【酒々井バラバラ事件】竹内愛美は2024年現在も服役中で末路が悲惨!

2016年9月、千葉県印旛郡酒々井町(しすいまち)に住む竹内諒さんという男性が殺害され、バラバラになった遺体で発見されるという事件が発生しました。

殺害したのは、なんと実の姉である竹内愛美(えみ)さんでした。

弟を殺し、解体して捨てたというショッキングなこの事件。2人暮らしをしていた姉弟はそれぞれ不満を抱えていたことがわかっており、さらに幼少期からの家庭環境も事件に影響していると見られています。

今回はこのおぞましい『酒々井バラバラ殺人事件』がなぜ起きたのか、そして竹内愛美さんの現在についても調べてみました。

【事件の概要】竹内愛美の殺害動機は金銭トラブルや共同生活でのストレス

2016年9月12日、千葉県印旛郡酒々井町にある一軒家で、当時21歳だった竹内諒さんのバラバラ遺体が発見されました。

発見に至ったきっかけは、竹内諒さんと連絡がとれなくなったことを心配した友人達が家を訪問をしたことでした。

応対した当時25歳の姉・竹内愛美さんが諒さんは不在だと伝えますが、自宅の駐車場には竹内諒さんの車がとまっており、竹内愛美さんの態度も怪しいと感じた友人達は「自分達の目で確かめたいので、部屋を見せてください」と食い下がります。

しかし、竹内愛美さんは「お腹の病気で、部屋に臭いがしているから入れられない」などと言って家に入れることを頑なに拒否。

しばらく押し問答が続くと「バイトに行く時間だから」と、玄関のドアを閉めてしまいました。

不審に思った友人達は通報し、駆けつけた警察官によってその日の夜、家の中でバラバラに切断されてビニール袋に入った遺体が発見されました。

遺体は頭部、胴体、腕、脚とパーツごとに分解され、リビングに置かれた透明のビニール袋に入れられていた。頭部は下顎部分で切断され、一部の皮が剥がされていた。

このほか、冷蔵庫からも肉を剥いだ骨が入ったごみ袋が見つかったそうです…。

鑑定の結果、遺体は竹内諒さんであると判明。

事情聴取を受けていた竹内愛美さんが「2週間くらい前に1人でやった」と認め、さらには内臓をトイレに流したことや、遺体の一部をゴミとして捨てたことも供述したため、翌日の9月13日に死体損壊・遺棄の容疑で逮捕されました。

また、その後の取り調べにより「弟と些細な事でトラブルになり、殺してしまった」と供述したことから殺人容疑でも逮捕となりました。

女性1人の力で人間の身体を解体するなんてことができるものなんでしょうか…。

竹内諒さんは友人達に「俺に何かあったら頼む」と言っていたという噂もあり、自分の身の危険を感じていたのかもしれません。

また、2人の父親は事件が起こる2年前の2014年に心筋梗塞で亡くなったとされていますが、実は変死だったとも言われています

諒さんの殺害が発覚したことで父親も竹内愛美さんに殺されていたのでは…?という噂がありますが、あくまでも噂に過ぎず、真偽は定かではありません。

では、竹内愛美さんが諒さんを殺害した動機とされるトラブルとはなんだったのかまとめました。

竹内愛美が父親の遺産を独り占めしていた

竹内愛美さんは諒さんに内緒で父親の遺産を年金型で毎年150万円受け取っていて、それを知った諒さんは「本来なら折半だし、1人で受け取るなら家を出て行ってほしい」と友人に話していたそうです。

竹内愛美さんと諒さんは生活費などを半分ずつ出しあうことになっていたようですが、竹内愛美さんは金遣いが荒く、生活費を滞納しており諒さんが肩代わりすることも多かったようです。

父親の遺産を独占していたこと、そしてそれでも竹内愛美さんのお金が足りなくなり、諒さんに負担がかかっていたことで2人は口論になりました。

平成28年8月31日午後、自宅2階の諒さんの部屋で2人は口論になり、包丁を手に蹴る諒さんを別の包丁で「反射的に刺した」

詳細については覚えていないとしたが、「諒に声をかけても反応がないから、死んでいると思った。そこから記憶がなくて、気付いたらアルバイト先のスーパーのレジに立っていた」

