養老孟司さんといえば、『バカの壁』で450万部を記録した医学博士・解剖学者ですよね。穏やかな語り口と少年のような好奇心で、多くの人に愛されています。
そんな養老孟司さんについて「再婚している」「前妻がいた」という噂を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実際のところはどうなのか、気になりますよね。
養老孟司さんの再婚・前妻の噂の真相から、現在の妻や家族のことまで、徹底的に調査しました。
養老孟司の前妻や再婚の噂は本当?真相を調査
- 養老孟司さんに前妻はおらず、再婚もしていない
- 再婚の噂は「信憑性の低い記事」と「母親の再婚との混同」が原因
- 現在の妻は茶道表千家教授の養老朝枝さん
- 子供は娘(鍼灸師の養老暁花さん)と息子の2人
- 2026年現在も88歳で精力的に活動中
| 名前 | 養老孟司(ようろう たけし) |
|---|---|
| 生年月日 | 1937年11月11日(88歳 ※2026年3月現在) |
| 出身地 | 神奈川県鎌倉市 |
| 学歴 | 東京大学医学部卒業(1967年に医学博士号取得) |
| 職業 | 解剖学者・東京大学名誉教授 |
| 代表作 | 『バカの壁』(450万部) |
結論から言うと、養老孟司さんは再婚しておらず、前妻もいません。ご本人が離婚や再婚について公表したことは一度もなく、信頼できるメディアでもそうした報道はありません。
では、なぜ「再婚」「前妻」といった噂が広まってしまったのでしょうか。原因は大きく2つ考えられます。
「前妻がいた」と書かれた記事の正体
ネット上には、養老孟司さんが再婚であるとはっきり書かれた記事が存在します。その記事によると、東大の医学部教授になった頃に同じ研究室の女性と最初の結婚をし、養老さんが不妊症で前妻との間に溝ができて離婚した、という内容でした。
さらに養子縁組をしていたとも書かれていたのですが、この情報の出処はまったく掴めません。ウィキペディアにもそうした記載はなく、大手メディアでも報じられていない話です。
信憑性に欠ける記事をそのまま鵜呑みにしてしまった人が多かったと考えられます。養老さんのような著名人には、根拠のない噂がつきものですよね。
母親・養老静江の再婚との混同
もう1つの原因は、養老孟司さんのお母様である養老静江さんの再婚歴が混同されたことです。小児科医だった静江さんには、実は再婚の経歴があります。
静江さんは最初の結婚で弁護士と結ばれ、2人の子供を授かっていました。その後、三菱商事に勤めていた養老文雄さん(静江さんより10歳年下)と再婚し、1937年に養老孟司さんが次男として生まれています。
読売新聞オンラインに掲載された養老さん自身の回想でも、父・文雄さんが10歳年上の医師である母・静江さんと結婚したのは1936年であったと語られています。
「母親の再婚」という事実が「養老孟司さん本人の再婚」と誤解された可能性が高いわけですね。
ちなみに静江さんは94歳まで現役で患者さんを診続けた方で、著書も2冊出版し、1994年には荻野吟子賞を受賞しています。医学に携わる母と息子、という共通点も混同を招いた一因かもしれません。
養老孟司の妻・養老朝枝はどんな人物?再婚相手ではなく唯一の妻
養老孟司さんの奥さんは、養老朝枝(ようろう あさえ)さんという方です。前妻がいたわけではなく、朝枝さんが養老さんにとって唯一の妻ということになります。
朝枝さんの詳しいプロフィール(年齢や生年月日など)は公表されていませんが、その活動ぶりからは凛とした人物像が浮かび上がってきます。
茶道表千家教授としての活動
養老朝枝さんの職業は茶道家です。茶道表千家教授という肩書を持ち、お弟子さんを抱えて大学での講義も行うなど、精力的に活動されています。
茶道だけでなく香道にも親しんでおり、日本の伝統芸道に深く通じた方のようです。
さらに注目すべきは、鎌倉にある養老家の自宅に茶室があり、その茶室は朝枝さん自身が設計したということ。施工を担当した田中静材木店のウェブサイトでも「設計は茶人である奥様の養老朝枝様によるもの」と紹介されています。
自宅に茶室を構え、その設計まで手がけるところに、朝枝さんの茶道への深い愛情と造詣が感じられますよね。
結婚時期と馴れ初め
2人の馴れ初めについては、具体的なエピソードが公表されていません。養老さんは細かいプライベートをあまり語らない方のようです。
ただし、結婚時期を推測できるエピソードが1つあります。養老さんが「初期のマリオにハマってゲームばかりしていたとき、妻から家を追い出された」と語ったことがあるんです。
