私たちが暮らす日本はまさにアイドル大国!あらゆるジャンルのアイドルが凌ぎを削るアイドル戦国時代とも言えるでしょう。
今からだいぶ遡り、2000年代の頃を思い返すと、アイドルといえば『モーニング娘。』一強だったんですよ!
全盛期は人気メンバーが毎年のように高額納税者に名を連ね、今回ご紹介する飯田圭織さんも、両親のために家を建てた年齢はなんと10代だったとか!
その美しい顔立ちと抜群のスタイルで人気を誇り、2代目リーダーを務めた飯田圭織さん。およそ7年間モーニング娘。を支え、グループを卒業することとなります。
その2年後、ファンにとっては飯田圭織さんとの待望の再会となるバスツアーが企画されることになりました!
ファン感涙のイベントとなるかと思いきや・・・。このバスツアーは『呪い』・『事件』など何とも禍々しい言葉で、開催から10年以上を過ぎた今も語られることとなります。
『アイドル界最大の鬼畜事件』とも言われたこのバスツアー。
- バスツアー開催前日に飯田圭織さんがデキ婚発表
- 参加費19000円のBBQで、ひとりソーセージ1本にバナナ一切れ
- 巨大迷路に半数のオタファンが置き去り
- 号泣・おう吐のオタ続出
などなど・・にわかには信じがたい悲惨すぎるバスツアーの内容がネット上で話題となりました。
さらにあまりにファンの心を踏みにじったこのバスツアー。ファンの強い怨念が人の命までも奪い取ったという逸話まで・・・。
当時、2ちゃんねるにてバスツアーの内容が実況され、切なくもとんでもない盛り上がりを見せたことで有名です。
虚実入り交じったアイドル史上最大の鬼畜伝説を、ウソ・ホントを区別しながらお伝えします!ぜひお楽しみください!
【鬼畜伝説】オタ発狂の飯田圭織バスツアー事件に迫る
2007年7月7日。ファンクラブ会員限定イベント『飯田圭織・前田有紀の”大人の七夕祭り”日帰りバス旅行』が企画されました。
ちなみに前田有紀さんとは、当時飯田圭織さんと同じ事務所に所属していたアナウンサーです。
飯田圭織さんがモーニング娘。を卒業してから2年。ファンにとっては卒業後の飯田圭織さんと会える大変貴重な機会だったわけです。
いわゆる『古参オタ』のファンからすれば、どれほど待ち遠しいイベントだと言えるでしょうか!
ところが事態は一転。このバスツアーはオタファンの心をザックザックめった刺しにし、先10年以上語り継がれる鬼畜伝説の幕開けとなってしまうのです!
この鬼畜伝説は、バスツアー開催の前日・2007年7月6日に入る耳を疑うような一報から始まります。
『飯田圭織 結婚』
しかもなんと・・・そのお腹には新しい命が!
そう!世間でいう『デキ婚』だったのです!!
まさかバスツアーの前日に飯田圭織さんの結婚、しかも一番心をえぐられるであろうデキ婚の事実を知らされるとはファンは夢にも思っていなかったでしょう・・・。
ネット、主に2ちゃんねるではもはや悲しみを通り越して祭り状態。
- 人妻の妊婦に今さら何話すの?
- みんなは笑うけど、ずっと本気で好きだったんだよ
- 元々ピエロだし
- 今すぐ何もかも消えてなくなれ
などなど・・・やり場のない思いを吐き出すファンが多数いたようです。
このバスツアー事件は、その後ハロプロのファンクラブバスツアーに対するイメージを地の底まで失墜させ、今もなお悪化の一途を辿る原因であるとまで言われています。
しかし、このバスツアーがファンにとって素晴らしいものだったのであれば、『鬼畜伝説』などという不名誉な伝承がされることはなかったことでしょう・・・。
オタファンをとことんコケにしたとも言えるバスツアー事件の詳細に迫っていきましょう!
ツアー値段は19,000円!ボッタくりBBQで大炎上
このバスツアー、参加費は19000円でした。
アイドルファンでない立場からすると随分と高額な印象を受けてしまいますが・・・。
少なくとも当時のバスツアー参加者たちにとっては、生の飯田圭織さんに会えるこの機会。19000円を支払う価値を感じていたという事は間違いないでしょう!
バスツアー当日、ボイコットするファンが続出するのでは?という推測とは裏腹にほとんどキャンセルは出なかったようです。
どんな形であれ飯田圭織さんに会いたいと感じたのか、19000円をドブに捨てることがためらわれたのかは定かでありませんが、主催者としてはホッと一息というところでしょうか!