引用元:産経新聞

事件が起きた直接の原因は金銭面でのトラブルでしたが、それまでにも2人はお互いにストレスを抱えていたことがわかっています。

竹内諒の音ゲーによる騒音

竹内諒さんは大の音ゲー(音楽に合わせて擬似的に楽器を演奏したりボタンを押して遊ぶゲーム)好きだったそうで、竹内愛美さんの部屋の隣にあった空き部屋に「音ゲー部屋」を作り、そこに友人達を招いて連日遊んでいました。

2人の間では、家に人を招く時はお互い事前に許可を取るという約束があったそうですが、竹内諒さんは無断で友人を連れ込んでいたようです。

音ゲー仲間のたまり場となり、隣の部屋だった竹内愛美さんはその騒音に迷惑していたという情報もあります。

この部屋を見ると、かなり大きな音がするだろうなという想像がつきますね…。

ただ、竹内諒さんはこの部屋に防音対策をしていたという説もあり、実際竹内愛美さんの部屋にどの程度音が聞こえていたかはわかりません。

それでも、許可を得ず頻繁に友人達が遊びに来て騒いでいるというのは相当なストレスがあったと思われます。

次第に仲が悪くなっていった

近所の住人によると、以前は大型バイクに姉弟で2人乗りをして出かける姿もあり、仲の良さそうな雰囲気だったものの、2016年に入った頃から異変を感じていたそうです。

「ある時から車を買って、家に弟さんの友達が出入りすることがあった。お姉さんの許可を得ているかは分からない。そのころから、姉弟で出掛ける姿は見かけなくなった」と話す。

「弟が『この家は俺のものだ』と怒鳴っていたこともある」と別の住民。

部屋を改造していることなのか、家に友人を連れ込んでうるさくしていることなのか、家の財産分与についてなのかは不明だが、ケンカになったことがあるようだ。

現在は見られなくなっていますが、竹内諒さんはTwitterで竹内愛美さんについてツイートすることもありました。

「姉とデート」や「姉にプリン貰った」といったツイートもあれば、「これだから姉は嫌なんだ」などと不満を漏らすツイートもあります。

一緒に暮らしていれば嫌な部分ばかり目についたり喧嘩をすることもあるでしょうが、「2人暮らしだけど冷蔵庫も掃除機もオーブンもベッドも2つあります」ともツイートしていたようなので、家電製品を共用したくないほどお互いの存在に嫌気が差していたことが伺えます。

(ベッドは2つあって当たり前ですが…笑)

金銭問題のほかにもお互いがストレスを溜めていたこともあって、話し合いで解決できる精神状態ではなくなり、事件に繋がってしまったのかもしれません。

もちろん、どんなに不満があったとしても命を奪っていい理由には当然なりませんが…

竹内諒さんは頻繁にTwitterに投稿していたそうですが、8月31日に「夏休み最後だしね」とツイートしたのを最後にこの日の午後、殺害されました。

バラバラにした弟と2週間一緒に過ごしていたなんて、考えただけでおかしくなりそうです…。

【懲役7年の実刑判決】竹内愛美は2024年現在も服役中

事件の約1年半後の2018年2月から裁判が始まり、その中で竹内愛美さんは、口論になった際に竹内諒さんが包丁を持って下半身を蹴るなどの暴行を加えてきたため、とっさに自分も包丁を持ち出したところ太ももに刺さってしまったと話し、殺意はなく正当防衛だったと主張しました。

「身を守るために包丁を手に取り、体を被害者のほうへ向けたら太ももに刺さったので部屋を出て庭に出た。その後しばらくして部屋に戻ると諒さんが死んでいた」と、正当防衛であり殺意はないと主張した。殺すつもりがなかったというのだ。

しかも、被告人質問では一貫して“記憶がない”という趣旨の供述を繰り返した。

「あっ、はっきり覚えてないです」「はっきり覚えてないです、すみません」

「あっ、えーっと、えとー、あっ、座って、何してたか忘れてしまったんですけど、はっきり覚えてないです」

異世界に急に飛んだような……カーテンっていうか、離れているような、薄い膜のようなものが張られているみたいな……」

終始このような調子で、愛美被告から事件についてはっきりとした話は出ることがなかった。

引用元:newspass

検察は竹内愛美さんに大きな怪我がなかったことから正当防衛は成立しないと主張、また犯行後に諒さんに対する救命行為をせず死を容認したとして、殺人罪で懲役18年を求刑しました。

