若い人はほとんど知らないと思いますが、30代以上の人はみんな知っていると言っても過言ではない、声優の大山のぶ代さん。
「ぼくドラえもん」ですよ。水田わさびさんじゃないですよ。26年もの長きに渡ってドラえもんを演じた声優さんです。
そんな元「ドラえもん」が老人ホームで「ジャイアン」になったという噂があるので、大山のぶ代さんの現在の様子や死因の噂から今の活躍ぶりを調べてみました。
大山のぶ代の死因は老衰!2024年現在は90歳で死去
日本を代表する声優として知られ、アニメ「ドラえもん」の初代ドラえもん役で長く親しまれた大山のぶ代さんが、2024年9月29日に老衰のため90歳でこの世を去りました。
所属事務所が10月11日にこの訃報を正式に公表し、すでに親族のみで密葬が執り行われたことが伝えられています。
のび太くんの声優・小原乃梨子さん(2024年7月12日に死去)の後を追うように亡くなった大山のぶ代さん。彼女の死後が安らかになる事を祈りたいと思います。
さて、2012年秋ごろに認知症を発症し、現在は老人ホームにいる大山のぶ代さん。
認知症を発症した当初は、夫の砂川さん・二人のマネージャーの小林明子さん・家政婦さんの介護により在宅治療をしていました。
砂川さんは大山のぶ代さんについて「完全に彼女は子どもになっている。やんちゃな幼い娘ができたという感じがします。愛おしさのようなものを感じる」を語っていました。
砂川さんはできる限り自分で介護をしたいと奮闘しているようですね。
ちなみに、認知症は病気の名前ではなく、特定の症状を示す状態を総称しています。
脳の細胞が死滅したり減少したりした為に、記憶力や判断力が低下している状態をそう呼びます。
認知症の中にも治るものはありますが、それは原因がはっきりしているもの(例えば過去に頭をぶつけて脳の中で溜まった血が脳を圧迫した)だけです。
患者数の多いアルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が減って小さく委縮していく病気で、症状は緩やかに進行していきます。
進行を1年~1年半ほど遅らせる薬はありますが、根治する方法は見つかっていません。
さて、現在の大山のぶ代さんは、テレビでドラえもん見ることもあるようですが、声優として演じた記憶が残っているのかどうか、よく分からないとみたいです。
このころ放映されていたのは新しい声優さんが演じるドラえもんですね。キャラクターを見ても、自分と重ねるようなことはもうなかったようです。
そんな介護も長くは続かず、2016年に砂川さん自身が尿管癌を発症し、その治療の為に介護ができなくなったことから、大山さんは老人ホームに入所しました。
余談ですが、大山さんの夫の砂川さんは、2017年11月に前年に発症した癌が元で亡くなっています。
すでにアルツハイマーを発症していた大山さんは理解できたのでしょうか?
死去後に対面した大山は、棺の横で「お父さん」と言ってポロっと涙をこぼした。
永遠の別れがつらかったのか、マネージャーは「すぐに部屋から出ていこうとして、“帰るの?”と聞いたら“帰る”と。最後は短い時間でした」と明かした。
喪主を務めたが、通夜、葬儀の両日とも出席しなかった。
引用元:スポニチ
最愛の夫の死は理解していたようですが、さすがに喪主を務めたり葬儀でじっとしていることはできなかったようです。
また、砂川さんは死ぬ前にきちんと大山さんのことを託していたようで、
亡き砂川さんの代わりに、今後も小林マネージャーが大山さんの身の回りの世話をされると聞いています。
プロのヘルパーさんがいるホームに入居しているとはいえ、“身内”にしかできないケアはたくさんありますからね。在宅介護をしていたとき、嫌がる大山さんをお風呂に入れてあげたのも彼女です。
ご夫妻のいちばんの理解者で、責任感の強い方ですよ。砂川さんは、彼女にのぶ代さんを託したんです。
引用元:週刊女性
自分が亡くなっても最愛の妻が不自由しないように準備していたようです。本当に愛し合っていたのですね。
