高齢出産と子供の障害って、実際どのくらい関係があるのか気になりませんか。35歳を過ぎるとダウン症などのリスクが上がるとよく言われますが、芸能界でも高齢出産を経験し、障害のあるお子さんを育てている方は実は少なくありません。
50歳で出産した野田聖子さんや41歳で出産した大平光代さんなど、年齢とリスクのリアルが伝わってくるエピソードばかりです。高齢出産と障害の関係を正しく知っておくことは、とても大切ですよね。
高齢出産と障害の関係は?ダウン症・自閉症の基礎知識
- 高齢出産(35歳以上)ではダウン症の確率が上がり、40歳で約80人に1人
- 野田聖子さん(50歳)、大平光代さん(41歳)など高齢出産で障害児を持つ芸能人は複数いる
- ダウン症は21番目の染色体異常による先天性疾患で、約600〜700人に1人の割合
- 父親が50歳以上の場合、自閉症リスクが66%増加するデータもある
高齢出産と障害の関係を理解するには、まずダウン症と自閉症の基本を押さえておく必要があります。どちらも先天的な疾患で、親の年齢との関連が指摘されています。
ダウン症の正式名称は「ダウン症候群」。21番目の染色体が通常の2本ではなく3本あることで起こる先天性の疾患です。遺伝的なものではなく、精子や卵子が作られる過程での偶発的な異常が原因とされています。
発生率は約600〜700人に1人。身体的な発達の遅れや特徴的な顔立ち、軽度の知的障害が見られることが多いです。心臓病や難聴を合併するケースもありますが、医学の進歩により寿命は大きく延びています。
一方の自閉症は、脳の機能に先天的な特性がある発達障害のひとつです。最近では症状の軽い方も含めて「自閉症スペクトラム障害(ASD)」と呼ばれることが増えていますね。約100人に1人の割合で、後天的に発症することはありません。
「対人関係の困難」「コミュニケーションの課題」「パターン化した興味や活動」の3つが主な特徴で、半数以上は知的障害を伴います。重度の場合はADHDや学習障害、てんかんを合併しやすいことも知られています。
高齢出産だとダウン症や自閉症のリスクはどう変わる?
ここが一番気になるところですよね。35歳を過ぎると卵巣の機能が低下し、健康な卵子が作られにくくなることで、染色体の異常が起こりやすくなります。
ダウン症の発生確率は、35歳で30歳の約2倍、40歳になると約80人に1人まで上昇します。年齢とともにリスクが加速度的に高くなるんです。
父親の年齢も無視できません。50歳以上の父親の場合、20歳代と比べて自閉症リスクが66%増加するというデータがあります。40歳代でも28%の増加です。
母親の年齢も自閉症に関連があり、40歳代の母親は20歳代と比べて15%リスクが上がるという報告もあります。高齢出産はダウン症だけでなく、自閉症とも深い関わりがあるんですね。
高齢出産で障害のある子供を持つ芸能人まとめ
芸能界でも、高齢出産を経験し障害のあるお子さんを育てている方は少なくありません。50歳で出産した野田聖子さんから37歳の龍円愛梨さんまで、それぞれに深いエピソードがあります。
野田聖子さん(50歳で出産)
| 名前 | 野田聖子(のだ せいこ) |
|---|---|
| 生年月日 | 1960年9月3日 |
| 職業 | 衆議院議員(自由民主党) |
| 主な役職 | 総務大臣、女性活躍担当大臣など歴任 |
高齢出産で障害のある子供を持つ芸能人・有名人の中でも、特に知られているのが野田聖子さんです。野田さんは40歳から不妊治療を始め、アメリカで卵子提供を受けて2011年に長男を出産しました。出産時の年齢は50歳です。
長男は生まれてすぐに脳梗塞を患い、さらにダウン症であることも診断されました。脳梗塞の影響で右半身にマヒが残っています。
50歳での出産は高齢出産の中でもかなりまれなケースですよね。野田さんは議員活動を通じて、障害のある子供を持つ家庭への支援制度の充実にも取り組んでいます。
大平光代さん(41歳で出産)
弁護士の大平光代さんは、14歳で暴走族に入り、暴力団組長との結婚・離婚を経験するなど波乱の半生を送ったのち、司法試験に合格して弁護士になった方です。
2006年に弁護士事務所の先輩と結婚し、同年9月に41歳で帝王切開により長女を出産しました。長女はダウン症に加え、心臓病・肺高血圧症・白血病と診断されています。
大平さんは長女の健康のために、大阪府内から自然豊かな兵庫県丹波地方へ引っ越しを決断しました。複数の病気を抱えながらも、環境を変えてお子さんの成長を支えています。
山田花子さん(41歳で出産)
お笑い芸人の山田花子さんには2人の息子さんがいますが、次男にダウン症の噂が広まったことがあります。噂が出た理由は、41歳での高齢出産で帝王切開になったことと、妊娠中に糖尿病を発症したことの2点です。
妊娠中は糖尿病の影響でずっと小松菜を食べていたというエピソードもあり、かなり大変な妊娠期間だったようですね。
ただし、お子さんがダウン症かどうかの確定的な情報は出ておらず、本人からの公式な発表もないため、あくまで噂の域を出ていません。
水越けいこさん(38歳で出産)
1974年の「スター誕生!」をきっかけに芸能界入りした歌手の水越けいこさん。1986年に32歳で結婚し、1992年に38歳で長男の麗良(れいら)くんを出産しました。
麗良くんは出産の翌日にダウン症と診断されたそうです。水越さんは当時、自分を責めてしまい、夫のご両親に謝ってしまったとのこと。