しかし、明確な殺意があったと認められる証拠がなかったことから、第一審の判決では傷害致死罪を適用し、懲役10年の実刑判決が下されました。

竹内愛美さんはこの判決を不服として控訴。

控訴審では、直前に弟から暴行を受けたとして「正当防衛」ではなく「過剰防衛」の成立が認められ、懲役7年に減刑されました。

この判決についても竹内愛美さんは不服として上告しましたが、最高裁で上告は棄却され2019年7月に懲役7年の実刑判決が確定しました。

このため、竹内愛美さんは2024年現在も服役中だと思われます。

竹内愛美の異常な人間性や金銭感覚は家庭環境が影響していた

犯行当日、竹内愛美さんは竹内諒さんを殺害した後、薬局やスーパーで軍手やごみ袋、ハンマーを購入していたことが確認されています。

そして、午後5時頃からアルバイト先のスーパーに通常通り出勤し、午後9時すぎには焼肉店で食事をしていたとされています。

焼肉店に行ったのは、遺体の解体前だという情報がある一方で解体後との報道もありますが、どちらにしても人を殺した後に普通に仕事をして、焼肉を食べに行ける神経は到底理解できません(((;゚Д゚)))

さらには、竹内諒さん名義のクレジットカードを使い、9月6日~7日の間に4回、フリマアプリ『メルカリ』でブラウスなど4点(合計3,447円)を購入したとして、「電子計算機使用詐欺罪」でも逮捕、起訴されています。

前述のとおり、金遣いが荒くお金への執着が強い竹内愛美さんですが、これには彼女の生い立ちや家庭環境が影響しているようなんです。

家庭は崩壊していた

竹内愛美さんは1991年に長女として生まれ、次女、諒さん、三女の4人姉弟でした。

家族6人で酒々井町の家に住んでいましたが、2008年頃に父親が精神疾患により休職してからは自宅で療養生活を送るようになり、自殺未遂を図って救急車で搬送されたこともあったそうです。

2011年には両親が離婚して母親が家を出て行き、2年後には三女も家を出て母親のもとへ行きました。

その後は4人で暮らしていましたが、2014年に父親が亡くなったことで次女も家を出てからは、竹内愛美さんと諒さんが2人で暮らしていたようです。

母親からは虐待され父親は育児に無関心だった

両親の離婚当時、自宅療養していた竹内愛美さんの父親には経済力はありませんでした。

それでも竹内愛美さんら姉弟4人は母親について行くことを拒否し、父親と暮らすことを選びました。

母親は子供達が小さい頃から体罰を加えており、特に諒さんに対しての虐待がひどかったそうです。諒さんと交際していた女性は法廷でこう証言しました。

「(諒さんは)母親のことは『あの人』と呼んでいました。ご飯を作ってくれないとか、掃除機でたたかれたとか、小さい時は頻繁に暴力を受けていたと言っていました」

引用元:newspass

また母親の弟である竹内愛美さんや諒さんの叔父も、「姉は子供達をよく怒ったり叩いたりしていて、子供達は姉を嫌っていたと思う

自分の母は姉のことを、『イスやタンスを壊したり物に当たる子で、一番育てるのが大変だった』と言っていた」と語っていました。

母親自身も諒さんに対して特に厳しく当たっていたことや、虐待していたことを認めています。

「小さい頃から諒は口答えが多いと思っていた。体操服は下の妹や弟に順番にお下がりとして着せていた。男女兼用で着せており諒には破れた体操服を縫って着てもらっていた。

(中略)諒の高校時代、私との関係は冷え切っていた。妹をいじめたり言うことを聞かないので、ビンタなどたたくしつけは、ほかの姉弟よりも多かった。

わが家のルールとして自分で食器を洗うというものがあったが、諒はしばらくしてやらなくなったので、私はその皿を洗わず、前の食事の汚れがついたままの皿に食事を盛り付けていた。言うことを聞かないので、食事を抜いて2日程度諒だけ食べさせないこともあった」

引用元:newspass

暴力や食事抜きはやりすぎです…。子供達が全員母親と暮らすことを嫌がるのも当然だと思います。

一方父親は育児に無関心で、子供達と話をせず名前も呼ばず、ずっと自分の部屋にこもっていたそうです。

母親からはきつく当たられたり虐待を受け、父親はフォローするどころか無関心でまったく関わろうとしない…子供達はそんな不健全な家庭環境で、愛情を感じられずに育ったようです。