さて、夫を亡くして孤独の身になった大山のぶ代さんですが、老人ホームで「ドラえもん」から「ジャイアン」へと変貌を遂げているという噂があります。
「認知症が進行していく半面、体調はどんどんよくなっているそうです。規則正しい生活のおかげで、最近は食欲旺盛。先日行われた定期健診でも、不調はまったく見つからなかったと聞いています」
引用元:女性自身
老人ホームは規則正しいですよね(笑)
声優の忙しい生活から比べれば健康的になってもおかしくはありません。
ホームではちぎり絵教室や合唱の時間があるのですが、のぶ代さんは仲のよい友人たちと一緒に楽しく取り組んでいるそうです。
彼女は“姉御肌”ですから、あれやこれやとみんなを仕切ってあげるのが上手。いわばリーダー的存在で、いまでは“ホームのジャイアン”になっています(笑)
引用元:女性自身
テレビに出ていた当時の大山さんは、ドラえもんの声でちゃきちゃき話す人でしたよね。
人気者になっていても不思議ではありません。でも「ジャイアン」になっているは笑えますね(笑)
そんな大山さんも夫の砂川さんへの愛は忘れていないようで
のぶ代さんは10月16日生まれ。ちょうど1年前の誕生日に、砂川さんは彼女が大好きな花束とホームで着る用のパジャマをプレゼントしてあげたんです。
季節に合わせて、可愛い柄物のパジャマを3着。すでにゴムが伸びてほころびも出てきたのですが、のぶ代さんはいまでもそのパジャマを毎日着続けているそうです
引用元:女性自身
微笑ましいエピソードですよね。
あまりにテレビに出ていないから死亡説が噂されていますが、現在も元気ですよ(笑)
入居していた場所は中目黒近くの高級老人ホーム
大山さんが夫の砂川さんと暮らしていたのは、東京都の中目黒でした。
近所には現代彫刻美術館があり閑静な高級住宅街です。
砂川さんの癌が発見された際に入居していることから、中目黒からそう遠くない老人ホームに入ったと考えられます。
“中目黒”“高級”“老人ホーム”で出てくる老人ホームをいくつかご紹介します。
どちらも24時間介護士が在中していて、認知症患者も入居可能です。
『ヒルデモア駒沢公園』
豊かな自然に囲まれていて「目黒区みどりのまちなみ賞」を受賞しているそうです。
きれいな部屋ですね!
中庭には小さな滝も流れていて、都会の中でも自然を感じることができそうです。
『アリア目黒洗足』
閑静な住宅街の中で、広い敷地を持ち、中庭にはソメイヨシノも咲くそうです。
ここは老人ホームですよね?
晴れた日には屋上から富士山も見れるそうです。
『グランダ学芸大学』
設備はもちろん近隣に公園や商店街があり、駅も近く訪れるご家族にも心地よいホームみたいです。
ヒノキ風呂?温泉ですか?代わりに入りたくなってしまいます(笑)。
いかがですか?どこかの押し入れにドラえもんがいるかもしれないですね( `ー´)ノ
以上大山のぶ代さんが居るかもしれない老人ホームをまとめてみました!
大山のぶ代の最新画像は2015年で以降の露出はない
大山さんが引退されてからの画像はありませんでした。
2015年に開かれた「ドラえもん映画祭2015」で手紙が披露されたのが最後になっています。
映画「ドラえもん」シリーズの35周年を記念して開かれたもので、現在の「ドラえもん」と「のび太くん」、先代の「のび太くん」と「しずかちゃん」が揃いました。
その中で先代の「のび太くん」の小原さんから大山さんの手紙が代読されました。
思い出深い映画シリーズについて「特に私にとっては『のび太の恐竜』。初めての映画ということで感激したことは忘れません」と語られています。
出典:natalie.mu
サプライズだったそうで、出演者は大山さんからの手紙に驚きで放心状態だったようです。
では、大山さんのプロフィールから見ていきましょう。
女優デビューから声優の道に進み様々な役を経験
大山のぶ代さんはドラえもんで有名な元声優さんであり、歌手・エッセイストなどとしても活躍されました。
1933年10月16日生まれで御年91歳になります(2024年現在)。
1956年に女優としてNHKのドラマでデビューしています。
びっくりするほど美人さんです!