なお、前日には飯田圭織さん本人からのコメントがなかったため、『この結婚報道はガセ』という一抹の希望に託して参加したファンもいたと言うから切ないところです・・・。
さてさて、のちに『鬼畜伝説』とまで言われるバスツアーは、こんなジャブからスタートします。
それは、飯田圭織さん本人ではなく、バスガイドからの結婚発表!(笑)
当時のバスツアー参加者が、そのときの様子をこのようにリポートしています。
「ホームページやスポーツ紙などで既にご存知の方もいらっしゃると思いますが・・・・」と報告を始める。
車内にどっと笑いが起こる。
コンサートの挨拶ですっかりおなじみになった定型文も、一般人の添乗員さんが言うと面白い。「おまえが言うのかよ」というツッコミたくなる。
引用元:まとめまとめ
まさに『お前が発表するんかい!』というファンの心の声が聞こえてきそうな状況です!
バスは3台に分かれて出発していますが、このファンが乗っていたバスはわりかし和やかな空気だったよう。
「えっと、皆さんご存知で?」「しらなーい、なになにー?」などと白々しいやり取りの後、「飯田圭織さんが結婚されることになりました」「ヒュー」とか「おめでとう!」などという言葉とともに拍手が沸き起こる。
引用元:まとめまとめ
悲しみを通り越してヤケになっていたのか、飯田圭織さん不在のバスで怒り狂うのもバカらしいからか・・・ともかくこちらのバスは明るい空気だったみたいですね!
その一方でこんな話も・・・。
比較的マジヲタの多い1号車は北区さんによればお通夜状態だったとかで、3号車でよかったとつくづく思う。
引用元:まとめまとめ
正月ではないですが、『もういくつ寝るとバスツアー』と心待ちにしていた大ファンもいたことでしょう。
一説によると前日の結婚報道が詳細ではなかったため、夜中まで相手男性の情報収集に追われ、バスの中では寝こけていたファンも多かったとか。
それによりまるでお通夜のようになってしまった可能性もありますね。
ちなみに相手男性はつんく。がプロデュースしたロックバンド『7HOUSE』の元ボーカル・ケンジさんですよ!
このバス車内では、添乗員さんがこれまた粗末な紙を配り始め、『短冊としてお願いごとを書いて笹に吊るしましょう!』という何とも言い知れぬ提案があったそう。
『カオリン、お幸せに。』という本心では思ってもいないであろう願いを書くほかなく、ジワジワとオタファンの心に塩を塗る往路だったようです・・・。
さて、この『鬼畜伝説』とまで言わしめたバスツアーはこんなバス乗務員さんの軽いジャブからスタートしました。
そして、もっとも鬼畜として話題とされたのは昼食のBBQだったそうですよ!
『19000円払ってコレかい!』と物申したくなる食事内容に、2ちゃんねるのバスツアー参加中の実況民たちはいっきに盛り上がりを見せます。
ひとテーブル7人~8人がついたようですが、なんとお肉はひとり1枚。ソーセージはひとり1本の制限付きだったというのです!
ご想像ください。1万円払えばカニやら牡蠣やらの食べ放題ツアーに参加できるこの時代。19000円を支払ったバスツアーでの昼食で、アルミ皿に1本載せられたソーセージを・・・。
デザートと称して出されたバナナは、立派な成人男性ばかりが揃う7人テーブルに3本分の切り落としが出されたとか・・・。
なお、このバナナを一人で2本食べたというファンが、スタッフから『人間失格』宣告をされたという逸話も残っています(笑)
ちなみにビールは別売りで一本500円だったとか。8人テーブルに1.5リットルのウーロン茶一本という貧乏くささも見逃せません。
ちなみにこのウーロン茶は意外な理由で話題となりますが、それは後程ご紹介することとしましょう!
ところで、このバスツアー。ネタとして盛り上がったこともあり、虚実ない混ぜになってネットに流れていることでも知られています。
しかし、この『肉・ソーセージひとり一つずつ』、『バナナ切り落とし』は事実なようですよ!
他に玉ねぎやカボチャなどの野菜があり、少しおにぎりも出されたとか。おにぎりは飯田圭織さん自ら運んでくれたそう!
野菜は多く出され、お肉も1枚とはいえ大きなサイズだったことから『言うほど酷くなかった』と振り返るファンもいたようですが・・・。
それでも肉系がひとり1つしか当たらないBBQで、参加費19000円というのは相当ボロい商売に思えて仕方ありません・・・!
