宗教法人「かむながらのみち」
耳慣れない宗教のように思えますが、実はけっこう有名です。
その理由は「かむながらのみち」の教主が、歌手の「ゆず」北川悠仁さんの母親だから。
そんな「かむながらのみち」を検索すると「やばい」のワードが出てきます。
今回の記事では、「かむながらのみち」がやばい理由について調査してみました。
高島彩さんと「かむながらのみち」の関係についても調べていますので、ぜひ最後までご覧ください。
かむながらのみちの教主はゆず北川悠仁の母親
「かむながらのみち」は1999年5月5日に横浜市磯子区岡村に立教された在家の宗教法人です。教主はゆず北川悠仁さんの母親、北川慈敬さん。(本名は北川敬子)
理事長は北川悠仁さんの兄、北川大成さんが務めています。
北川慈敬さんは、元々宗教団体「解脱会」に入会していました。
解脱会とは1929年(昭和4年)に創設された信教宗教で全国に10万人以上の信者がいます。北川慈敬さんは、解脱会で幹部クラスの信者でした。
しかし、あることが原因で解脱会を脱退することになります。その理由が、北川悠仁さんが出演したVシネマ「女子高生コンクリート詰め殺人事件」。
この映画の内容が解脱会本部で問題視され、北川慈敬さんと夫の北川和男さんは解脱会にいられなくなり脱退。その3か月後に「かむながらのみち」を設立しています。
北川慈敬さん夫婦が解脱会を脱退したとき、解脱会の一部の信者も慈敬さんと一緒に脱退し「かむながらのみち」の信者になったそうです。
北川慈敬さんが幹部クラスの信者だったとはいえ、カリスマ性の高い人だったようですね。
2023年現在、拠点は全国10ヶ所(北海道/道東/東京/横浜本部/甲信/名古屋第一、名古屋第二/富山/奈良/神戸)信者は1,200人以上いるとのことです。
思想は「神仏習合の精神」で、日本古来の神と外国から伝わってきた仏教の信仰を一つにしようというもの。
神道と仏教のそれぞれの教えを大事にしながら、先祖も大切にするという日本人の昔からの伝統を伝えることを目標として常に祈りを捧げるのだそうです。
「かむながらのみち」の総本山は山梨県にある身曾岐神社(みそぎじんじゃ)で、1985年に創建。
本殿では、天照大神をお祀りしています。
火祥殿という火を祀った神殿もあります。火祥殿にある火は、毎年立春の早朝に行われる火祥神事の際に、凹面鏡を使って太陽の光を集めて点けるとのこと。1年間神前に灯して、火そのものを祀るそうですよ。
下の動画のようにして、火祥神事は執り行われるようです。
能楽殿では、毎年8月3日に例祭の宵宮として「八ヶ岳薪能」が開催され、神様に能を奉ります。能楽殿の前にひな壇を設置すると、最大で1,300人ほどの人が観覧できる劇場のようになるとのことです。
「八ヶ岳薪能」の様子はこちらの動画で見られます。日本の伝統芸能の奥深さを堪能できますね。
火祥殿と対になる、水祥殿という水を祀った神殿もあります。80年の時を経て湧いてくる八ヶ岳の湧水をひいているそう。なんだか凄いですね。
身曾岐神社での結婚式の様子がわかる動画もありました。
北川悠仁さんと高島彩さんは身曾岐神社で結婚式を挙げているので、きっとこのようなかんじだったのでしょうね。高島彩さんの美しい白無垢姿、見たかったです!
「かむながらのみち」の道場は、横浜市にある金剛山成就院です。とても立派な建物ですよね。地下1階、地上2階建てです。建設期間は8ヶ月で、総工費はなんと1億円!
金剛山成就院の玄関は18帖!
本堂は42帖もの広さです!
かなり豪華な道場ですね。
かむながらのみちがヤバいと言われる理由
宗教「かむながらのみち」がやばいと言われるのは、4つの理由があるからです。
- 献金
- 布教や資金集め
- 愛国ソング
- Vシネマ
ひとつずつ見ていきます。
献金
宗教と言えば、献金ですよね…。ただ、「かむながらのみち」の場合は、信者たちはほとんど献金はしていないようです。
宗教といえば、2022年7月に起きた安倍元総理銃撃事件。山上被告は「母親が宗教に献金したことによる家庭崩壊」が銃撃事件につながったと発言していましたね。
そのため、同じく宗教法人である「かむながらのみち」も献金がやばいのでは?と注目を浴びることになりましたが、「かむながらのみち」は信者のお金をむさぼりとることはしていないようです。
じゃあどうやって運営しているの?
