2023年現在、49歳となったイチロー選手。
45歳で現役引退した今も、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターとして活躍しています。
そんなイチロー選手には身長サバ読み疑惑があるようです。
そこで今回は、イチロー選手の身長について調べてみました。
その結果、
- イチロー選手の身長は180㎝で間違いない
- サバ読み疑惑が出たのは、MLB公式サイトの身長が175㎝だから
ということがわかりました。
詳しく説明していきますね。
実はイチローの身長は180㎝もある事をご存知ですか!
2023年現在、イチロー選手の公式に発表されている身長は180㎝です。
イチロー選手は線の細さや俊敏な動き、顔の小ささから小柄なイメージがあったのですが、180㎝もあるんですね。
たしかに、上の画像にあるように、173㎝の吉田選手よりは大きいイメージですし、190㎝台の大谷選手やダルビッシュ選手よりは小さいイメージ。
イチロー選手の身長は180㎝で間違いないでしょう。
ところが、イチロー選手には身長サバ読み疑惑があります。
「イチロー身長」で検索すると「サバ」のワードが出てくるんですよね。
では、本当に身長をサバ読みしているのか、他の野球選手と身長比較して検証していきます。
比較①松井秀喜:188㎝
松井秀喜選手の身長は188㎝です。
上の画像では、松井選手の重心がかなり左足によっているので正確にはわかりませんが、イチロー選手のほうが背が低いですね。
もう1枚、松井選手とイチロー選手が並んでいる画像を見てみましょう。
上の画像だと、2人とも重心が大きく傾いてはいるようには見えません。
この画像ならかなり正確な検証ができますね。
画像を見る限り、明らかに松井選手のほうが大きいです。
イチロー選手の身長は、松井選手の目のあたりでしょうか。
一般的に、目から頭のてっぺんまでは10㎝前後と言われています。
だとすると、イチロー選手の身長が180㎝なのは違和感がありませんね。
比較②青木宣親:175㎝
青木宣親選手の身長は175㎝。
画像を見る限り、イチロー選手のほうが背が高いですね。
青木選手の身長は、イチロー選手の目と頭のてっぺんの間くらいに見えます。
ということは5㎝の差と考えて問題なさそうです。
こちらの画像でもイチロー選手のほうが背が高く、5㎝くらいの差ですね。
イチロー選手の身長は180㎝で間違いないでしょう。
比較③川崎宗則:180㎝
続いては、川崎宗則選手。
身長はイチロー選手と同じく180㎝です。
たしかに上の画像では、イチロー選手だけ帽子をかぶっていますが、同じくらいの身長に見えますね。
こちらは2人の後ろ姿。
川崎選手のほうが足を広げているので少し小さく見えますが、やっぱり同じ身長の高さのようです。
イチロー選手は公式発表通り、180㎝で間違いないでしょう。
イチローの身長サバ疑惑が出てしまっている3つの理由
イチロー選手に身長サバ読み疑惑が出たのは、3つの理由が考えられます。
- MLBサイトの記載が間違っている
- イチロー本人の発言
- 小柄な体型
ひとつずつ見てみましょう。
MLBサイトの記載の誤り
イチロー選手に身長サバ読み疑惑が出た理由の1つ目は、MLB公式サイトに記載された身長が誤っていたことです。
イチロー選手は2000年にシアトル・マリナーズに移籍しましたが、マリナーズの公式サイトやMLB公式サイトには、約175㎝にあたる5フィート9インチと書かれていたんです。
そのワケは・・・
日本がアメリカに伝えたイチロー選手の身長「5.9フィート」を、アメリカ側では「5フィート9インチ」と誤って解釈してしまったから!