精神鑑定では竹内愛美さんのことを「機能不全家族で育ったサバイバー」だと評しました。

「機能不全家族」とは、家庭の中に虐待や育児放棄などが存在していて、無意識に子供が抑圧されてしまっている家族のことを指すそうです。

このような環境で育った子供は自尊心や他者への共感などが欠けることがあり、竹内愛美さんと同じ環境で育ち、母親から特に暴力を受けていた諒さんも同じサバイバーであると言われています。

そのため、お互いを思いやることができず、喧嘩が絶えなかったことも事件が起きた原因ではとされています。

竹内愛美は表面上明るく評判が良かったが…

竹内愛美さんは地元の小中学校を卒業した後、「千葉県立四街道高等学校」に通っていたと言われています。

陸上部に所属し、知人によると勉強も部活も一生懸命で明るい子だったそうです。

また近所の住人も竹内愛美さんについて「子供に笑顔で手を振る、気立ての良い子だった」と話しています。

外では几帳面な女性という印象を持たれていた竹内愛美さんですが、その反面家の中は散乱していたらしく、二面性があったようです。

また、竹内諒さんは竹内愛美さんの部屋にバナナがいくつも置かれている写真を添付し、「家に誰もいないんだけど姉はピタゴラスイッチでもしてたのかな」とTwitterに投稿していました。

この写真をよく見ると、2つの梨の間にもバナナが置かれているのがわかります。

これが、男性器を表現しているのではないかとの憶測が広がり「バナナ奇行」とネット上で話題になったそうです。

どんな心情でバナナを設置したのかはわかりませんし、たまたまそうなっただけかもしれませんが、変わった行動をとる女性だということは推測できますね( ゚д゚)

金遣いの荒さは父親に代わり家族を養っていた反動か

大学に進学した竹内愛美さんでしたが両親の離婚後に大学を中退し、経済力がなかった父親の代わりに仕事を始めました

その頃からスーパーでレジ打ちの仕事をして、諒さんや妹にスマホや服などを買ってあげていたそうです。

長女として家族を養い、弟たちに不自由なく生活させてあげようという優しい気持ちは持っていたんですね。

ところが成人してからの竹内愛美さんは、それまで親代わりになって節制していた反動からか、買い物にお金を使いこんだり、バレエやドラムなど興味を持った習い事を次々に始めるようになったそうです。

父親の遺産のことを諒さんに隠して1人で受け取っていたのも、“今まで我慢してきたんだから渡したくない”という思いがあったのかもしれませんね。

竹内愛美に対しネット上では批判だけでなく可愛いと話題になった

竹内愛美さんの猟奇的な犯行に世間は衝撃を受けました。また、殺意が認められなかったとして減刑の判決が下ったことに対する批判の声も多くあります。

また、竹内愛美さんが美人だとネット上で話題になっていたようです。

笑顔の写真からは優しそうな雰囲気が出ていて、とても可愛らしい女性という印象だけに、本当に人を殺してバラバラにするなんておそろしいことをしたのか、信じられないくらいです…。

ほかにも、音ゲーの騒音がうるさかったという理由で殺したと解釈している人が非常に多く、竹内愛美さんを擁護する声もありました。

確かに騒音もストレスの大きな要因になっていたとは思いますが、前述のとおり殺害に至った直接の理由は金銭面で口論になったことです。

どうやら最初の報道では金銭トラブルについて報じられておらず、音ゲーの件だけが原因であるかのように伝えられたために、このような誤解が生まれたようです。

まとめ

竹内愛美さんは実の弟である竹内諒さんと金銭面で口論になったことから殺害し、遺体をバラバラにするという残虐な犯行に及びました。

殺害当時、竹内愛美さんが諒さんから暴行を受けていたことなどから、最終的に懲役7年にまで減刑され、2024年現在も服役中だと思われます。

この事件が起きた背景には、遺産問題や共同生活におけるストレスだけでなく、幼少期からの生い立ちも影響していることは間違いないでしょう。

弟の未来を消してしまい、後悔と絶望感しかありません」と反省の言葉を口にしていたという竹内愛美さん。

しっかりと罪を償って更生し、出所後は真っ当な人生を送ってほしいと思います。

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