このBBQの様子は、参加者が続々とネットに写真をアップをし、ますます2ちゃんねるの実況板の盛り上がりを加速させたようです。
ちなみにグッズ販売もあったようですが、全部セットで買うと9000円だったよう。全部セットで買ったファンがほとんどだったというから健気なものですね・・・。
余計なお世話ですが、時代もあるとはいえ何とも洗練されていないデザインが気になります・・・。
ファンですら、『もう少しデザインどうにかならなかったの?』という感想を持ったようなので、このグッズ販売も含めて、ファンは搾り取れるだけ絞り取られたという感じでしょうか!
キッコーマンが烏龍茶?今は生産中止で幻になる
さて、このBBQで密かに話題になったことがもう一つありました。
それは意外にも『お茶』について。
参加者にはウーロン茶が配布されたのですが、注目されたのはそのメーカー。
なんとお醤油で知られるキッコーマン製だったのです!
『キッコーマンってウーロン茶出してたんだ・・・。』と密かな盛り上がりを見せたこのエピソード。
ネット上では飲食店を経営していたという人物が、卸元や飲料の一覧表にも載っていないと語っています。
当時はネットの検索エンジンに『キッコーマン』と入れると、1位の検索候補に『キッコーマン ウーロン茶』と出てくるほどになるまで影響を与えました!
自動販売機や小売店などで、2008年当時88円の価格で販売されていたそうですよ。
かのあさま山荘事件のカップ麺と同じくらい有名になった、と語られるほど話題になったこの『キッコーマンのウーロン茶』。
このカオスなバスツアーに絶妙なスパイスを加えたことで、この件を語るうえでは欠かすことができないエピソードとなっています。
なお、このキッコーマン製ウーロン茶。10年ほど前で製造は終了しているらしく、完全に幻となっているのでした。
「人生の迷路」飯田圭織不在の迷路にオタが放置
BBQのあまりのショボさに、早くもざわつき始めるバスツアー。続いてはまたしても物議を起こしたイベント『巨大迷路でなぞなぞ大会』をご紹介しましょう!
なんでも巨大迷路にはいくつかチェックポイントがあり、そこで出されたなぞなぞに取り組むというイベントだったよう。
一瞬小学校の遠足か何かのイベントかと思われますが、これが19000円を支払った成人男性が取り組んでいたと思うと、何ともやるせない気持ちになります。
例えば飯田圭織さんもこの巨大迷路でのなぞなぞに参加し、ファンと和気あいあいしつつ楽しめるというのであれば、まだやる価値はあるでしょう。
しかし、なんとこのイベントに飯田圭織さんは不在!
妊娠中で体調も安定していなかった飯田圭織さん。スタッフに気遣われ、車で園内を移動して過ごすという見事なオタファンの放置っぷりです。
かくして、主役・飯田圭織さん不在の中、ファンによる巨大迷路アクティビティが開始されますが、ここでも先10年語り継がれる鬼畜エピソードが誕生します!
季節は夏。そんな猛暑の中ファンは巨大迷路に向かうため、500mも歩かされたとか!
蒸し暑い夏、しかも人によってはお酒も入っている中、巨大迷路に行きつくまでに満身創痍になっているファンもいたそうです・・・。
いざ巨大迷路に入れたはいいものの、湿度が高すぎる天気もあり、体調を崩すファンが続出!飯田圭織さんのデキ婚報道によってギリギリの精神状態のファンもいたのでしょう・・・。
思いっきりおう吐してマーライオン化してしまう参加者もいたとか!中には炎天下のもと出されたBBQの肉が怪しいとまで言い出す参加者も。
デキ婚報道後のBBQで食中毒まで起こしたとなると、さすがにファンが不憫で仕方ないところです・・・。
このバスツアー事件を語るうえでは、迷路で迷っているファンを半数以上放置し、次の予定であるミニライブを決行したというとんでもエピソードまで残されています!
さらにそれだけには留まらず、そのファンたちは結局帰りのバスにも乗ることもできず自力で東京まで戻ったいう逸話まで!事実だとすれば文字通り鬼畜の所業です(笑)
バスの帰りの点呼の際、「1人足りなくない?」というスタッフに対して、別のスタッフが「別に自分で帰れるでしょ」って返していたなんていう、妙に具体的なシチュエーションまで取り上げられていましたが・・・。
さすがにガセ情報です!いえ、ガセというよりもネット民により盛られすぎてネタ化してしまったというのが真相のようです。
でも実際に数人は迷路から抜け出せずにギブアップはしていたようですが。正直、『なんでこんなことやらせてるんだろう』と感じるファンもいそうなところです。
ちなみに今回のバスツアー事件について、この巨大迷路にかけて『人生の迷路に迷い込んだ』と2ちゃんねるに書き込んだファンもいたそう!
