。
有名で売れっ子のセクシー女優さんなら会う機会も多く、顔見知りになる事もあるでしょうが、一度しか共演していないのに、記憶に残っているのですからかなり印象深かったのでしょうね。
これ以外にも須藤早貴被告の知人による暴露等も有った様です。
さらには須藤被告が逮捕の報道があった事で、出演していたDVDが爆売れした事もあった様です。
まあ後に売れても女優さんには出演時のギャラ以外の金銭は払われていないでしょうから、本人には何の影響もありませんけどね。
セクシー女優だけで生活出来たとは思えませんので、それ以外の仕事も行っていたと思われますが、風俗等で働いていた可能性も有る様ですが、裏付ける情報までは確認できませんでした。
須藤被告の家族は5人で父親はサラリーマン
須藤被告の家族構成ですが、本人を含めて5人家族だった様です。
父親、母親と姉と弟といると言われています。
父親の職業はサラリーマンだったようですが、周囲には医療従事者と言っていたとの説もあります。
高校時代から身なりや持ち物が派手になり高級ブランドも持っていたと言われています。
どうやら高校時代から夜のバイトをして稼いでいたと言われている様です。
また野崎さんとの結婚については母親にも知らせていなかったと言われています。
野崎さん死後は韓国で整形していた
野崎さんが亡くなった時の話に戻りますが、野崎さんが亡くなられた後の須藤被告は和歌山にほとんど来ることがなくなったそうです。
野崎さんの関係者が須藤被告に三回忌法要の時に会ったそうですが、その時には顔が変わっていたと証言しています。
須藤被告本人も整形するような事を発言していたらしく、韓国で実行したと言われています。
関係者が別人の様になっていると証言していますので、相当顔が変わった物と思われます。
ただ、逮捕された2021年4月28日の報道では顔がはっきりと分かる様な画像が確認できませんので、実際にどれ程変わったのかは分かりません。
逮捕当時に出ていた須藤被告の画像はいずれも2018年頃のものばかりで、整形した後の顔でマスコミの前に出たのは逮捕されて、連行される時の画像のみの様です。
ですが、その画像も上記の様な状態で、全く顔が見えていません。
なので、整形した後の顔は恐らくまったく公にしていないのだろうと思われます。
野崎さんとの2ショット時以外の画像では上記の様に常に顔を隠しているので、マスコミの前には以前から顔を晒していないんですけどね・・・・・。
まとめ
今回の記事では須藤早貴被告の経歴について紹介しました。
逮捕された時の報道や、直後の取り調べ内容などの報道では容疑を否認していた事は覚えていましたが、現状も裁判が行われていない事実には正直驚きました。
未だに新たな証拠や証言などの報道もありませんので、仮に裁判が始まったとしても相当長引きそうな気がしますね。
須藤早貴の経歴についてのまとめです。
- 2021年4月28日に逮捕され、5月に起訴されているが、未だに裁判が行われていない
- 須藤早貴被告は現在も和歌山の拘置所に勾留されていると思われる
- 須藤被告は1996年生まれで北海道出身
- 地元の中学、高校を卒業後は美容専門学校を進学し、卒業後に上京している
- 上京当初は美容師として働いていたが、すぐに辞めており、その後は自称モデルとして活動しているが、実態は風俗やセクシー女優として活動していたと思われる
- セクシー女優として活動していた事は本人は言及していないが、当時共演した男優や知人の暴露もあり、事実であると思われる
- セクシー女優として活動していたが、売れっ子では無く、名も無きセクシー女優の一人だった
- 家族構成は両親と姉、弟を含めた5人家族で、父親の職業はサラリーマンだったが、医療関係者と須藤被告が偽っていたと言われている
- 野崎氏が亡くなった後に韓国で整形したと言われている
この事件ではありませんが、起訴されてから裁判が始まるまで3年掛かった事例も過去にはあるそうです。
今回の事件の裁判が開始されるまでにどれだけの時間が必要かは分かりませんが、裁判で事件の真相が明らかになる事を切に願うばかりです。
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