多くのドラマや映画で活躍している俳優の松尾諭さん。
著書『拾われた男』で、兄とは15年もの間絶縁状態だったことが明かされ、ドラマ化したこともあり、話題になっています。
ネットでは「松尾諭 兄」で検索する人が多かったようですが…
なぜかそこには「死因」というワードも出てくるのです。
そこで、松尾諭さんのお兄さんの「死因」について、調べてみたところ、
- 松尾諭の兄は亡くなっている
- 松尾諭の兄の死因は脳卒中の可能性が高い
- 松尾諭の著書『拾われた男』の内容は9割が実話で、兄との確執についても書いている
ということがわかりました。
ということで今回は、松尾諭さんの兄の死因や著書『拾われた男』に書かれている兄のことについて、解説していきます。
また松尾諭さんの実家や家族についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
松尾諭の実兄の死因は脳卒中の可能性が非常に高い
松尾諭さんは、『拾われた男』のインタビューでお兄さんが亡くなっていることを明かしています。
「兄に対する僕の心情って複雑で、兄が亡くなった後ショックもなかった。」
そして、お兄さんの死因についてですが、こちらについてははっきりとは述べられていません。
ただ、9割が実話だとする『拾われた男』では、お兄さんが滞在先のアメリカで脳卒中で倒れています。
そして帰国後しばらくして、亡くなっているのですが、おそらく死因も脳卒中の可能性が高いと考えられます。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)は再発しやすい病気で、再発率は1年目で約10%、5年目で34.1%、10年目で49.7%になるからです。
『拾われた男』では、お兄さんがアメリカで脳卒中になった後、日本へ帰国します。
その後、日本の病院で入院していましたが、しばらくして一時退院。
ご両親と兵庫の自宅で過ごしていましたが、その半年後に亡くなられた、というストーリーになっていました。
それは、おそらく2016年12月頃~2017年2月頃までの間のことではないかと考えられます。
『拾われた男』では、お兄さんが亡くなった1年後に第2子の長男が生まれたと書かれていました。
そして、その長男さんは2018年1月22日に生まれたと、松尾諭さんは自身のSNSで報告しているので、お兄さんはその1年前あたりに脳卒中で亡くなったと考えられます。
松尾諭と兄の松尾武志の確執。15年間も絶縁状態
松尾諭さんは両親と兄・松尾武志さんの4人家族で育ちました。
2人兄弟でしたが、お兄さんとは15年間も絶縁状態…。
そんな状態になってしまったのには、松尾諭さんの祖母の存在が関係しているようです。
ストーリーの9割が実話とされている『拾われた男』では…松尾諭さんが役者を目指して、兵庫から上京してきた時、お兄さんはアメリカに留学。
そしてその後、体調を崩した松尾諭さんのおばあさんが、お兄さんに会いたがり、松尾諭さんが帰国するよう連絡をするのですが…
お兄さんは帰国せず、おばあさんはそのまま亡くなってしまうのです。
そのことがきっかけで、松尾諭さんとお兄さんは絶縁状態に。
2人はずっと会わないままでしたが…「お兄さんが脳卒中で倒れた」とアメリカから松尾諭さんのもとに連絡が入ります。
それは絶縁してから15年後のことでした。
そうして、松尾諭さんは急遽お兄さんのいるアメリカの病院へ駆けつけ、15年ぶりに再会することになったのです。
脳卒中で倒れてしまったお兄さんは車いすに乗り、衰弱しきっていたようで…
松尾諭さんがお兄さんを抱えた時、あまりの軽さにかなり衝撃を受けたんだとか。
その後、松尾諭さんは、理由があって日本に帰国したがらないお兄さんを説得し、なんとか一緒に帰国するわけですが…
お兄さんが亡くなった後、なぜかショックを受けなかったことをインタビューで明かしています。
兄に対する僕の心情って複雑で、兄が亡くなった後ショックもなかった。普段はすぐ泣くのにその時は全然泣かないから「なんでやろ」と自分でも思ったんです。
それで「もしかしたらこの話を書き終えることで見つかることがあるんじゃないか」という期待はあったんですが、はっきり言ってあんまりなかったんですよ。
引用:好書好日
兄の死にショックを受けなかったことを松尾諭さん自身が「わからない」と言っているのですから、本当に憶測にすぎませんが…
15年もの間絶縁していたことや危篤のおばあさんに会ってくれなかったこと、など色々なことが重なり、視聴者から「兄との確執」と言われるような関係性になってしまったのかもしれませんね。
ちなみに、『拾われた男』では、お兄さんが亡くなった後の後日談として…
お兄さんは「諭のことがずっと羨ましかったから、小さい頃に嫌がらせのようなことをしていた」と友達の親に語っていたことがわかったり、
実はお兄さんは幼い時の松尾諭さんを助けていたこともあって、諭さんの記憶が違っていたなどの演出もありました。
このような場面は、実話ではない1割に入るシーンなのかもしれませんが…
そんなドラマの終わり方に涙する視聴者は多かったようです。
まぁ、他人には確執に見えても、家族や兄弟にしかわからないことってありますもんね。
確執なんかではなく、兄弟で本音を出せずにいただけで…
本当はお互いに大切に想い合っていたのではないでしょうか。
松尾諭の息子が武志の生まれ変わり説も流れている
松尾諭さんの第2子である長男は、お兄さんが亡くなられた1年後に生まれています。
