警察官の妻と聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
「旦那さんが公務員で安定してるし、いいな」と、羨ましいと思う人、「休みでも旦那が職場に呼ばれて奥さんも大変そう」といったリスクを考える人など様々でしょう。
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そんな警察官の妻ですが、ネットでは「警察官妻は嫌われる」という噂もささやかれています。
そこで今回は、そんな警察官の妻が世間では嫌われると言われているという理由はなぜか徹底調査してみました。
夫が警察官であるがゆえに背負う妻の苦労エピソードなど、夫を陰で支える警察官妻の実態に迫りましたので、ぜひ最後までご覧ください。
警察官妻が嫌われると言われる理由について
まず、なぜ警察官妻が嫌われると言われているのか、その理由をお伝えします。
警察官に対して嫌なイメージを持っている
急いでるのに職質された経験があるなど、警察官に対して良いイメージのない人は警察官の妻に対しても警戒心を持っている可能性があります。
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特別何も悪いことをしていなくても、夫が警察官だと聞くと、その女性(妻)に対しても身構えて接してしまうこともあるでしょう。
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特に、警察官の夫が日中仕事でいなくても、妻は自宅にいるため、近所で自分の行動を監視されているのではないかと考えてしまう人もいるかもしれません。
これは、その人の性格や気質によると思われますが、実際自分が警察官の妻であることを公言し、圧を感じさせる物言いをすることもあるようです。
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あまり凄まれると悪いことをしていなくても「脅された」と思って委縮してしまうかもしれませんね。
ゴミ出しや近所の運転など、警察官の妻と遭遇しないよう意識してしまうなんてことも。
裕福な暮らしに嫉妬する
2つ目は、警察官という職業が収入において安定しており、生活に余裕があると思われがちで、嫉妬の対象となる場合があるようです。
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特別警察官の妻が自慢したわけでなくても、新しい車を買ったり、マイホームを建てたりすると、「さすが、警察官、お金持ちでいいわね。」と何かにつけて夫が警察官だからということを持ち出されることが多いようです。
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また、裕福な暮らしぶりが見えると周りから反感を買い、「自分たちの税金で贅沢をしている!」とやっかみ、敵意を表してくる人も中にはいるみたいですね。
住む世界が違い過ぎて敬遠してしまう
3つ目は嫌いというよりも、死と隣り合わせのこともある危険な生活を送っている警察官とその家族とは、考え方や話が合わないのではと考える人もいるようです。
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災害や事件があれば、休みであろうと関係なく出動する必要がある警察官。
当然家族も大黒柱である夫の仕事が中心の生活を送ることになり、警察官妻も肝が据わっていないと務まらないでしょう。
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また、聖人君子というイメージを持たれがちな警察官という職業ですが、実際は一般の人と考え方が全く違うということもなく、ごく普通の生活を送っている人も多いようです。
周りの人達が作り上げたイメージが独り歩きして、警察官とその妻たちが勘違いされたまま敬遠されているケースもあり、ママ友の輪に入りづらいなど私生活で孤立してしまうことも。
特に女性同士は群れを作りやすく、警察官妻が誤解されたまま孤立してしまう傾向にあり、なんとも辛い状況に追い込まれやすいと言えます。
警察官妻の実際
警察官妻が嫌われる理由についてお伝えしてきましたが、その暮らしぶりや背景などを知らないがために周りの人達の想像が膨らみ、誤解された見方をされていることが分かりました。
では、実際の警察官妻はどのように生活しているのか、実例を紹介します。
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こちらは、福島県の駐在所に勤務する夫とその妻ですが、夫が駐在所勤務の場合、自宅兼職場となっており、夫婦の協力あってこそ成立します。
駐在所での妻の役割は、夫がパトロールで不在中に、電話や来客時の対応など担うなど、主婦業や育児の傍ら市民の安全のため陰の功労者となっています。
こちらは、駐在所勤務の夫を20年間支えてきた妻の鶴橋明代さん。
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20年という長い間、様々な苦労もあったと思われますが、鶴橋さんから出た言葉は「地域の人に助けてもらって今日までこれたことを本当に感謝している」という大変謙虚なコメントを残しています。
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警察官妻の中には、自分の生活を犠牲にして、そこで暮らす市民の安全のために昼夜奮闘する姿がありました。
警察官妻はワンオペなのか?専業主婦が多い?
