かつて世間を騒がせたペッパーランチ事件を覚えていますか?
当時の警察の対応やマスコミの動きが不穏な噂を呼び、今でも多くの謎がまことしやかに囁かれている平成の怪事件です。
今回はペッパーランチ事件の概要や謎、犯人や被害者のその後について触れていこうと思います!
【平成の怪事件】ペッパーランチ心斎橋店事件の概要を紹介
ペッパーランチ事件とは、2007年5月9日にペッパーランチ心斎橋店にて発生した監禁強〇事件です。
心斎橋店の従業員達は店内で食事をしていた女性を脅し、店舗から40km離れたガレージに誘拐して強〇。その際に現金55,000円を奪っていたことも確認されています。
事件現場となった心斎橋店の店内↓
監禁現場のガレージ↓
犯人は被害者女性をガレージに監禁し続け翌日も強〇しようと考えていましたが、運良く拘束具が緩んでおり、被害者女性が脱出に成功したことで事件が発覚したのです。
2021年現在、事件現場となった心斎橋店は閉店しております。
ペッパーランチと言えば、街中やショッピングモールのフードコートでよく見かけるステーキ専門チェーンですよね。
家族連れや中高生、仕事帰りの社会人など幅広い方々がジューシーなステーキを求めてやってくる憩いの場です。
そんな身近なお店でこのようなおぞましい事件が起きていたなんて…。もう何年も前の事とは言えゾッとしてしまいますねΣ(゚Д゚)
ペッパーランチ事件を引き起こした凶悪な犯人達の現在
ペッパーランチ事件の犯人は、ペッパーランチ心斎橋店に勤務していた店長と店員です。
彼らはどのような人物だったのでしょうか?詳しく触れていきましょう。
ペッパーランチ事件を起こしたのは、心斎橋店の店長・北山大輔と従業員・三宅正信の2人です。
彼らは中学時代の同級生で、大人になってから例のガレージがあった泉佐野市のゲームセンターで再会し意気投合したようです。
無職だった三宅は北山にペッパーランチで勤務する話を持ちかけられ、心斎橋店で働くことになりました。
ここまで聞くと普通に良い話ですよね。とてもあの恐ろしい事件の幕開けとは思えません。
さて、性犯罪の犯人と聞くと「どうせ事件の犯人達はモテない男なんでしょ?w」と思ってしまうかもしれませんが、驚くことに北山にも三宅にも恋人がいたようなのです。
しかも北山は恋人と婚約しており、相手は妊娠までしていました。
三宅も恋人と同棲していて、どうも両者共にプライベートは充実していたようですね。
大切な彼女がいるにも関わらず他の女性に乱暴するなんて、とてもじゃないですが理解できません!
それだけ2人が異常な思考の持ち主だったということでしょうか?
事件後の二人ですが、北山大輔には懲役12年・三宅正信には懲役10年の実刑が下されました。
それぞれ2019年と2017年に出所しており、今は日本のどこかでひっそりと暮らしていると考えられています。
北山に関しては大阪府内での目撃情報が出回っていますが、それが本人なのか似ているだけの別人なのかは定かではありません。
三宅については目撃情報などもなく、詳しいことは一切分かっていないようです。
このような凶悪事件の犯人が、名前や顔を変えて私達の身近に生活しているかもしれないと思うと身の毛がよだちます。
性犯罪者は再犯率が高いと言われていますが、彼らが二度と同じ過ちを犯さないことを願って止みません。
ペッパーランチ事件の被害者女性は大阪府在住の20代
被害者は当時20代の大阪府在住の女性です。
深夜にペッパーランチ心斎橋店に来店し一人で食事をしていたところ、急に店員二人にスタンガンで脅されたようです。
さらに大量の睡眠薬を飲まされ、GPS機能を無効化する為に携帯を破壊されてしまいました。
また、発見された時の女性は全裸だったそうです。周りの目を気にする余裕は既になく、死に物狂いでその場から逃げ出して来たのでしょうね。
意識が朦朧とする中、ガレージに運び込まれて乱暴された女性はどれだけの恐怖を味わったのでしょうか?考えるだけでも背筋が凍ります!
