終わらないガラスの仮面がいい加減にしろと言われる5つの理由!

いつ完結するんだ?とファンが不安を募らせる漫画、ガラスの仮面。

連載開始から48年経った今も「完結」していないご長寿漫画。

<出典:gakushumanga.jp

読み始めたのが中学生の頃だったファンが還暦を迎えるという異常事態。

もういい加減にして欲しい!完結する前に自分が死んじゃう!完結する前に高齢の作者が死んじゃう!ファンとしては心中穏やかではない状態です。

<出典:hmv.co.jp

2015年に漫画を一気読みした私が、なぜそんなにも「完結」しないのかを調査してみました!

いい加減にしろと言われる5つの理由

1976年から「花とゆめ」にて連載開始、2024年現在で48年続く少女漫画の先駆けであり、人気作品であり長寿漫画です。

平凡な少女でありながらお芝居が好きで女優を目指す北島マヤが、両親共に有名な家庭に生まれた芸能界のサラブレット姫川亜弓と、伝説の演劇「紅天女」を演じる後継者になる為に互いに奮闘し、演劇の才能を開花させながら成長していくストーリーです。

そうなのか、48年はさすがに焦れる・・・なんて恐ろしい漫画!!

休載期間が最長12年

ガラスの仮面は1976年「花とゆめ」から掲載が始まり2008年「別冊花とゆめ」に移り、その後2018年「別冊花とゆめ」が休刊となってしまいます。

この時にガラスの仮面は別紙への移籍ではなく休載という記載となっています。

<出典:bing.com

単行本の最新刊は2012年に発売した49巻で、その後は12年間休載されているのです。

長い・・・休載が長くて新刊が出ると、絶対的に読み返さないとダメなタイプの私です。

完璧じゃなきゃ嫌

作者が完璧主義者で、雑誌掲載時に描いた漫画と、その後単行本として発刊する際に1冊まるっと描き直しをしており、掲載されている漫画の内容が雑誌と単行本で違うという読者泣かせな事になっております。

<出典:girlschannel.net

漫画の中でキャラクターが演じる劇の台本も、漫画とは別に作成しており、几帳面すぎるが故に膨大な時間を要しているようです。

どんなに時間が経っても、ファンの多い人気作品の為、打ち切りにはならないのでしょう。

白目が異常発生

喜怒哀楽の感情表現が「白目」で表現されているシーンが多い事でストーリーが進まない。

読み手にとっては感情が伝わりやすい表現にはなるのですが、なんにせよ1ページに2度も白目のカットが出てくると「またか・・・」という気分になってしまいます。

<出典:pinterest.jp

これにはチョット笑ったのですが、確かに白目は作品を圧迫していますよねw

迷走している?

ガラスの仮面は若き2人の女優、北島マヤと姫川亜弓がライバルとして競い合い、時に認め合いながら、伝説の女優が演じた「紅天女」の後継者になる為に争うストーリー。

そして北島マヤと紫のバラの人、速水真澄のじれったい恋模様というストーリー。

読者にとってはこの2つのストーリーがガラスの仮面の読みどころであり結末が気になる部分であるのに対し、作者の美内すずえさんは「舞台と恋愛の双方が成就することはない」とコメントしています。

つまりどちらかのストーリーがかなわぬ夢、しかし今現在2つのストーリーが同時進行しており、どちらかに落としどころが出ない限り完結には向かわないのだと思われます。

ヤサ男、速水真澄

速水真澄は登場時から冷酷なイメージで、北島マヤが所属する劇団つきかげを潰す為に嫌がらせをしていたが、北島マヤの演劇に対する姿勢や努力、一生懸命を目にするたびに惹かれていくのです。

北島マヤに惹かれ始めてからは優しい性格が仇となり、じれったく、煮え切らず、もどかしく、読者としては読んでいて毎回速水真澄にモヤるという結果になっています。

描いてる美内すずえ先生も速水真澄に「いい加減にしろ」と思っているとコメントしており、速水真澄のハッキリしない性格のせいで完結に向かえないという説も出ています。

速水真澄 3つの死亡説

ガラスの仮面の主人公である北島マヤのお相手役とされる、速水真澄に死亡説が流れております。

<出典:ameblo.jp

速水真澄は、時には冷酷な大都芸能社長、時には北島マヤの心の支えである「紫のバラの人」として正体を隠し、陰ながら北島マヤを見守る重要人物です。

少女漫画の王道死亡説

劇団オンディーヌの理事である小野寺は、敵対する劇団つきかげに対し、小道具を壊したり衣装を破いたりと多くの嫌がらせを行いますが、北島マヤの才能と機転で難を乗り越えてゆきます。