「かむながらのみち」は北川悠仁さんの存在が大きく、教団は北川悠仁さんの資金援助で運営できているようです。
教団の総本山である身曾岐神社は北川悠仁さんが2004年に購入。
「かむながらのみち」はもともと北川悠仁さんの実家を教団施設として使っていただけの小さい宗教団体でしたが、北川悠仁さんのおかげで歴史ある神社まで入手できたようですね。
税金対策もあるのかもしれませんが、購入金額は7億円とも言われています。
当時、身曾岐神社は資金難で競売にかけられていて、それを買い取ったとのこと。ちなみに、この身曾岐神社で北川悠仁さんと高島彩さんは結婚式を挙げています。
「かむながらのみち」は北川悠仁さんの資金援助だけでうまくいっているわけではありません。
身曾岐神社にはゆず絵馬やゆず守りが売られていますし、ゆずのライブも行われています。
北川悠仁さんが表立って布教活動をしているわけではないのですが、ゆずの聖地となっている身曾岐神社には多くのファンが訪れるため、結果として資金繰りに困ることなく「かむながらのみち」は運営できているようです。
世間では「宗教法人=献金=やばい」の構図ができてしまっていますが、「かむながらのみち」についていうと、献金問題はないようです。
布教や資金集め
「かむながらのみち」には、献金問題はないとお伝えしましたが、過去には布教や資金集めで「やばい」ことをしていたようです。
それは「資金集めのために会社を設立した」というもの。
「かむながらのみち」を設立したものの、宗教団体を運営していくにはお金と出資してくれる信者が必要でした。
そこで、「かむながらのみち」を運営している北川家は、1998年に「ETLジャパン」という自己啓発セミナー会社を設立。
北川家は、宗教法人でありながら会社も経営していた、ということですね。
このセミナー会社ELTジャパンはかなり悪質な会社で、1990年代に悪徳商法として社会問題になったセミナーを真似して創られた会社でした。
社会問題になったセミナーといえば、X JAPANのTOSHIさんが洗脳された自己啓発セミナー団体がありましたよね…。
ELTジャパンも同じく、セミナー受講生からお金を取っていきます。
1人の信者から20万円以上の金額を要求していたようですよ。
また実習と称して受講生に無償で勧誘活動もさせていました。こうしてねずみ講のようなかたちで信者とともに運営資金も集めていきました。
この宗教勧誘は信者が「個人的」に行っていたということになっているようですけどね…。
こうして信者と資金を集めていったELTジャパンは、受講生が減ったことにより2010年に閉鎖。
以降、北川家は宗教一本の運営となっています。
愛国ソング
ゆずには「愛国ソング」とも言われている楽曲があります。
右翼的な歌詞で、愛国心を歌ったものと見られていて、「かむながらのみち」が関係しているのでは?と噂になりました。
その騒動となった楽曲が2018年4月にリリースされた『ガイコクジンノトモダチ』。
歌詞の中には、愛国的な表現が多々あります。
この楽曲は北川悠仁さん作詞・作曲で「かむながらのみち」の影響が大きいのでは?と言われています。
政治的思想や右翼的メッセージを歌詞にこめる北川悠仁さんはやばいと噂されているようですね。
過去に出演したVシネマ
北川慈敬さん夫婦が「かむながらのみち」設立に至ったのには、ゆずの北川悠仁さんが深く関わっています。
もともと北川慈敬さん夫婦は「解脱会」という宗教法人に所属していました。しかも2人とも幹部クラスの信者だったとのこと。
ゆずがフォークデュオとしてデビューしたての頃には、解脱会の信者たちがゆずのCDをたくさん購入してくれたそう。
同じ宗教を信仰している人たちは仲間意識が強いようなので、解脱会の人たちも北川悠仁さんの活躍をわが子のことのように思ってくれていたのでしょう。
しかし、北川悠仁さんが無名時代に出演したVシネマが問題になります。そのVシネマとは1995年に制作された「女子高生コンクリート詰め殺人事件~壊れたセブンティーン~」。
実際にあった事件を再現したもので、北川悠仁さんは犯人役として出演。このVシネマの内容があまりにも過激で教団内でかなりの批判を受け、1999年にスキャンダルとして報道されます。
たしかにSNSでは「すごく厭なかんじで脅して精神的に被害者を追い詰めていくのが怖い」「この映画は気分落ちる。ドキュメンタリー風で淡々と進むけど、悲惨すぎてやばい」「北川悠仁の笑い方が怖すぎる」「北川悠仁のニタニタした顔が許せない」などの声がたくさん出ています。
元々この事件は凄惨なものなので非難する声が多いのはわかりますが、犯人役を忠実に再現した役者としての北川悠仁さんには何の非もないはず…。
一方で、信仰者の息子が演じる内容ではないと解脱会に非難されるのも仕方ないかもしれませんね。
その後北川悠仁さんは、2004年に「かむながらのみち」の総本山である身曾岐神社を自分名義で購入していますし、ゆずのライブを身曾岐神社で行うなど「かむながらのみち」を支える存在になっています。
かむながらのみちの次期教主は高島彩?