ちなみに犯人は、警察に取り調べを受けた際に「女性を殺すつもりだった」と供述しています。
もし被害者女性が脱出に失敗していたら十中八九殺されていたことでしょうし、事件が明るみになることもなかったはずです。
そう思うと、彼女の勇気と行動力に敬意を表したいですね。
皆さんも万が一監禁されてしまったら死に物狂いでその場から逃げてくださいね。
命あっての物種ですよ(゚д゚)(。_。)ウンうん
被害者女性のその後については情報が出回っていない
被害者の情報は大阪府在住の20代女性ということ以外は出回っていません。
今も日本のどこかで暮らしていると思いますが、犯人が出所してしまったこともあり恐怖を感じているのではないでしょうか。
性犯罪は魂の殺人と言われるほど惨いものですし、本来ならば安全なはずの店内で被害を受けてしまった女性の心の傷は計り知れません。
ペッパーランチ事件が生んだ数々の謎を総まとめしてみた
事件の発生から10年以上が経ってなお、ペッパーランチ事件が怪事件として語り継がれている理由の一つに「謎が多すぎる」という点が挙げられます。
状況証拠が明らかなものから都市伝説めいたものまで大小様々な謎が存在しているので、一つ一つ詳しく見ていきましょう。
被害者女性は1人じゃない?芸人「金時」の発言が話題に
「ペッパーランチ事件の被害者は他にもいるのでは?」という噂が流れています。
発端となったのは、ペッパーランチでバイトをしていたお笑いコンビ「金時」がクラブイベントで語ったことでした。
内容は以下のようなものです。
- 「僕らは店の片付けの手伝いにも行ったんですけどエ〇DVDが20本くらい出てきました。」
- 「ここだけの話ですけど、ホンマは女の人3人おったんですよ。」
- 「1人は抜け出して見つかったけど、あと2人は行方不明なんです……。」
このように、被害者は1人ではなく3人いたと語っているのです。
そのことを裏付けるように、現場では数人分の通帳や財布などが見つかっていたようです。また、店内からはコンドームや睡眠薬・女性用の精力剤などが発見されました。
風俗店ならともかく、ステーキ専門店には絶対に必要のないものばかりですよね。
さらに、事件当時の犯人達は女性をガレージに監禁した状態で平然と店に出て、何事もなかったかのように勤務していたのです。
どう考えても初犯の行動ではありません。
上記のような犯人達の入念な準備や計画的行動、そして犯行に手馴れてしまっている様子が「本当は他にも被害者がいたのでは……?」という噂を助長しているようですね。
願わくばただの噂であってほしいですが…。
他にも共犯者がいた!?被害者女性の主張「実行犯は4人」
犯人として公表されているのは北山と三宅の2人だけですが「実は他にも共犯者がいたのでは?」とも言われています。
被害者女性が「ガレージには北山と三宅と、後もう2人いた」と証言しているのです。
また、事件が公表された2日後に男2人が電車に轢かれて亡くなる踏切事故が大阪府内で起こっているのですが、なぜか彼らは肩を組んで自転車を押しながら遮断機をくぐっていたのです。
『18日午後11時半ごろ、大阪府高槻市富田丘町のJR京都線の踏切で、男性2人が西明石発京都行きの上り普通列車(7両編成)にはねられ、まもなく死亡した。同署によると、2人は20~30歳代くらい。同署は自転車が2人のものとみて身元を調べている。』
巷では「この2人は共犯者で踏切事故を装って消されたのでは?」「自転車に体を括り付けられていたのでは?」と噂になっています。
しかし、
- 血液検査等を行っても十分な証拠が得られなかったこと
- 当時の被害者女性が睡眠薬を飲まされて意識が混濁していたこと
などが要因となり、他の共犯者はいなかったという結論に落ち着いたようです。
今から調べようにも事件現場は解体されてしまっているので、結局真相は闇の中。
犯人のみぞ知る世界ですね。
ステーキチェーン店「いきなりステーキ」との関係
ステーキ専門チェーンと聞くと皆さんの頭にはもう一つのお店が思い浮かぶのではないでしょうか?