今でも活躍されている女優の冨士眞奈美さんと仲が良く、4年半ほど同居もしていたそうです。
声優としては1957年に「名犬ラッシー」の吹替えでデビューしており、その後数々の役を演じています。
「ドラえもん」は1979年4月から演じ、2005年3月までの26年間に渡って演じています。
ちなみに、ドラえもんは3代目で、2代目は「ドラゴンボール」の孫悟空で有名な野沢雅子さんです。
2008年に心筋梗塞と脳梗塞を併発して緊急入院しましたが、4か月後には退院し日常生活に支障がない程度には回復しています。
プライベートでは、初代体操のおにいさんである砂川啓介さんと1964年2月に結婚しています。
1人目のお子さんは妊娠7か月、2人目のお子さんは生後7か月で亡くされておりお子さんはいません。
大山さんは2012年にアルツハイマーを発症しており、その看護をしていたのは夫の砂川さんでした。
その砂川さんも2017年7月に他界し、現在は老人ホームで生活していると言われています。
大山のぶ代さんは、2012年秋にアルツハイマー型認知症の診断を受けています。
当時の大山さんは「ドラえもん」を引退し、ゲームキャラクターの声を演じていました。
- 2010年 PSP用ゲームソフト「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」
- 2012年 同「スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園」
- 2013年 テレビアニメ「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation」
これらの作品の「モノクマ」というちょっとワルなクマのキャラクターを演じています。
また、2014年から2015年にかけて、全農によって製作されたWebアニメ「おにくだいすき! ゼウシくん」にも参加しています。
当初、病気のことは内密にされていました。
2015年5月15日にTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」にゲスト出演した夫の砂川啓介さんにより、認知症であること、闘病中であることが発表されました。
これは、砂川さんの友人の毒蝮三太夫さんから「ひとりで抱えていたら共倒れになる。公表した方が楽になれるから」とアドバイスされたことがきっかけだったようです。
ちなみに、記者会見では大山さんが年齢を3歳下にサバを読んでいたことが語られています。
2人の結婚当初は姉さん女房は抵抗のあった時代で、砂川さんの両親に対する大山さんの心遣いだそうです。
「モノクマ」も「みの太」も認知症を発症した状態で演じていたことになります。
認知症の症状の重さにもよりますが、自分すら忘れてしまう病気で声優が務まるのでしょうか?
さすがは「ドラえもん」なのか、軽快に話す「みの太」の映像を見つけたので貼っておきます。
往年のドラえもんファンには懐かしい声ですね!
これで認知症だというのですから信じられません。
大山のぶ代がドラえもんの降板を知らなかった噂はガセ
全くの嘘でした。
自宅に記者に押しかけられ、迎えの車に乗ろうとしたところを遠くからカメラマンに撮影され、「アッ、と驚く大山のぶ代」という見出しで記事を書かれたそうです。
- あまりに唐突な交代劇に、旧声優陣達には不満が渦巻いている
- ドラえもんの大山のぶ代も、いまだに怒っています
などと嘘を並べ立てられました。
実際には、テレビ朝日と79年のシリーズ放送開始から出ている5人とが、降板の1年ほど前から協議していたようです。
その5人のメンバーと当時の年齢がこちらです。
- ドラえもん「大山のぶ代」当時68歳
- のび太「小原乃梨子」当時69歳
- しずかちゃん「野村道子」当時66歳
- ジャイアン「たてかべ和也」当時70歳
- スネ夫「肝付兼太」当時69歳
さすがに引退する年齢ですね。
ちょうど25周年という区切りもあったので一斉に降板したようです。
大山さん自身も「役者の死による最悪の交代だけは避けたい」という思いがあり、引退という運びになりました。
大山さんはドラえもんを辞めてからもその愛情は変わらいようで、
テリー伊藤「4月からのドラえもんを見ますか」
大山「もちろん見ますよ。だってあの子はカワイイもの!」
大山さんにとってドラえもんは「かわいいあの子」だそうです。自分の声でなくなっても番組を見ると語っているくらい愛しているのですね。
まとめ
大山さんがドラえもんを引退してかなりの年数が経ちましたが、未だにその声を懐かしむ意見が後を絶ちません。
長く聞いてきた特徴のある声に愛着がありますから、声が変わるだけで違和感がありますよね。
今のドラえもんも随分続いていますがまだまだ及びません…いつまでも僕たちの「ドラえもん」で、そして元気にホームの「ジャイアン」でいてほしいものです。
コメント
書き込みなんて初めてです。記事本当にありがとうございます。
心が懐かしさにふるえました。
ちょうどのぶ代さんのご主人の
介護手記「娘になった妻、のぶ代へ」を借りていたところです。
のぶ代さん、今も
ご健在でよかったです。
ご主人の佐川さんとのぶ代さんの夫婦愛、素敵ですね。
挿絵も素敵です!どなたが描かれたのでしょう?
記事もとても良かったです。
ありがとうございました
m(_ _)m