そのことについて、SNSでは「あの赤ちゃんは、お兄さんの生まれ変わりでは?」との憶測が飛び交っていました。
これに関して、真実は誰にもわかりませんが…
生まれ変わりだったら、とてもドラマチックなことですね。
松尾諭の実家は兵庫県の西宮市で尼崎市ではない
松尾諭さんの実家は兵庫県の西宮市にあるようです。
出生地は兵庫県尼崎市ですが…
出身小学校は西宮市高須西小学校で、出身中学は西宮市高須中学校という情報があります。
また高校は西宮南高校でラグビー部に所属していました。
高校までずっと西宮なので、おそらく育ったのは西宮市で、実家も西宮市にあると考えられます。
役者を志すようになったのは、高校2年生の時に学校行事で舞台『青春デンデケデケデケ』を観たのがきっかけなんだとか。
ちなみに、大学は関西学院大学です。
役者を目指したものの、役者になる方法がわからず、とりあえず大学に進学したとインタビューでは答えていました。
大学1年生の時から、産経新聞大阪本社整理部でアルバイトを始め、大学でもラグビー部に所属する傍ら、ジムに通って総合格闘技にも取り組んでいます。
そんな大学生活でしたが、役者の道を目指すため、大学3年次に中退しています。
松尾諭の家族構成。4人家族で母親以外はみんな無口
松尾諭さんは、両親と兄との4人家族で育ちました。
お兄さんについては、前述したように『拾われた男』に情報がありますが…
両親に関しては、一般人のため名前や年齢、顔画像は公表されていません。
ただ、父親とお兄さん、松尾諭さんは無口な方で、母親だけが家族の中では唯一、話好きな方だとインタビューで語っていました。
「思い返してみると家では母以外みんな無口で、印象的な会話や思い出がない。」
ちなみに現在は、松尾諭さん、奥さん、長女、長男の4人家族です。
奥さんやお子さんについても公表はされていません。
松尾諭の生い立ち!自販機に落ちてた封筒が転機に
松尾諭さんは1975年12月7日に生まれました。
2023年現在48歳ですね。
役者を志したのは高校2年生の時で、25歳の時に役者を目指して兵庫から上京します。
劇団のオーディションを受けても落ち続ける日々でしたが、ある日、自宅前の自動販売機の下に落ちていた封筒を見つけます。
中には航空券が入っており、警察に届けたところ、その落とし主は芸能プロダクションのエフ・エム・ジーの社長だったのです。
社長に俳優を志していることを告げると、社長に図々しさと昭和顔がいいと言われ、同事務所に所属することになります。
事務所に入ったもののオーディションには落ち続ける日々で、レンタルビデオ店でアルバイトも始めます。
そんな下積み時代に、松尾諭さんは社長の指令で、看板女優・井川遥さんの運転手をすることになります。
井川遥さんの悩みを聞きながら励まし続けた松尾諭さんは、今でも井川遥さんと仲良しなんだそうですよ。
ちなみに、松尾諭さんは、「井川遥さんの付き人でウキウキしていた」と語っています。
そんな松尾諭さんですが、上京して3年経っても、俳優の仕事はありませんでした。
そんな中、レンタルビデオ店で新人の女の子が入ってきて指導役になります。
その新人の女の子が今の奥さん。
オーディションには相変わらず落ち続け、自暴自棄になっている松尾諭さんを奥さん(この頃はまだ彼女)が励まし…
松尾諭さんのマネージャーが必死にとってきた仕事が、ドラマ『SP』でした。
ここから松尾諭さんの俳優人生が始まっていきます。
その数年後、ハリウッドを目指す後輩俳優に刺激され、自身も英語を学び始めた時、アメリカから「兄が脳卒中」という連絡が入るのです。
現在では、奥さんとの間に2人のお子さんがいて、俳優業も充実し、とても幸せな毎日を送っているそうです。
ちなみに、松尾諭さんの趣味は絵を描くことなんだそうで。
オーディションでの光景のようですが、表情の描き方がとても上手ですよね。
松尾諭は高橋一生と大の仲良しで本当の兄弟みたい
松尾諭さんは、俳優の高橋一生さんと大親友なんだそうです。
なんと松尾諭さんの携帯の連絡先には、「俺の一生」と登録しているほど。
高橋一生さんも松尾諭さんのことが大好き(?)なようで、2022年4月15日放送の『A-Studio+』では、こう語っていました。
「松尾くん、凄い安心感があるんで、くっつかれるのは安心するんです。体が大きいから」
高橋一生さんは、人の心にどんどん入ってくる松尾諭さんのような友人が今までいなかったようで…
「松尾諭さんと一緒にいるのは面白い」とも語っていました。
まとめ
今回は、松尾諭さんの兄の死因や兄との確執についてお伝えしました。
調べたところ、
- 松尾諭さんの兄は亡くなっており、死因は脳卒中の可能性が高い
- 兄との確執は、亡くなる直前の祖母に兄を会わせたいという松尾諭さんの優しさから始まった
- 兄との確執は15年間続いた
- 兄に再会するきっかけは、兄が脳卒中になったこと
- 松尾諭さんの実家は、兵庫県西宮市にある可能性が高い
- 俳優をめざすもオーディションに落ち続ける日々だったが、不思議な縁で、多くのドラマや映画に出演する俳優になった
- 松尾諭は高橋一生と大親友
ということがわかりました。
家族との確執というと、ちょっと気になってしまいますが、人それぞれ悩みや抱えているものはありますよね。
お兄さんとのことも素直に本で打ち明けられるのは、いろんなことを乗り越えられたからであり、奥さんや子どもたちの存在も大きいのでしょう。
そんな松尾諭さんのこれからの活躍にも期待しましょう。
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