警察官妻は夫の業務が忙しいためにワンオペ家事・育児にならざるを得ないと言われていますが、実際はどうなのか調査してみました。
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また、夫の収入が安定していると世間一般ではよく言われますが、実際警察官妻は専業主婦で生活が成り立つのかについてもお伝えします。
警察官妻はワンオペ?実態を調査
警察官の妻は家事・育児など家庭内での役割分担は全て妻が担う、いわゆるワンオペ状態になってしまうのか、実態を調査しました。
警察官と言っても夫の所属している部署や役職などにより、拘束時間や忙しさが異なるため、一括りにできません。
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そのため、必ずしも警察官の妻が全てワンオペ家事・育児という状態と言い切れないと思われます。
では、実際に警察官妻の体験談を見てみましょう。
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警察官の夫の仕事が1か月休みが取れないほどの激務で、子どもの体調不良などでは夫に連絡もできない状況。
子どもや自分自身が感染症にかかっても、家事や育児は妻が1人でこなすしかないというエピソードです。
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日本人男性の平均寿命が84歳なのに対し、警察官の平均寿命は64歳というのも衝撃的ですね。
公務員といえども、これだけの激務って「超ブラック企業なんじゃ…」と思わざるを得ません。
そして、妻が完全に家庭内の全ての役割を引き受けるというのも、仕方ない状況とはいえ過酷で、共倒れしてしまう家庭もあるのではないでしょうか。
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こちらも警察官の妻の方ですが、やはりワンオペ家事・育児でストレスを感じていそうですね。
夫が警察官という立場上、周りに愚痴りたくても言えないことも多いと思われます。
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元々のサバサバした性格でワンオペ家事・育児を乗り切ってしまう警察官妻もいるようです。
また、自身も元警察官をしていた妻という人もいて、その場合は経験上夫の仕事の大変さを把握しているため理解があるというパターンも。
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子どもの出産の立ち合いという大切な瞬間でも仕事を優先しなければならない警察官もいるようですね。
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警察官妻のワンオペは結婚してすぐ訪れる場合もあるようです。
ここまで紹介した中でも、やはり警察官妻は家事・育児においてワンオペ状態にならざるを得ない場合が多いことが分かりました。
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たとえ夫側が協力したいと思っても、寿命をすり減らすほどの激務で家に帰ってこれない状況であれば、妻も無理は言えないでしょう。
警察官妻は専業主婦が多い?
先述の通り、警察官の妻は夫が激務のため、家事・育児がワンオペ状態になる場合が多いことが分かっています。
そうなると、当然妻側は専業主婦が多いだろうと考えますよね。
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そこで、警察官妻は結婚後、専業主婦になるのか、それとも仕事を続けているのか、様々なエピソードを紹介します。
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結婚後からずっと専業主婦ではなく、自身の妊娠や出産・夫の異動などを期に仕事を一旦辞め、落ち着いたら働くというスタイルの警察官妻もいるようですね。
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警察官妻の中でも、パートではなく正社員で働く人もいるようです。
この方の実家のように、警察官と言っても部署によって多忙かそうでないかは異なり、夫がお休みを取りやすいなど融通の利く場合もあるみたいですね。
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一昔前までは、警察官の妻は働かないのが当たり前という考えが根強く、都市伝説としてささやかれていたとか。
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何から何まで上げ膳据え膳で、専業主婦である奥さんがしてあげていると、警察官を定年退職した後の夫は何もできない老人と化してしまいそうですよね。
夫が定年するまで夫を支える良き妻を演じ続け、退職した途端、熟年離婚という家庭も少なくありません。
しかしながら、令和の現代では夫の仕事の状況や、家庭の事情を考えながら夫婦間で話し合い、警察官の妻も仕事をして社会進出している場合も少なくないようです。
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ですので、警察官の妻であっても、ライフイベントに応じて働いている場合もあれば、専業主婦として家庭を支えているパターンもあり、多様化していると言えます。
警察官妻が専業主婦の場合家計は成り立つのか?