そう、いきなりステーキです。
実はペッパーランチの創業者はいきなりステーキの社長である一ノ瀬邦夫さんなのです。
今でこそ「いきなり閉店(笑)」などと揶揄られてしまっている一ノ瀬さんですが、当時の経営状態は絶好調でした。
しかし、この事件を受けてペッパーランチの株価は大暴落。
予定していたファミリーマートとのコラボ商品計画が白紙となり、役員報酬を大幅に削って不祥事の責任を取ることになってしまいました。
マスコミのあまりに不自然すぎる報道規制
冒頭でも述べた通り、ペッパーランチ事件は5月9日に発生し、同日に被害者女性が逃げ出したことで発覚しています。
しかし事件が報道されたのは1週間後の5月16日。
普段なら真っ先に取材に来るマスコミが、こんなセンシティブな事件を1週間も放っておくなんてことがあるのでしょうか?
災害現場で救助ヘリを邪魔してまで取材を続けることも珍しくない彼らにあるまじき姿だと思いませんか?
また、報道された犯人の写真は何故か中学生時代のものであり、大人になった犯人の顔は公開されませんでした。
その上、こういった事件が大好物のはずの週刊誌すらペッパーランチ事件について殆ど取り上げることがありませんでした。
以上のことから「マスコミはどこかから圧力をかけられて報道規制せざるを得なかったのでは?」と言われてしまっているのです。
早すぎる捜査打ち切りで警察にも圧力が掛かっていた?
ペッパーランチ事件は警察の動きにも不可解な点が多いです。
例えば、前述の通り現場からは数人分の持ち物が見つかっており、その他にも多くの痕跡が残っていました。
それにも関わらず、警察は被害者は1人と断定したった2週間で捜査を打ち切ってしまったのです。
また、通常なら重大事件の現場は半年ほど保存されるはずなのですが、ペッパーランチ心斎橋店は何故か事件後すぐに解体されており、監禁現場となった泉佐野市のガレージも同様です。
まるで警察が率先して証拠を消そうとしているように感じませんか?
やはり、世間には晒せない何かしらの事情がペッパーランチ事件にはあったのでしょうか……?
実は人身売買が裏で行われていたなんて噂も流れている
「ペッパーランチ事件の裏では人身売買が行われていたのでは?」という噂が蔓延っています。
というのも、監禁場所のガレージは店舗から40kmも離れた海沿いにあるのです。
また、店内の女性を狙うといった犯行も少々短絡的に思えます。
その為「単純に女性を強姦・殺害するだけならこんな不便な場所は選ばないのでは?」という考えがネット上に広まり「犯人達は女性を囲って乱暴し、飽きたら海外に売り飛ばすということを常日頃から行っていたのではないか」という仮説が浮かび上がりました。
実際にガレージの近くの海から海外への輸出船が出航していることもあり、この説はますます信じられるようになっていったのです。
報道が1週間遅れたことや、犯人の情報がほとんど公開されていない理由も、犯人のバックに闇の組織がついていたからではないか?と考えることができますよね。
それこそ、常習的に人身売買を行えるような大きな闇の組織が…
単なる噂ではありますが、もしこの説が本当だとしたら恐ろしいですね。治安が良いはずの日本でこんな危ないことが起きているだなんて考えたくないです。
まとめ
いかがでしたか?
今もなお多くの謎が残るペッパーランチ事件の概要と不可解な点についてご紹介しました。
こういった大きな話題を呼ぶ事件は何年かに一度「○○事件特集! 被害者は今?」といったような特集番組が組まれるイメージがあるのですが、
ペッパーランチ事件については一切そういうものはありませんね。
やはりマスコミや警察が何かを隠しているような気がしてなりません。皆さんも深夜に出歩く際は気をつけてくださいね!
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