その外にも多くのハプニングに見舞われますが、北島マヤの才能を潰されたくない速水真澄はあらゆる手を使って北島マヤを守ろうとします

劇団つきかげではなく、北島マヤに直接手を下そうとした小野寺から、北島マヤを守るために駆け付けた速水真澄が最悪な事になってしまう説

恋の泥沼死亡説

鷲宮紫織は速水真澄の父が決めた婚約者であったが、速水真澄は恋愛感情を抱けずに破断の申し立てをされます。

破断の理由が速水真澄が恋心を抱く相手が11歳年下の北島マヤだと知り、ショックを受けて自殺未遂をしてしまいます。

北島マヤに速水真澄を取られたくない鷲宮紫織は、速水真澄との手切れ金として1,000万円の小切手を北島マヤに渡そうとします。

この出来事が伏線となり、三角関係に悩んだ鷲宮紫織が速水真澄の命に手をかけてしまう説。

死して愛を見つけるストーリー説

ガラスの仮面のストーリーの中に出てくる演劇「紅天女」は、魂と愛が結びつく壮大なストーリーである事が重要なカギとなっております。

主人公の北島マヤが目指すべく女優の頂点であり、紅天女の後継者として選ばれるには恋を知り、愛に気が付く事が不可欠となります。

ずっと自分を支えてくれていた「紫のバラの人」が速水真澄だと気が付いていて、なのに知らないフリをしている北島マヤですが、これまでの紫のバラとメッセージに心を救われ助けられてきた事に気づき、自分の恋心にも気が付きます。

速水真澄がどこかで死んでしまわないと、北島マヤは愛に気が付けない説。

死亡説の裏で多忙だった作者

あまりにも長期にわたって最新刊が出ないので、実は美内すずえ先生は密かに亡くなってしまっているのではないか?という死亡説も出ていたくらいです。

<出典:lmaga.jp

美内すずえ先生は現在70代になっており、病気などせずお元気に過ごしているそうです。

ご主人が倒れられ介護のため?

2016年に美内すずえ先生の旦那様が倒れてしまい、心肺停止からの復活により脳に障害が残って寝たきりの状態になってしまったそうです。

旦那様の介護の為、数年間の執筆活動はお休みされていた事があったようです。

<出典:fujinkoron.jp

美内すずえ先生の名前を呼ぶなど旦那様は回復に向かい、美内すずえ先生も介護に慣れ、介護士さんの力も借りながら過ごしていたそうです。

宗教にハマって執筆活動をやめた?

美内すずえ先生は、幼少期の頃から不思議な体験をすることが多く、自身と同じような体験をした事がある人達と体験談を語り合うサークルの様な集いに参加されている様です。

<出典:bing.com

このように以前からスピリチュアルな世界に興味のあった美内すずえ先生が「ガラスの仮面」と同時進行で「アマテラス」という漫画の連載を始めてしまいます。

スピリチュアル、目には見えない科学でも証明できない不思議な世界を語り合う体験は、美内すずえ先生の漫画にも影響があり、時に不思議な世界観を生み出しています。

<出典:yomitaya.co.jp

恐らく執筆活動は辞めてはいませんが、自身の興味ある世界に没頭し執筆が遅れをとっている模様です。

舞台の台本やイベントの参加

漫画の制作、スピリチュアルな本の執筆に加えて「紅天女」のオペラ舞台の台本を手掛け、イベントに参加したりなど多忙な日々を送っている様です。

ガラスの仮面の中に出てくる演劇「紅天女」のオペラ舞台の台本にはかなり力を入れていたようで、紅天女のストーリーに重点を置くだけではなく、舞台として演者がすぐに演じる事が出来るような台本に仕上がっていたそうです。

<出典:renote.net>

こちらの舞台イベントで、原作者であり脚本を担当した美内すずえ先生は「漫画では明かしていない部分まで描く、漫画より先にネタばらし」と語っており、舞台を見に行った人だけが結末を知っているという事になります。

あぁ・・・気になりますね、紅天女の結末も漫画の中では途中なのです。

ガラスの仮面の終着点

2016年のトークイベントで、美内すずえ先生がガラスの仮面についてこんな事をお話しておりました。

美内氏は立ち上がり「実は最終回は20年前にできてるんです。ラストシーンの構図もセリフも全部書いてて、早く現実化したいんですけど」と明かした。ただ「だけどね、ちょっと置いとこう、他に行こうで、なかなかそこに行きつかなくて。(最終回を)あきらめたわけじゃないんですけど、ホント申し訳ありませんね」と微笑み、会場は笑いと拍手が起こった。

<引用:renote.net

今現在では約「30年前にはできている」という事になってしまいますが・・・。

ファンは待っているんです!もうお散歩するのはやめてどうか一点集中して頂き、北島マヤと姫川亜弓の紅天女後継者争奪戦に終止符を!