北川悠仁さんと高島彩さんは2011年に結婚しています。
北川慈敬さんは、結婚と同時に高島彩さんに芸能界を引退させて、「かむながらのみち」の次期教祖にさせたいと思っていたようです。それが結婚の条件だったそう。
しかし、高島彩さんは次期教祖になることを強く反対。
たしかに全く関係ない世界から急に信者になり、しかも教祖になるなんて考えられないですよね。
広告塔以外の何ものでもないし、信者だって納得しないように思います…。
でも高島彩さんは婚約段階までは、仕事を辞めて「かむながらのみち」の信者となり教団の活動に協力することを約束し実際に教団のために活動していました。
しかしその裏で、本当はアナウンサーの仕事に戻りたいと北川悠仁さんに相談していたそうで、結婚後結局は入信しませんでした。
北川慈敬さんは、結婚後の高島彩さんを信者たちにお披露目する会を計画されていたようですが、これも高島彩さんは直前にキャンセル。
そんなこともあって、嫁姑問題が大きくなります。
北川悠仁さんが母の味方をしたいと言ったことで、一時期夫婦仲が悪くなったとも言われています。
結局、”高島彩さんは教団に協力はしないけど、資金面では協力する”ということになり、教団の施設を1億8千万円で買い取ったそう。その施設が「かむながらのみち」の道場である金剛山成就院です。
教団の施設である道場を買い取るって?ん?と思ってしまいますよね…。この金剛山成就院、法的には高島彩さんが所有者になっていますが、買い取った後もそのまま「かむながらのみち」が道場として使用しています。つまり、高島彩さんは教団に1億8千万円をあげたということですね。すごい取り引きだ…。それにしても、北川悠仁さんも高島彩さんもお金持ってますね。すごい!
一時期は嫁姑問題も話題としてあがりましたが、現在高島彩さんはお子さんを連れて一緒に身曾岐神社に参拝することもあるのだそう。
子供の事を第一に考えれば、姑とも良い関係を築いておいたほうがいいですものね。
かむながらのみちを信仰している芸能人は誰?
「かむながらのみち」を信仰している芸能人を調べてみましたが情報はなく、おそらく芸能人に信仰者はいないと思われます。
北川悠仁さんが「かむながらのみち」の信者なのかもはっきりとした情報はありません。
ただ、北川慈敬さんは、高島彩さんを信者にして教祖にもしようと考えていたくらいなので、北川悠仁さんは信者だと思われます。
北川悠仁さんの他に信者として一番に考えられるのは、ゆずの相方の岩沢厚治さんですが「かむながらのみち」は信仰せず、距離を置いているよう。
以前からゆずの2人の不仲説が噂されていますが、原因は宗教がらみの方向性の違いとも言われています。
楽曲『ガイコクジンノトモダチ』の歌詞に右翼的なメッセージをこめる北川悠仁さんに非難の声もあり、ゆずとしての活動を邪魔されてしまう岩沢厚治さんとしては迷惑に思っているかもしれません。
もし今後、北川悠仁さんが「かむながらのみち」の広告塔の活動をもっとしていくとなれば、ゆずの歌声は聞こえなくなってしまうかもしれませんね。
まとめ
以上、宗教「かむながらのみち」についてお伝えしました。
今回の記事をまとめると、
- 「かむながらのみち」の教主はゆずの北川悠仁さんの母親
- 北川悠仁さんは「かむながらのみち」の広告塔として活動している
- 献金がやばいと言われているが現実はやばくない
- 過去には、「かむながらのみち」の布教や資金集めのために悪質なセミナー会社「ELTジャパン」を設立し、1人20万円以上のお金を搾取しタダで布教活動させていた
- ゆずが愛国ソングで右翼的な歌詞を歌っているのがやばい
- 「かむながらのみち」の次期教祖を高島彩さんにしたい北川慈敬さんとの嫁姑問題が今度どうなるか気になるところ
- 北川悠仁さんが今後ますます「かむながらのみち」の広告塔として活動していくとなったら、ゆずの存続が危ぶまれる
現在「かむながらのみち」自体はトラブルもないですし、特にやばいところはなさそうですね。
ただ、今後のゆずの活動や次期教祖が誰になるのか、高島彩さんとの関係がどうなっていくのかが気になります。
本来、宗教とは人の苦悩や辛い状況から祈りを捧げることで救済してくれるもののはず。
宗教が誰かを苦しめるものになってはいけないですよね。「かむながらのみち」と関わる皆が宗教をよりどころに安心して過ごせるといいなと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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