フィートの単位に馴染みのない日本人としてはちょっと難しい話ですが、アメリカでは長さの単位がフィートとインチなんですね。
1フィート=30.48㎝で、1インチ=2.54㎝になります。
イチロー選手の身長は180㎝ですから、日本側としては「5.9フィート」とアメリカ側に伝えました。
5.9フィート×30.48㎝=179.832㎝となり、約180㎝になるからです。
しかし、アメリカ側は5.9フィートを5フィート9インチと解釈。
計算すると、5フィート×30.48㎝+9インチ×2.54㎝=175.26㎝。
よってイチロー選手は175㎝でサバ読みしているのでは?という話につながったようです。
本人の発言
イチロー選手の身長サバ読み疑惑が出た理由の2つ目が、”イチロー本人が身長について発言していた”というコメントです。
イチロー選手本人が自身の身長を「177か8」と言っていたというのです。
このことから、”公式では180㎝になっているけど、本当は177㎝か178㎝なのでは?”と噂されました。
ただ、この発言をイチロー選手本人が本当に言っていたのか、またいつの発言なのかもわかりません。
もしプロ野球選手になった当初の発言であれば、その時から身長が180㎝まで伸びた可能性もあります。
どちらにしてもイチロー選手がサバ読みしたくて180㎝に公式発表されたとは考えにくいですね。
他の野球選手と比べて小柄な体型
イチロー選手は他の野球選手に比べると小柄な体型に見えます。
特にメジャーリーガーと並ぶと、イチロー選手は小さく見えますよね。
イチロー選手が180㎝79.4kgなのに対して、ダルビッシュ有選手は196㎝100kg、大谷翔平選手は193㎝95kgです。
皆さん、大きいですね~。
そんな中でもイチロー選手はあえて筋肉をつけすぎないように注意しているんだとか。
筋肉を集中的につけるよりもバランスのよい体づくりに専念してきたそうです。
自分の体に合ったトレーニングがイチロー選手の俊敏な動きにつながっていたんですね。
イチローのプロ野球入団時の身長は173㎝と言われている
イチローのプロ野球入団時の身長は173㎝という噂があります。
一方で入団時にはもう180㎝はあったという情報も…。
173㎝と180㎝、どちらなんでしょうか。
ちなみに、入団した時のプロ野球選手名鑑には180㎝と書かれています。
イチロー選手は愛工大名電高校3年の時に、ドラフト会議で4位指名を受け、オリックスに入団しました。
愛工大名電高の当時の中村豪監督は、高校入学時のイチローを見て、こんなモヤシのような細い体で野球ができるのか?と思っていたんだとか。
高校入学時は170㎝だったイチロー選手。
高校時代は牛乳をたくさん飲むよう心がけ、そのおかげか身長はぐんぐん伸び、高校2年生の夏には180㎝になっていたと言われています。
ウェイトトレーニングも欠かさず行うことで筋肉量も増やしていったそうですよ。
そんなイチロー選手の高校3年生の画像がこちら。(1991年愛知県大会準々決勝)
エースで4番としてチームを牽引していましたが、残念ながら甲子園に行くことはできませんでした。
ドラフト会議でオリックス1位指名の田口壮選手と並んだ画像がこちらです。
イチロー選手のほうが田口選手よりも背が高いですね。
田口壮選手の入団当時の身長は不明なのですが、入団が決まったのは関西学院大学在学時の22歳。
22歳ともなれば、運動はしているものの、その後身長が伸びていない可能性が高いですよね。
田口選手の公式身長は177㎝。
田口選手とイチロー選手はちょうど3㎝差くらいに見えますので、入団当時のイチロー選手が180㎝だったのはやはり間違いなさそうですね。
イチローの活躍は身長ではなく類を見ない努力のお陰
イチロー選手の活躍には、身長よりも故障の少なさにあると言えます。
故障者リストに載ったのは1度だけで、毎年平均159試合に出場。
出塁も重ねているので実績も上がることになります。
ケガ予防の意識が高いのはイチロー選手ならではですね。
イチロー選手の筋肉は柔らかくしなやか。
それは体の柔軟性を高める運動を重視し、ケガのしやすいプレーの練習には予防策を立ててから臨んでいるからです。
また、衝撃を緩和するために体の力を抜き、すべったり転んだりするようなケガの危険性の高いプレーに関しては細心の注意を払っていたとのこと。
あれだけ盗塁していたのにケガをしない理由は、柔軟性を重視したトレーニングや常に理論だてた練習法にあったんですね。
ただただ体を大きくして筋肉をつけていくのではなく、柔軟性も意識した上で筋肉をつけていくから、小柄にさえ見えてしまうような細めの体でも記録をいくつも塗り替えていけたんですね。
イチロー選手の活躍には身長や体の大きさは関係なかったようです。
まとめ
以上、イチロー選手の身長についてお伝えしました。
- イチロー選手の身長は180㎝で間違いない
- 身長サバ疑惑はMLB公式サイトの記載内容に誤りがあったから
- 他の野球選手の体格が良すぎるため、イチロー選手の身長が低く見える
イチロー選手は体格のいい外国人の選手に囲まれていることが多いので、どうしても小柄に見えてしまいますが、実は身長が180㎝もあるんですね。
中学まではモヤシのような細い体つきだったイチロー選手。
現在のような無駄のないバランスを保った体格にするには相当ストイックな努力が必要だったでしょう。
でもイチロー選手は理想の体になっていくことをむしろ楽しんでいたようにさえ思えます。
最高のパフォーマンスは身長や体の大きさに関係なく引き出せる、ということを野球少年たちに自らの人生で教えてくれたイチロー選手。
これからの活躍も楽しみです。
イチローさんの現在の活動について気になる方はこちらの記事をご覧ください。
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