世間を賑わせ、被害者に多大なる被害を与えたケツ毛バーガー事件。
SNSなど、ネット最大の画像流出事件として、新聞などに大きく取り上げられました。
今回は、そんなケツ毛バーガー事件について真相を突き止めたいと思います。
被害者の人生を狂わされたケツ毛バーガー事件
この事件を機に、世間は改めてネットやSNSの恐ろしさを実感したかと思います。
では、実際に「ケツ毛バーガー事件」とはどのような事件だったのでしょうか。
ケツ毛バーガー事件とは
この事件が起こったのは、2006年10月。
男性が常用していたファイル共有ソフトで、ダウンロードしていたファイルが悪質なウイルスに感染してしまい、感染したことに気づかないまま使用し続けていたことで、パソコン内データが流出してしまいました。
そこには、男性の個人情報だけでなく、会社の内部資料や当時付き合っていた女性の個人情報、行為中の恥ずかしい写真が入っていたんです。
さらに、2人がソーシャルネットサービスのmixiに実名で登録していたことが判明し、2人の詳しい身元まで明らかにされました。
最初はネットのみで騒がれていましたが、ネットの恐ろしさを伝えるためにも夕刊などで大きく報道されるようになりました。
ケツ毛バーガー事件:由来
では、なぜケツ毛バーガー事件と呼ばれるようになったのでしょうか。
この事件の由来はシンプルで、流出してしまった画像の一枚がお尻の間に毛が挟まっているかのように見えるということからだそうです。
ケツ毛バーガー事件、もしケツ毛がなかったらあそこまで規模が大きくなることはなかったのだろうか。あの濃さはインパクトでかいもんな。
— こいわい☃️みうら (@miura84) June 29, 2020
このような画像を晒されてしまった被害者の女性はどういう心境だったのでしょうか。
想像もつきませんよね…
ケツ毛バーガー事件:流出してしまった理由
画像が流出してしまった原因は、男性が使用していたファイル共有ソフト「Share」。
Shareは、音楽や漫画、映画など違法に取得したファイルを交換する目的として使われてきました。
ソフトになってないのにどこから漏れたんでしょうね。
ソフト持ってる関係者当たった方が良くない?「君の名は。」不正配信で初摘発 ファイル共有ソフト「Share」悪用 https://t.co/SJmurUCKdU
— 緑茶 (@Ryoku_kobo2) November 4, 2016
もともとは会社のファイル交換をスムーズに行うために作られたソフトですが、いつしか悪用する人が増え、悪質なソフトとして知らされるようになりました。
Shareは知らない人ともファイルを共有することができるのですが、男性はもちろんそのようなことはしていません。
若い人はケツ毛バーガー事件を知らないからネットのセキュリティがガバガバ
ケツ毛バーガー事件をリアルタイムで知る世代は気をつけてるが
— おおしろえみる (@Amaurornis_phoe) December 2, 2020
画像や個人情報が流出してしまったのは、ハッカーが飛ばしていた強力なウイルスが原因でした。
このウイルスは、ファイル共有ソフトShareを通して感染させ、個人情報を流出させるというもの。
もともとこのファイル共有ソフトは違法とも言えるものなので、男性にも責任があるといえます。
ケツ毛バーガー事件とmixiの関係
この事件を機に、mixiの株価は暴落してしまいました。
ケツ毛バーガー事件とmixiに関わっているだろうと言われている亞問という人物がキーポイントになっています。
本名は、織茂由弦さん。
mixi内で、被害者である女性の出身高校のコミュニティに恥ずかしい写真を投稿したことから、ケツ毛バーガー事件が大きく発展してしまいました。
織茂由弦さんは、もともと悪質なユーザーとして知れ渡っており、被害者女性の恥ずかしい写真を出身高校コミュニティに投稿し続け、mixiの運営側からアカウント退会を強いられました。
そのことに怒った織茂由弦さんは、mixiを潰すと2ちゃんねるで宣言し、再びアカウントを作成した後、次々と被害者女性の恥ずかしい写真を投稿。
織茂由弦さんに対するアンチコミュニティができたり、ホームページが立ち上がりましたが、投稿された写真はネットに拡散してしまいました。
これを機に、mixiは怪しいと思ったユーザーを一斉削除。
その中には健全なユーザーも存在しており、mixiの信頼とともに株価が大暴落してしまいました。
犯人:亞問(織茂由弦)は逮捕されていた
亞問という人物は、mixiや2ちゃんねるで悪質ユーザーとして、名を知らしめていました。
村岡万由子さんの出身高校のコミュニティに侵入し、プライベートの卑猥な画像等を送りつけるなどして、村岡万由子さんを苦しめていた張本人です。
ケツ毛バーガー事件後、これといって進展はありませんでしたが、2012年に逮捕されていることが分かったんです。
共有ソフト「ウィニー」でネット上に流出したわいせつ動画などを集め、サイトで公開したとして、京都府警サイバー犯罪対策課は9日、横浜市のネット販売会社社長、織茂由弦(35)、同社元社員 横山卓思(33)の両容疑者をわいせつ電磁的記録記録媒体陳列容疑で逮捕。
— 闇猫艦長@ボケロP (@yami_cat) March 10, 2012
本名である織茂由弦さんは、もう1人の男とわいせつ画像を集めたインターネットサイトを運営しており、個人情報や画像・動画などを公開。
さらには、アダルトグッズまで販売し、約7,700万円もの売り上げがあったと言います。