<出典:crank-in.net

そしてじれったい速水真澄と、もどかしいファンの心を開放させて下さい!

ガラスの仮面49巻のストーリー

現在の単行本の最新刊である49巻の内容は、冒頭から北島マヤと姫川亜弓が「紅天女」の試演会場に指定された駅の廃墟であるシアターXでの記者会見から始まります。

しかし49巻、北島マヤと姫川亜弓の女優対決よりも強烈な印象を残したのが、速水真澄の婚約者であった鷲宮紫織がフラれた事で精神的に崩壊していく様がとても狂気的でした。

<出典:twitter.com

精神が壊れた鷲宮紫織との結婚に同意してしまった速水真澄は、想いが通じ合った北島マヤに冷たく接します。

そして失恋した北島マヤは「紫のバラの人」と会うために伊豆に向かうという所で締めくくっております。

さらっとですが思い出しました?なんたって発売してから12年経ってますから、内容もおぼろげになってしまいますよね。

ガラスの仮面50巻出る出る詐欺

2013年3月26日に発売予定だった50巻は、2013年5月27日に延期となり、2015年12月26日のインタビュー記事とイラストには「ラストスパート!50巻ただいま描いてます」というメッセージが記載されており、ファンは大いに期待しておりました。

しかし全く音沙汰が無いまま、2016年5月に発売された別冊花とゆめの付録に、50巻の一部の内容が公開されました。

2016年でガラスの仮面が40周年を迎える年なので必ず出るだろうと期待していた7月31日の発売日が延期となり、その後は発売中止に至りました。

そして50巻発売予定であった2013年から今年で11年経過しています。

なんという思わせぶりな!11年経ってもジッと待ち続けるファンは忠犬ハチ公なみに切なさを胸に抱いて待っていると思います!

ガラスの仮面51巻はいつになる

今のところ50巻が出ておりませんので・・・。

しかし目処としては今年50巻が出れば、当初の2013年の発売日から11年に1冊という形になりますので51巻は2035年。

もしくは49巻が発売した2012年から12年に1冊という計算での2036年。

ここまで来たら正直どうでもよくなってきちゃいます。

見えない近況でも待ちわびるファン

美内すずえ先生のオフィシャルウェブサイト「オリーブの葉っぱ」では、2023年に文庫本が出ますというお知らせを最後に更新されていません

頼む・・・漫画を描いて下さい。

届け!ファンの「声」

美内すずえ先生のX(Twitter)では2022年7月29日の投稿が最後になっており、その前の5月10日の投稿でも漫画を描く気持ちは伺えます

<出典:twitter.com

しかしメッセージ欄には2022年以降の書き込みもあり、ファンの皆様の切実な「声」が綴られております。

<出典:twitter.com

もうおばあちゃんになりました・・・母と読んでいましたが母が他界しました・・・死ぬまでによみたい・・・。

<出典:twitter.com

めちゃくちゃ切実です。

まさに「いい加減にしろ」というご意見もありました。

勝手に考察

恐らく50巻や51巻では「完結」を迎える事は無いでしょう。

今の話の流れと美内すずえ先生の「完璧主義」からすると、そんな数巻で終わるはずがないと、きっと誰しもがそう感じていると思います。

これから1つの演劇を2人の女優が演じるのですよ?漫画とは別に、舞台が出来るような巧妙な台本も手掛け、漫画の中のあらゆる問題と伏線を回収しながら完結に向かう。

私が思うに、60巻近く必要になると思います。

美内すずえ先生が描く、完璧で抜かりの無い最高の状態で生み出される漫画だからこそ、ファンが待っているのだと思います。

花とゆめ50周年おめでとう

今年の5月に花とゆめが50周年を迎え「創刊50周年記念 花とゆめ展」という歴代の人気漫画家さん達の原画の展示会があり、美内すずえ先生のガラスの仮面の原画展示の予定があるそうです。

<出典:oricon.co.jp>

最近の美内すずえ先生の動向が見受けられませんでしたが、どうか漫画執筆に力を注いでいることを切に願います。

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