この『人生の迷路』というワードも、名言として後々まで語り継がれています。
ですが、なぞなぞの正解者には後日撮り下ろし生写真が送られたそうなので、それでファンからすればすべてをカバー出来うるのかもしれません・・・!
ショボすぎるミニライブで号泣するオタ多発
さて、このバスツアーを締めくくる最後は飯田圭織さんのミニライブ。
ファンが当時のステージを写真にアップしているのですが・・・。
恐ろしいほどのショボさ!!
町内会のカラオケ大会でも、もう少しマシなステージが用意されるのでは?とまで思えるこのクオリティ。
紅白の垂れ幕の田舎臭さが半端ではありません。
このバスツアーの参加者いわく、田舎の公民館の講堂のような場所に椅子が並べられていただけだったそう。
仮にも元トップアイドルのバスツアーでこんなステージが用意されるって・・・本人は何も思わなかったのでしょうか?
ミニライブではピンクの浴衣を着て登場した飯田圭織さん。なんでもライブの最後には飯田圭織さんとファンが『笹の葉サラサラ』を合唱したという話も残っています。
それにしても、ファンにとってはあまりの仕打ちであるデキ婚!そしておそらくこのバスツアーの内容の酷さも重なり、落涙する参加者もいたとか!
一方で飯田圭織さんもライブ後の握手会では涙で目を真っ赤に腫らし、浴衣を濡らしていたそう。彼女もこのファンへの仕打ちには思うところがあったのかもしれませんね・・・。
悲壮かつ混沌としたバスツアー現場。
一方、2ちゃんねるの実況板では、外で駐車場までの道を泣きながらフラフラ歩いているオタがいたとカキコミされるなど、異様な盛り上がりを見せ続けます!
一部の熱狂的なファンを除き、この凄惨なバスツアーをひとつのネタとして楽しんでいる参加者もたくさんいたことが想像できますね(笑)
飯田圭織の謝罪なし!それでもオタは彼女を祝福
これまで飯田圭織さんのアイドル生活を支えてきたファンにとっては、あまりの仕打ちとも言えるこのバスツアー。
噂ではこのショボすぎるバスツアーと、ファンイベント前日に結婚を発表するという鬼畜の所業について、飯田圭織さんが謝罪をしたという話が飛び交いました。
この謝罪説については、結論としてはデマ!
飯田圭織さんはファンに対して謝罪したという事実は確認できませんでした。
しかし、謝罪という形ではなかったものの、このバスツアーで飯田圭織さんは涙涙の時間を過ごしたようですよ!
なんでもバスツアー中、飯田圭織さんがファンの前で直接結婚の報告をする場面があったそう。
前列を確保できなかった後方のファンには、そのボソボソとしたか細い喋りにハッキリと聞き取れなかった方もいたようですが・・・。
過激なファンからブーイングが飛び交うかと思いきや、意外にもそこで飛んだのは祝福の声!
飯田圭織さんはファンからの温かい声に感動したのか、あるいは罪悪感からかボロボロと涙を流し、目を真っ赤にしていたようです。
謝罪というよりは『ありがとう、ありがとう!』とファンに対して感謝を述べていたようですよ!ですが、ここまで来て『おめでとう』以外の言葉をかけろと言うのも至難の業です・・・。
ファンからすると『ありがとう』の言葉でも『ごめんなさい』の言葉でも、デキ婚の事実は変わらない訳です。『いっそ祝福してやるわ!』というヤケを起こした言葉に思えて仕方ありません。
最近では2017年のAKB総選挙にて、NMB48の須藤凜々花さんが結婚を電撃発表し、大炎上したわけですが・・・。
時代が時代なら、飯田圭織のバスツアーもSNSで拡散されまくりの大炎上となったこと間違いないしょうね!
実際、この須藤凜々花さんの炎上騒動で飯田圭織さんのバスツアーを回顧したファンも少なからずいるようですよ!
飯田圭織のバスツアー事件が漫画でネタにされる!
このバスツアーが伝説とも言われる所以は、それがネットの域を超えたところで波及したことも言えるでしょう!
なんと飯田圭織さんのこのバスツアー、漫画でネタ化されているのです!