その後、水越さんは離婚し、シングルマザーとして麗良くんを育てています。歌手活動を続けながらの子育ては、想像以上に大変だったのではないでしょうか。
龍円愛梨さん(37歳で出産)
テレビ朝日の元アナウンサーで、現在は都民ファーストの会所属の議員として活動している龍円愛梨さん。2013年に37歳で長男を出産しました。
生まれてすぐに異変を感じ、1ヶ月後に医師からダウン症であることを告げられたそうです。そのときは泣き崩れ、自分を責めたと語っています。
長男のニコくんがダウン症であることは、2016年4月28日放送の「AmebaPrime」で公表されました。龍円さんはその後、障害のある子供たちのインクルーシブ教育の推進にも力を入れています。
松野明美さん
1988年ソウルオリンピック女子10000m日本代表の松野明美さん。引退後はタレントとして活動し、2010年から熊本県議会議員を務め、2022年には参議院議員に当選しました。
2001年にマネージャーの男性と結婚。2008年10月15日放送の「復活の日」で、次男がダウン症であることを公表しています。
次男は心臓病を患い手術を受けたそうです。ダウン症の合併症として心臓病は多く見られるケースですね。松野さんは議員として、障害児支援の制度改善にも取り組んでいます。
奥山佳恵さん
女優として活躍中の奥山佳恵さんは、2001年にメイクアップアーティストの稲葉鋼太郎さんと結婚し、2児の母でもあります。
2013年3月11日に自身のブログで、次男がダウン症であることを公表しました。次男は誕生時に小柄で黄疸がなかなか取れず、生後2日で入院。検査の結果「心室中隔欠損症」と診断されています。
生後1ヶ月の染色体検査でダウン症が判明。生後8ヶ月で5回の入院と3回の心臓大手術を乗り越え、現在は元気に成長しているそうですよ。
風見しんごさん
マルチタレントの風見しんごさんは、1994年に元ミス日本の荒井晶子さんと結婚。1996年に長女、2003年に次女が誕生しました。しかし2007年1月、長女のえみるさんが交通事故で10歳の若さで亡くなってしまいます。
その翌年の2008年に男の子を授かりましたが、妊娠5ヶ月で胎児の染色体異常が判明し、ダウン症と診断されました。風見さん夫妻はこの子に「こころ」と名付け、誕生を楽しみにしていたそうです。
しかし、妊娠8ヶ月で死産という結果になってしまいました。ダウン症の赤ちゃんはお腹の中で育つことができないケースもあると言われています。長女を亡くした直後の出来事で、ご家族にとっては二重の悲しみだったことが想像できますね。
アレックス・ラミレスさん
ベネズエラ出身の元プロ野球選手で、読売ジャイアンツや横浜DeNAベイスターズで活躍したアレックス・ラミレスさん。前妻との間に3人、現在の妻との間に1人のお子さんがいます。
現在の妻との子供がダウン症であることを、自身のSNSで公表しました。ラミレスさんは子供がダウン症とわかった時、「神からの祝福だ」とポジティブに受け止めたそうですよ。
野球の試合にダウン症の子供を持つ親子を招待するなど、障害への理解を広める活動にも積極的に取り組んでいます。
金子エミさん
パーツモデルとして活躍する金子エミさん。出産後に長男がダウン症であることが判明し、当初はなかなか受け入れられなかったそうです。
しかし現在は明るくて優しい長男と良い関係を築いています。長男は水泳の才能に恵まれ、ダウン症世界水泳選手大会に日本代表として出場し、東京都障害者スポーツ大会で金メダルを獲得するほどの実力です。
障害があっても才能を開花させて活躍できるという、前向きなケースですよね。
なぜ芸能人の子供に障害の噂が広まるの?
芸能人の子供にはダウン症や自閉症の噂が広まりやすい傾向があります。実際に障害を公表している方もいますが、全く根拠のないデマが一人歩きしてしまうケースも少なくありません。
主な理由は、芸能人がプライベートを非公開にする傾向があることです。子供の情報が出てこないと「何かあるのでは」と勝手な憶測が広がりやすいんですね。
また、やっかみや差別意識から根拠のない噂を流す人もいます。ダウン症や自閉症についての正しい知識がなく、言葉の響きだけで噂を広めているケースも見られます。根拠なく人の子供に障害があると言いふらすのは、本人やご家族を深く傷つける行為です。
まとめ
高齢出産と障害の関係は医学的にも確認されており、35歳を過ぎるとダウン症のリスクが上がることは事実です。40歳では約80人に1人の確率になり、父親の年齢も自閉症リスクに影響します。
芸能界でも、野田聖子さん(50歳)、大平光代さん(41歳)、水越けいこさん(38歳)、龍円愛梨さん(37歳)など、高齢出産で障害のあるお子さんを持つ方は複数いらっしゃいます。
多くの方が子供の障害を公表し、偏見をなくすための活動や制度改善に取り組んでいるのも印象的です。野田聖子さんや松野明美さんは議員として、障害児を持つ家庭への支援拡充にも力を注いでいます。
ダウン症の書道家・金澤翔子さんや、金子エミさんの長男のように、障害があってもさまざまな分野で活躍している方も増えてきました。正しい知識と理解を持つことが、障害のある方とそのご家族が暮らしやすい社会につながるのではないでしょうか。



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