ケツ毛バーガー事件の主犯格として織茂由弦さんが再逮捕されましたが、織茂由弦さんだけでなく、この事件に便乗した顔のわからないネット悪質者は未だ普段通り生活しています。
これからますますネット社会になっていく中で、こういった悪意ある拡散はもちろん、書き込みや画像の取り扱いも十分に注意する必要がありますね。
ケツ毛バーガー事件の被害者・村岡万由子
ケツ毛バーガー事件の1番の被害者である村岡万由子さん。
画像が流出してしまい、人生を狂わされました。
画像の流出で精神的ダメージを受けた
村岡万由子さんは大阪府堺市出身で、徳島県警の少年課補導員として、仕事をしていました。
しかし、当時交際していた男性がファイル共有ソフトでファイルが悪質なウイルスに感染し、村岡万由子さんの卑猥な画像や動画がネットを通じて拡散。
写真や動画内では、カメラ目線のものがあったために、村岡万由子さんの同意のもと撮影したと思われます。
さらに画像や動画だけでなく、個人情報や経歴が世に出回ってしまうことになりました。
改めて、ネットの拡散力の恐ろしさを実感できた事件なのではないかと思います。
現在は新しい仕事をしていて別の彼氏がいるとの噂
精神的ショックを受け、一時は自殺をしたという報道がされたと噂されました。
詳しい情報はわからないのですが、当時勤務していた徳島県警の少年課補導員を退職し、カウンセラーをしていることが発覚したんです。
また、小学校のスクールカウンセラーとして勤務しているのではないかとも言われます。
このことから、自殺した可能性は低いと感じますが、顔や経歴が知らされている中で、街中を出歩くのは相当辛かったと感じます。
2018年7月、掲示板5チャンネルにて村岡万由子さんが新しい彼氏とデートしているような写真が掲載されました。
写真自体は村岡万由子さん単体ですが、この風景と撮り方を見ると彼氏らしき人とデートしているように思います。
しかし、不思議に思うことはないですか?そう、村岡万由子さんが昔と容姿が変わっていないという点です。
事件から12年も経過していると、流石に年齢を重ねられた容姿になると思います。
ですので、この写真は事件前に撮られた写真の可能性もありますし、村岡万由子さん自身ではない可能性ももちろんあります。
実際に新しい彼氏ができているかという詳しい情報はわかりませんが、この写真による噂はガセである可能性が高いかもしれません。
ケツ毛バーガー事件の被害者・白鯛素久
このケツ毛バーガー事件のきっかけを作ってしまったのが、村岡万由子さんと交際していた白鯛素久さん。
こんな事件を起こしてしまうなんて、本人も想像できなかったことでしょう。
ウイルスに感染して画像が拡散
白鯛素久さんは三洋電機で勤務する社員。
事件当時は会社の情報を自宅に持ち帰ることが日常だったそうです。
もともと、三洋電機は会社の内部資料等を自宅で使用する際に許可が必要で、白鯛素久さんはその許可を取ってなかったと言います。
そんな白鯛素久さんが使用していたのが、悪用ソフトとして利用されていた「Share」
本人もこのソフトの危険性に気付いていたはずです。
にも関わらず、ファイルをダウンロードしてしまい、ウイルスに感染して所有していた画像や動画が流出。
本人だけでなく、交際していた村岡万由子さんの個人情報や卑猥な画像、会社の内部情報なども流出してしまったんです。
その後は、会社側が白鯛素久さんに厳正な処分を下したと言います。
現在は新しい女性と結婚したとの噂
多くの噂がされていますが、白鯛素久さんは村岡万由子さんと破局し、違う女性と結婚したと言われています。
しかも、姓を変えたという噂があり、婿養子に入ることで姓を変え、村岡万由子さんとの過去を清算したのではないでしょうか。
本当にお互いの人生が大きく狂わされてしまいましたね…
まとめ
個人情報や卑猥な画像等、プライベート情報を世の中に拡散され、改めてネットの恐ろしさを実感したケツ毛バーガー事件。
拡散のきっかけを生み出してしまった白鯛素久さんはもちろん、一番の被害者である村岡万由子さんは相当な精神的ショックを抱えたことでしょう。
では、ケツ毛バーガー事件のまとめを見ていきましょう。
- 2006年10月、白鯛素久さんが使用していたソフトでファイルをダウンロードする際に悪用ウイルス感染。
- 所有していた交際相手・村岡万由子さんの卑猥な画像や動画がネットに拡散してしまった。
- 動画や画像だけでなく、個人情報までも知れ渡ることに。
- 流出してしまった原因が、悪用として利用されていたファイル共有ソフト「Share」。
- また、被害者の2人はmixiに本名で登録していることが発覚。
- 当時、悪質なユーザーとして知れ渡っていた亞問がmixi内で被害者である村岡万由子さんの出身高校のコミュニティに侵入して、プライベート画像を投稿。
- mixiは強行手段として怪しいと思ったユーザーを削除し、信頼とともに株価が大暴落。
- 村岡万由子さんは現在、所属していた徳島県警を退職しカウンセラーに。
- 一方の白鯛素久さんは、他の女性と結婚し幸せな家庭を築いているとか。
ケツ毛バーガー事件は、交際していた白鯛素久さんの軽率な行動から始まってしまい、本人だけでなく、ご家族も長年苦痛を受け続けたことでしょう。
このことから、ネット社会の中での軽率な行為はもちろん、拡散できないような画像を所持することはしないようにしましょう。
一度拡散してしまったものは、一生残り続けてしまいますからね。
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