しかも素人がネットにアップした創作漫画とはワケが違います。れっきとした商業漫画にて思いっきりネタにされてしまっているのです!
しかも雑誌はあのメジャー誌『週刊少年チャンピオン』。
2010年秋ごろ、週刊少年チャンピオンにて連載中だった西条真二作の漫画『キガタガキタ!~恐怖新聞より~』にて、飯田圭織さんのこのツアーをネタにした漫画が掲載されたのです。
しかも2話に渡って、公開されました(笑)
例の巨大迷路を『呪いの迷路』と題して取り上げ、飯田圭織さんは現実を数倍誇張した『超鬼畜アイドル』として描かれてしまいました。
その結果、ただでさえ2ちゃんねらーによりネタと現実がゴチャゴチャにされたバスツアーが、一層創作感を増すこととなったのです!
作中のセリフに飯田圭織さんを模したとも思われるアイドルが『制限時間内に抜けてこないとコンサートに間に合わないからね!』というセリフがありますが・・・。
『巨大迷路に迷ったファンを残したまま、ミニライブが決行された』という噂は、この漫画から来たのかもしれません。
この漫画が掲載されたのは2010年、実はバスツアーの開催から3年が過ぎています。
3年の月日が流れてもなお、ここまで話題となった飯田圭織さんのバスツアー。当時の衝撃がどれほどのものだったかがわかりますね!
10年を超えても語り継がれるオタの秀逸カキコまとめ
バスツアー開催時、リアルタイムでその状況を伝えてた2ちゃんねるの実況板。
そこでは、バスツアーの様子を詳細にリポートする声だけでなく、もはや大喜利と化したファンのカキコミ合戦も話題になりました。
もはや本当にファンなのか、ファンのふりをして祭りを楽しむネットユーザーだったのかは明らかではありません。
しかしバスツアーから10年以上経ったいまも、当時ネット民の涙と爆笑を誘ったカキコミが多数残されています!
いまだにネットに残る有名なカキコミをご紹介していきましょう!
夜短冊を飾ってたらガイドが「七夕は一年に一度織姫様と彦星が会える日なんです」とかいってさ、ファンの皆さんも飯田さんに会えて良かったですね、なんて言うんだよ。
そしたら誰かが急に小さい声で「彦星様見つかってよかったねカオリン」なんて言ってみんながざわざわしてから、口々におめでとうを言い始めた。
俺はそんなこと言えるわけないから下向いて唾飲んでたんだ
どんなバカヤロウがそんな偽善ぬかしてるのかと隣みたらさ、おめでとうとかいってるオッサンがみんな泣いてた。
俺も泣いた
引用元:アニオタwiki
ちなみにこのカキコミは実際にバスツアーが開始される時間の前にされており、ネタ認定がされているものです。
しかしながら、ファンの絶望的な気持ちをポエム調のフレーズに乗せて代弁されており、今もなお名文として残されている模様。
七夕という年に一度恋人同士が再会できるというロマンチックな日程でのバスツアー。ファンの中には、自分と飯田圭織さんを織姫と彦星に置き換え、妄想を膨らませていた方も必ずいるでしょう。
それが結果、飯田圭織さんと別の男を、織姫と彦星になぞらえざるを得ない悲壮感たるや・・・かける言葉もありませんね・・・。
もう一つ悲壮感あふれるファンのカキコミをご紹介します。
それがこちら!
