日航機墜落事故の生存者の川上慶子の2024年現在は看護師を辞め母親に!

横山秀夫さん原作の小説で『クライマーズ・ハイ』という作品をご存じでしょうか?

2003年8月25日に発売された小説で、2004年の本屋大賞で2位になるなど、ヒットした作品なので、ミステリー好きな人は読んだことがある方が多いかも知れません。

極々簡単にストーリーを紹介すると、地方新聞社の記者たちが地元の山に墜落したと思われる日本の航空機史上最大の航空機事故となった事件の取材に奮闘するさまを描いた作品です。

2005年12月にはNHKでドラマ化されています。また2008年には映画化もされています。

主演を堤真一さんが務め、俳優としてはあまり名前が知られていなかった、堺雅人さんや、滝藤賢一さんが出演されていました。

そして、この映画のストーリーのベースとなるのが、前述した航空機事故なのですが、これは実際に起こった事故が元となっています。

1985年(昭和60年)の8月12日に発生した日本航空123便墜落事故と呼ばれるものです。

約40年前に起こった事故ですが、恐らく50代以上の世代の方はほとんどの方が記憶している事故だと思われます。

この事故では乗客乗員合わせて524名が乗っていましたが、生存者は僅か4名だけという現在も単独の航空機事故では最多の死者となった事故です。

今回の記事ではその4名の生存者の中の1人だった、川上慶子さんの現在について紹介します。

川上慶子の2024年現在は看護師を辞め結婚して3児の母親に

今回の記事では日航機墜落事故に関する記事ではありますが、事故の詳細や、事故原因等については詳しく紹介はしません。

Wikipediaをはじめ、ありとあらゆるサイトで紹介されていますので、事故の経緯や原因を詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

今回の本題である川上慶子さんですが、事故当時は12歳の中学生でした。

事故当時はいろいろと無神経すぎるマスコミ執拗なレベルといって良い位に、追いかけられましたが、流石に40年近く経過した現在までその姿を追いかける事はなくなっています。

生存者ではありますが、家族を亡くした遺族でもありますし、個人情報保護の観点も年々強くなっているので、現在はご本人への取材はタブーとなっている様です。

出典:毎日新聞

その為、現時点の最新情報や近影は存在しないと言う事になります。

まあ当たり前と言えば、当たり前ですよね。

有名人ではありましたが、あくまで一般の人だったのは言うまでもありません。

ただ、それだとこの記事も成り立たなくなってしまうので、これまで報じられてきた川上慶子さんのその後について紹介します。

上記の画像は2020年8月に毎日新聞の有料記事に掲載されたものですが、見出しには川上慶子さんが3児の母親になっていると書かれています。

詳細は後述しますが、現在はご結婚されて3児の母親として暮らしている様です。

日航機墜落事故から結婚して子供が出来るまでの経緯

500人以上の犠牲者を出した、未曽有の航空機事故でしたが、もしこれが現在に発生した事故だった場合、同じように川上慶子さんが取材されるような事は無かったでしょう。

現在もマスコミの身勝手な取材態勢は変わっていませんが、流石に一般の人に対しては個人情報保護や、SNSの声もあるので名前も報じられる事は無いでしょう。

ただ、昭和のマスコミは今以上に、人への配慮に欠けていたので、報道の名のもとに好き勝手やっていました。

また川上慶子さんは上記の画像でも分かるように、見た目が良かったという事もあり、アイドルの様に扱われてしまった事も、本人にとっては迷惑以外の何物でもありませんでした。

当時の週刊誌の記事には上記の様なふざけた内容の記事まで存在していました。

事故の怪我から退院後は、部活の関係で旅行に行っていなかった兄と一緒に祖母が暮らす島根県に引っ越しされています。

島根に引っ越した後もマスコミが取材に度々訪れたり、現在で言う所のストーカーの様な付きまとい行為をする輩も居た様で、この後10年程はいたずら電話や、ストーカーまがいの被害が絶えなかったそうです。

もちろん、退院後の取材は受けていない状態でしたが、上記でも紹介した様に15歳当時の画像が雑誌に掲載された事実もあります。

流石に高校進学後以降はあまり報道されなくなりましたが、その後について報道される事もあった様です。

ただ、川上慶子さん自身が取材を受けた事実は事故直後を除いては一切無いようです。

上記画像は2005年7月15日付の週刊朝日の目次画像です。一番右側に川上慶子さんの名前が確認出来るかと思います。

この記事は事故から20年後の2005年に伯母である人物が取材に応じた内容となっています。

この記事の中で、川上慶子さんのその後について紹介されています。

個人の方のブログですが、この記事内容について紹介しているものがありました。

また上記のブログも個人のブログの様ですが、こちらはマスコミ関連の仕事を長く続けてきた人の様で、この方のブログでも川上慶子さんのその後について紹介しているものがありました。