『マリオブラザーズ』の発売は1983年。つまり、お2人の結婚はそれ以前で、40年以上にわたる結婚生活を送っていることがわかります。
東大名誉教授の養老さんと茶道表千家教授の朝枝さん。分野は違えど、それぞれの道を極めているという共通点が2人を結びつけたのかもしれません。
夫婦円満の秘訣
40年以上連れ添っているお2人ですが、夫婦関係は現在も良好なご様子です。若い頃はよく喧嘩もしたそうですが、養老さんなりの夫婦円満の哲学を持っています。
PRESIDENT Onlineの対談記事では、養老さんが夫婦関係について率直に語っています。妻を変えようとしたら激しい反応が返ってきて「晩飯が食えなかったり、茶碗が割れたり」したことがあったそう。
「コスト計算すると、僕の考えを変えたほうが安くつく」と語った養老さん。以来、何ごとも「奥様のおっしゃる通りでございます」を貫いているとのこと。
さらに養老さんは、好きな昆虫採集を自由にやるために経済的余裕を作ることを心がけてきたと明かしています。妻に文句を言われない環境を自分で作るという、実に合理的なアプローチですよね。
朝枝さんからは「人を見る目がない」と言われたことがあるそうですが、養老さんは朝枝さんの顔を見ながら「本当にそうだよね」と返したというエピソードも。ユーモアたっぷりのやりとりに、2人の信頼関係が垣間見えます。
お互いの趣味や活動に理解を示しつつ、「好きなことなら常識の範囲を外れてもいい」という価値観を共有していることが、長い結婚生活を支えているのでしょう。
養老孟司の子供は娘と息子の2人
養老孟司さんと奥さんの朝枝さんの間には、娘と息子の2人の子供がいます。子供たちの詳細情報はほとんど公表されていませんが、わかっている範囲でまとめました。
娘・養老暁花は鍼灸師
養老さんの娘さんの名前は養老暁花(あきか)さん。東京都銀座で「草人木鍼灸治療院」を営む鍼灸師です。
暁花さんは、養老さんと愛猫「まる」の日常を綴った「そこまるぶろぐ。」を運営していました。記事の最後に毎回「アキカ」と署名があり、軽快な文面には著書の多い父親譲りの文才が感じられます。
ブログには「毎日笑顔の父を見るのも久しぶりで私までちょっと嬉しいです」といった記述もあり、父娘の仲の良さが伝わってきます。
養老さんの著書『うちのまる ~養老孟司先生と猫の営業部長』や『養老先生、がんになる』でも、暁花さんが家族の声として一部執筆に携わっているそうです。プライバシーは守りつつも、深い親子の絆がうかがえますね。
息子は一般人で詳細不明
息子さんについては、名前や職業など具体的な情報がほとんど出ていません。一般の方であるため、養老さんがプライバシーを守っているものと思われます。
ただし、養老さんが大学の講演会で「私の息子が…」と話したり、幻冬舎Plusの対談で「息子は受験なしで入れてくれる学校に入りました」と発言していることから、息子さんがいることは間違いなさそうです。
愛猫「まる」との暮らし
養老孟司さんの家族として忘れてはいけないのが、スコティッシュフォールドの愛猫「まる」です。
2008年に読売新聞で養老さんと「まる」の写真が掲載されたことをきっかけに、まるは一躍有名に。DVDのリリースや写真集3冊の出版など、まさに「猫の営業部長」と呼ばれるにふさわしい存在でした。
鎌倉の山寺の敷地にある自宅で、自然と一体になった環境のなか、養老さんはまるを我が子のように可愛がりました。
しかしまるは2020年12月21日、心不全により他界しています。養老さんはその死をなかなか受け入れられなかったそうで、暁花さんの「そこまるぶろぐ。」も2020年3月の投稿を最後に更新が途絶えています。
養老流の子育て観
養老さんは子育てについても多くのインタビューや対談で語っています。その核にあるのは、「子どもは自然である」「自然は受け入れるしかない」という考え方です。
イデー・モンテッソーリのインタビューでは、「子どもは自然です。大人と違います。子どもが分からない事を、大人は受け入れるしかない」と語っています。
また、AERA Kids Plusの取材では「ぜひ子育て中の皆さんにはたくさんの自然に触れてほしい」と呼びかけ、自然体験を通じて「いい意味で適当になること」の大切さを説いています。
鎌倉の自然豊かな環境で暮らしてきた養老さんだからこその、説得力ある子育て論ですよね。朝枝さんもこの方針に賛同し、のびのびとした家庭を築いてきたのでしょう。



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