解散して帰宅の電車に一人で乗った途端に嗚咽してしまった。
他の乗客の視線を意識してみっともないとは思ったが涙も泣き声も止まらない。
席から立ち上がる気力もなく家の最寄り駅を大分過ぎてから漸く下車した。
今だに家に帰る気持ちにはなれずホームのベンチにへたり込んでいる。
こんな惨めで虚しくて情けない気持ちになったのは生まれて初めてだ。
電車が入線してくる度いっそホームに飛び込もうかとも思ってしまう。
帰りのバスの車内では十年間応援し続けてきた人間に対して、最後にこの仕打ちは酷過ぎるとも憤ってもいたが今はどうでも良い。
本当にもう何もかもどうでも良い
引用元:アニオタwiki
ここまで悲しみに暮れるほど、夢中になれる女性と出会えたことはある意味、幸せかもしれません・・・。
アイドルという存在は総じてそうかもしれませんが、この方も飯田圭織さんと脳内で疑似恋愛を楽しんだりしていたのでしょう。わかりませんが。
おそらくコンサートやグッズで多額のお金も投資し、応援していたことと思われます。
そんな自分の推しアイドルが、知らぬ間に知らぬ男の子どもを身ごもっていた・・・。
そして、その事実を知った翌日に、指折り数えて待ちわびたバスツアーに参加した気持ちを思うと・・・。
この方が無事に帰路につき、新しい夢をふたたびアイドルから与えられていることを願うばかりです。
オタの呪いか!?飯田圭織の子供(息子)生後6ヶ月で…
さて、鬼畜伝説と称してご紹介してきた飯田圭織さんのバスツアー。
しかし鬼畜という言葉だけにとどまらず、『呪い』というとんでもなく物騒な言葉まで残されています。
ちなみにこの飯田圭織さんバスツアーを語るうえで、この『呪い』のエピソードは欠かすことが出来ません。
このバスツアーが開催されたのは10年以上前。正直なところ、飯田圭織さん自身も半分ネタとして振り返ればテレビなどでウケそうなものです。
しかし、そうは出来ない事情があります。
なんと、このバスツアー開催当時に飯田圭織さんが授かっていた赤ちゃんは、生後6か月でこの世を去ることとなってしまったのです・・・。
あまりに衝撃的なこの事実に、『オタの呪いが子どもの命を奪った』などと、再びネット民は盛り上がりを見せてしまいました。
シャレにならないこの悲しい事実ですが、その詳細をご紹介していきましょう!
飯田圭織さんは、子どもを出産したときの喜びをこう語っています。
待ちに待った我が子を出産し、抱いたときは何ともいえぬ喜びと感動にあふれ、涙が止まりませんでした。
同時に「この小さな命を守るのは、この世で私達夫婦しかいない」と責任感と親心が芽生えました。
引用元:eltha
待望の第一子誕生。
オタの心を踏みにじったバスツアーのことはすでに忘却の彼方だったことでしょう。
飯田圭織さんは母になった喜びと、わが子に対する慈しみをこのように表現していました。
しかし、飯田圭織さんの赤ちゃんは出産後すぐに『慢性腎不全』という病気であることが判明。生後間もないこともあり、医師からはほぼ回復の見込みはないと宣告されていたようです。
しかしながら、それでも飯田圭織さんは毎日病院に通い詰め、わが子に起こる奇跡を信じていました。その思いが伝わったのか、いっときは退院ができるほどに回復したそうです。
念願叶い、親子3人での生活を送ることができるようになった飯田圭織さん。
24時間気が休まることはなく、お子さんのためにすべてを捧げるような献身ぶりだったと言います。
慣れない育児に奮闘する飯田圭織さんの姿に、周囲のスタッフもホッと胸を撫で下ろし、安堵していたと言います。
しかし、幸せな時間はそう長くは続きませんでした・・・。
いっときは退院できるようになるまで回復していた小さな命は、2008年7月27日に容体が急変。そのまま天国へと行ってしまったとのことです。
約10か月間お腹の中で大切に育てた命は、この世に生を受けてわずか6ヶ月で幕を下ろすこととなってしまったのです。
そのときの飯田圭織さんの憔悴ぶりは目も当てられず、親しいスタッフも声をかけることが出来なかったほどだと言います。
実際、9月下旬に納骨を終え、スタッフとようやく会話ができるようになった頃にも、『先のことは考えられない』と漏らしていたとか。
しかし時間は流れ、飯田圭織さんは『明るく生きていくことが息子にとって1番の供養』と前向きに考えられるようになったそう!
そして、翌年1月のハロプロコンサートで復帰を果たします。
あまりにも悲しいこの一件。ネットでは、オタの凄まじい怨念による『呪い』が子どもの命までも奪ったと言われたのです!
このようにして、飯田圭織さん本人もこの赤ちゃんの件により、バスツアーのエピソードを公で話すことも出来なくなってしまった訳です。
飯田圭織さん本人からは二度と語られないであろうこのバスツアー。ますますエピソードが独り歩きをし、伝説としての様相を固めていっています!
ちなみにこのバスツアー事件。バスツアー後の7月28日に開催されたコンサートにて、入籍日が7月7日だったことまで発表され、見事なまでにオチがついたのでした・・・。
現在は2児の母となっている飯田圭織さん。
この伝説のバスツアー事件は、本人としては不名誉かもしれませんが、別の意味でアイドル史に自分の名前を刻めたとも言えるでしょう!
アイドルファンではない身からすると、この飯田圭織さんのバスツアー伝説を凌駕するほどの、新たな伝説がいずれ誕生しないか期待してしまうばかりです。
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