こちらのブログに関してはご自身で調べられた内容も紹介されている様です。

これらの情報を合わせると結婚するまでの足跡が判明している様です。

  • 高校は島根県内でも名門高校として知られていた、県立大社高校に進学
  • 高校卒業後は亡くなられた母と同じく医療系の道を志し、大阪の看護系の藍野学院短期大学に進学
  • 平成6年4月に看護師の国家試験に合格し、兵庫県内の病院に勤務
  • 平成7年の阪神淡路大震災でも看護師として震災を経験している

  • 趣味のスキューバーを楽しむために訪れたアメリカで夫となる男性と知り合う(5歳年下の日本人) ※一説にはアメリカ人との説も有り
  • 2002年(平成14年)の秋に男性と結婚(平成15年3月に結婚とマスコミ関連のブログには記載)
  • 2005年の伯母の証言ではその後息子を授かり、西日本の都市で暮らしている
  • マスコミ関連のブログでは四国に在住と書かれている(2013年投稿時のブログより)
  • 看護師は出産を機に辞めたと言われている

事故から30年が経過した2015年には兄の川上千春さんがメディアの取材に応じられています。

この記事の中でも川上慶子さんには3人の子供がいる事が紹介されています。

前述した毎日新聞の2020年8月の記事見出しでも子供の人数は3人となっていますので、3人の母親で間違い無さそうですね。

現在も四国に在住しているかは不明の様です。

まとめ

今回の記事では1985年に発生した日航機墜落事故の4人の生存者の1人だった、川上慶子さんの現在について紹介しました。

50代以上の世代は今でも全員が覚えていると思われるこの事故。

事故の大きさもありましたが、歌手の坂本九さんがこの事故で亡くなった事もあり、余計に記憶に残る事故になったと思われます。

ネットが普及した現在は、日本の新旧様々な楽曲が外国の方に知られる様になり、80年代のシティポップ等が世界中で新たな人気を獲得するような状況になっています。

そして坂本九さんと言えば、日本人で最初に海外でヒット曲を出した人物として、アメリカでも知られる人物でした。

今でも数々の音楽番組で紹介されるかと思いますが、事故を知る世代は坂本九さんを見ると思い出してしまうので、何時までも頭から離れる事が無いかも知れません。

日航機墜落事故の生存者の川上慶子の現在についてのまとめです。

  • 川上慶子さんの最新の近況や近影は存在していない
  • 事故直後以外はマスコミからの取材には一切応じていないが、執拗にマスコミに追いかけられた
  • 事故後は祖母の暮らす島根県で生活していたが、いたずら電話やストーカーまがいの被害が10年近く続いた
  • 高校は県内の大社高校に進学し、看護師を目指して大阪の藍野学院短期大学に進学

  • 看護師として兵庫県内の病院に勤務し、1995年の阪神淡路大震災の時も看護師として働いていた
  • 趣味のスキューバーの為に訪れたアメリカで5歳年下の御主人と知り合い、2002年に結婚している
  • 一人目の息子を産んだことを機に、看護師は退職し、四国に住んでいた
  • 子供は3人が生まれているのが確認されているが、どこに住んでいるかは不明

東京ー大阪間と言えば、現在も新幹線と航空路線がシェアの奪い合いが続いているどちらにもドル箱の路線ですが、この事故当時もそれは変わりませんでした。

坂本九さん以外にも阪神タイガースの球団社長宝塚の女優さん大手企業の社長や重役の方達も多く亡くなられています。

また逆に乗る予定だったのに、その予定が違ってしまった為に、命拾いした有名人も居ました。

その中の1人が現在もお笑い界の重鎮として活躍されている明石家さんまさんです。

現在もレギュラーのラジオ番組を大阪で持っていますが、当時も同じ番組に出演する為に、いつもは事故を起こした時間の飛行機に乗っていたそうです。

ただ、事故当日は仕事が早く終わった為に、一つ早い便で大阪に移動した事で、難を逃れたそうです。

事故後のラジオ番組(生放送)では流石のさんまさんも動揺が隠せなかった様で、この日の放送はトークよりも音楽が多めの放送内容となったそうです。

そして、この事故がキッカケで東京と大阪の移動には新幹線を使う様になったそうです。

逆に亡くなられた坂本九さんは大阪への移動は必ず全日空便を使っていたそうですが、どうしてもそちらの席が取れなかった為に、やむを得ず日航機の便に乗って事故にあいました。

他にもこの便に乗る予定だった有名人は数多くいた事が分かっており、生死を分ける判断となったようです。

改めてこの事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

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