警察官の妻が専業主婦でも家計が成り立つのかどうかは、その家庭の事情によっても異なりますが、一般サラリーマンの家庭よりは、可能であると言えます。
令和4年の総務省調べでは、地方公務員の警察官の平均月給は約46万円、基本給は月額約36万円で、平均年収は約722万円でした。
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一般サラリーマンの平均月給が約30万円、平均年収が523万円であることを考えると、警察官の収入は高く、妻が専業主婦でもやっていけるのではないかと思われます。
さらに、警察官は住宅制度や子どもの誕生・小学校進学での給付金手当、住宅や教育資金の融資など福利厚生も充実しているところも魅力ですね。
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ただし、警察官の給料は学歴や階級によって変わってくるので、警察官だからと言って裕福な暮らしができるというわけではないのが現実のようです。
また、警察官に限らずどの職業でも言えることですが、金遣いが荒い人はいくら稼ぎが良くても家計は破綻します。
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また、警察官である夫が小遣いをもらえないあまりに、賽銭箱からお金を盗むといった本末転倒な事件が報道されたこともありました。
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家庭によっては、妻が財布のひもを固く握り、警察官の夫側が厳しい金銭管理で自由のない結婚生活を送る場合もあるようです。
警察官の妻になった芸能人について
警察官と芸能人、一見接点のなさそうな組み合わせですが、実は、過去に警察官と結婚した芸能人もいます。
ここでは、警察官と結婚した女性芸能人をお伝えします。
山本紗也加(元E-gilsメンバー)
元E-gilsメンバーの山本紗耶香さんは、4人組バンド・Official髭男dismのメンバーでベース・サックス担当の楢崎誠さんと2020年2月に結婚。
一見芸能人同士の結婚ですが、実はこの楢崎誠さんは地元・島根県警の嘱託職員として警察音楽隊でサックスを吹いていたそうです。
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警察署に勤めていた当時楢崎誠さんは勤務時間の半分は音楽隊で活動し、残りの半分は事務作業をしていたとのこと。
警察官からアーティストへの異例の転身を遂げたんですね。
ですので、現役警察官ではありませんが、山本紗耶香さんは警察官の経歴がある楢崎誠さんと結婚されていることが分かっています。
工藤夕貴
元女優の工藤夕貴さんは、2010年に元警察官で7歳年上の男性と再婚しました。
工藤夕貴さんと元警察官のご主人との出会いは、当時ご主人が主宰を務めていた空手教室。
そこの生徒さんとして参加していた工藤夕貴さんに、ご主人がアプローチしたのがきっかけだそうです。
工藤夕貴さんの隣でピースサインをして笑顔で写る男性がご主人ですが、ガッチリしていてたくましいですね。
工藤夕貴さんは、結婚後女優業を引退、ご主人も警察官を辞めて富士山の近くで「カフェナチュレ」という喫茶店を営み暮らしています。
まとめ
警察官の妻が嫌われると言われている理由について、お伝えしてきました。
警察官の妻は、世間では警察官に対して良くない印象を持っている人や、「裕福で安定した暮らしができている」というイメージを持っている人達がいるため、嫌われていると言われていることが分かりました。
出典:ぱくたそ
しかしながら、実際はワンオペ家事・育児で愚痴をこぼす相手もいない程一人で奮闘していたり、駐在所勤務の夫を支える陰の功労者となっている警察官妻の姿がありました。
警察官である夫を支える妻たちの涙ぐましい努力の姿に、もっとスポットライトが当たり共感してくれる人が一人でも増えたらと願わずにはいられません。
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